第7章 池田屋事件その後
池田屋は屋敷の中は無論の事、表通り、坂本達の居た裏口は悲惨な状態だった。
特に裏口には、奥沢をはじめとする、3名の隊士が命を落とした。
もし坂本達が居なかったら、死んでないかもしれない。
奥沢たちの遺体が丁重に、運ばれている姿を見て坂本は思った。
亡くなった隊士自身や子供、孫がもしこの先の、日本に影響する人物になっていたら、ここで尽きてしまう。
それだけではない。
たった1人で死で、幕末から現代までの150年間何十人何百人の人が、生まれなくなってしまうんだろうか。
やはり自分達の存在は、危険であると改めて感じていた。
特に拓司や守屋は、武市の為なら、この先も平気で人を斬るであろう。
何としても止めなくてはならないと、心に誓ったのだった。
近藤は、池田屋の表に隊士、怪我人、遺体を集めた。
池田屋の見聞は幕府、会津に任せて屯所に帰ることにした。
少し変わってしまったが、予定通り池田屋事件が起きたのだった。
屯所に着くと、近藤は坂本達に、お風呂を用意してくれた。
お風呂に入った後、話があるので、また集まる様に指示を受けた。
風呂の前に、3人は急いで麻美達の所に、戻る事にした。
池田屋事件で坂本達の心配をしてるだろう。
恭子はもちろんだが、気の強い麻美は安堵して怒りながら、泣いてしまうだろう。
いつも一緒に居た幼馴染である。
早く無事な姿を見せてあげたい。
そして3人は襖を勢いよく開けた。
「ただいまぁぁ」
2人は....
布団を敷いて可愛い寝顔をして寝ていた。
全く心配していなかった。




