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運命の絆  作者: ふじわら
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第6章 池田屋騒動

新撰組の圧勝だった

池田屋周辺は野次馬で人がごったえいしていた

騒ぎを聞きつけ集まってきたのだ




そこに幕府と会津がようやく到着した

100名は居るだろうか


合図と共に中に入ろうとしたが入り口から

返り血を浴びた男が出てくる

土方である



土方は会釈をして幕末と会津に嫌味を言った


「これはこれは今頃到着ご苦労様です。もはやかたはつきましたので、どうぞお引き取りを」


後から来て手柄を横取りされたくないのである


「中は暗く、隊士にはこの隊服以外の者は、斬り捨てる様に命じておりますので、今入ると命の保証はござらん」


殺気で満ちている土方に恐怖し、臆して

幕府や会津は入る事が出来なかった


池田屋の中では、宮部鼎蔵は討ち取られ、吉田稔麿は脱出後、長州藩邸に応援を要請後、再び池田屋に戻って討ち死に。


浪士

捕縛者10数名

死者10数名

逃亡後捕縛され死罪10数名


新撰組

永倉 軽症

藤堂 重症


隊士数名重軽傷

死者2名


この池田屋事件より明治維新が、10年早くなったとも遅くなったとも言われてる


余談であるが吉田稔麿という人物はかなりの秀才らしく、もし明治まで生きていれば大久保利通、木戸孝允(桂小五郎)と並ぶ、官僚になっていたとされている


人生なんて選択を間違えると、狂ってしまう

そんな事を感じさせられる


一方坂本達は....


物音が聞こえなくなり、戦闘が終わり安堵していた


奥沢が表に戻る様に隊士に指示をだす

隊士が戻り坂本達も戻ろうとした時、緊張が取れたのかのりおが小便したいと言い出す


飽きれた坂本だったがわんわんも同じく小便がしたくなり、2人は少し離れて用を足した

仕方なく坂本と奥沢は待つ事にした


「全く緊張感がない奴らめ」


坂本が言うと奥沢はクスクスと笑った


「まぁ無理はない。我々だってこんな戦初めてだしな」

 「あれ?奥沢さんが笑ったの初めて見た」

「そうか?私だって楽しい時は笑うぞ」

「いつも仏頂面なのに?」

「貴様斬り捨てるぞ」


顔と顔見合う2人だったが、同時に笑った



しかし坂本は忘れていた、この奥沢という男が池田屋で死亡する事を....



その時、月が雲に隠れて辺り一面真暗になった


用を足した2人がこっちに戻って、歩いて来てたが前がよく見えない



「暗っ!」

「全然見えないっすね」

「おーい。もっさん?」


わんわんが坂本を大声で呼ぶ


「こっちだよ」

「どっちだよ」

「こっちだよ」

「だからどっちだよ」

「こっちだってばさ」


それを聞いてた奥沢笑う


「君達は本当に面白いな。仲がいいんだな」

「まぁ腐れ縁ってやつですよ」

「腐れ縁か、私も グッッ」

「奥沢さん?」


会話の途中で奥沢が急に苦しみ出す

坂本は何があったのか暗くてよく見えない


「奥沢さん!!どうしたんですか!?」

「グウッッッ!!逃げ...」



ドサっと音を立てて、地面に倒れる奥沢。

誰かに後ろから斬られたのだ。

「奥沢さん!奥沢さん!!」


必死で奥沢の名前を呼ぶ坂本だったが、奥沢からの返事は返ってこなかった



わんわんとのりおは、坂本の声を聞きただ事じゃないと感じた。



そして暗い中、3人はなんとか合流した


わんわんが坂本に尋ねた

「どうしたの?」

「奥沢さんが斬られたみたい、そこにいる奴に」


坂本は臆しながら指を刺す


暗くてよく見えないが、確かに刀を持った2人が立っているのがわかった


そして暗闇の向こうから殺気に満ちた怒声が飛んでくる。



「壬生狼がぁ!よくもやってくれたなぁ!」

「全員叩き斬っちゃるきに!」

 

新撰組に対する2人の殺気は、すさましかった


わんわんは違和感を覚えた

「え??ちょっと...」




坂本達の護衛は誰一人もいない

暗くて逃げる事すら出来ない。


だが暗闇に少し目が慣れてきたのか2人の形が、わかる様になってきた


「おまんら、刀を抜け」

「いや〜僕らは新撰組じゃないですから...」


坂本がやんわり拒否する


「嘘つけ!なぜそがな、目障りなハッピを斬ちょるか?」


「やっぱり...」

わんわんは違和感から確信に変わりつつあった


  

「おまんらぁぁぁ絶対に許さんぜよ、よくも亀さんを!!それに佶磨さんはどこぜよ!?」


わんわんとのりおは、誰のこと言ってるかよくわからないが、坂本はすぐわかった


「望月亀弥太と北添佶磨のことですか?」


これには2人の男は驚く

「おんしゃ、なぜフルネームを知っちょるがか?」

「なぜって言われても...」


わんわんに続きのりおも違和感を覚える


「まぁええ。抜かんなら、そんまま死にや」


男は坂本に斬りかかろうとした時、雲が晴れ月が光を灯す

あたり一面明るくなり、全員の姿がはっきりと

見えた


全員が驚愕した


「え?!!!」


わんわんは目を瞑り囁く

「くそっ最悪だ!!」


坂本が驚きを隠せない様子で叫んだ


「拓司!?守屋!?」



5人は最悪の状況で再会した


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― 新着の感想 ―
[良い点] ここで守屋と拓司出すか 面白いね [一言] これからの展開に楽しみにしています
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