第6章 池田屋騒動
朝になり奥沢が全員を起こす
八木家の主人源之丞を紹介された
「君達がアメリカ帰りのひとかね?」
「はい」
坂本は頷き答える
八木源之丞は人柄は温厚で新撰組の良き理解者でもある
源之丞は坂本達に朝食を用意してくれた
朝食を食べて何もする事がない坂本達は部屋で時間を潰していた
そこに奥沢がやってくる
これから街に行き坂本達に服を与えるように山南から言付けられたのである
確かにこの格好じゃ目立つ
お金は山南が用立てくれていた
坂本達は奥沢に案内されて街に繰り出す
服屋に付き早速幕末の時代にあった服を買ってもらった
男は早く済んだが麻美達はそうも行かない
あーでもない。こーでもないと服に悩み1時間くらい悩みようやく決まった
坂本達は店の外で待っていた
「おせ〜な」
苛立つ3人
最初に着替えて出てきたのは恭子である
やはり美人は何を着ても美人である
坂本達は見惚れてしまった
そして次に麻美が着替え出てくる
やはり恭子同様、美人なので見惚れてしまう
2人は手を広げ回りながら聞く
「どう?似合う?」
わんわんとのりおは素直に頷くが坂本は天邪鬼だった
「恭子は似合うけど麻美は...」
むっとする麻美。
それに対しわんわんが坂本に言った
「これだから童貞は...」
麻美も一緒になって言う
「これだから童貞は...」
「童貞じゃねーし」
ムキに答える
そして奥沢はこのまま八木邸に帰ることを告げられた
そのまま奥沢に付いて行き八木邸に帰る途中前から野良犬が歩いてくる
奥沢は坂本達に気をつけるように注意を促した
「またあの犬か。気をつけよ、この間あの犬に噛まれ隊士が死んだのだ」
恐らく狂犬病だろう
この時代にはまだ予防接種がない
狂犬病自体知られてないだろう
犬はこっちに気がつき威嚇し始める
今にも襲って来そうな感じである
そして...
こっち向かい走ってくる
奥沢は刀を抜き身構える
「どいてなさい」
しかし恭子が奥沢の前に立ち笑顔でしゃがんで手を広げ犬に呼びかける
「おいで」
わんわんは恭子に叫んだ
「馬鹿やめろ!」
犬は恭子に向かい飛びかかろうとしたその時直前でスピードを落とし恭子前で尻尾を振った
恭子は犬の頭を撫でた
犬も恭子の手をペロペロ舐め甘え出す
さすが恭子であった
坂本は呟いた
「ライオンでも恭子に懐くんじゃね?」
これには奥沢も驚いていた
この様子を遠くから見ていた男が居た
沖田総司だった
沖田は笑みを浮かべなら独り言を言った
「凄いな〜あの子」
そう言うと屯所に帰っていた
坂本達も帰ろうと歩きだしたが...
やはり案の定、犬が恭子について来てしまう
何度も恭子は犬に付いて来ないでと素振りはするが犬は尻尾を振って付いてくる
困った恭子に奥沢が山南に話しを通すと言う事でとりあえず連れて帰ることにした
坂本達が屯所に帰ると屯所が慌ただしかった
そして坂本達は再び土方に呼ばれた
部屋に行くと中央に近藤が座りその左右に土方、沖田、山南、原田、永倉や他の隊士が座っていた
部屋の隅の方に座るように指示をされ座った
そして近藤が口を開く
「そこの者らの情報と我々の情報で古高を捕縛し、家を調べた結果、大量の武器や弾薬が発見された」
永倉が近藤に尋ねた
「武器や弾薬が発見されたのならこの者らの言った通り何か計画を立ててるのでは?」
近藤は頷く
「おそらくそうであろう、今から古高を取調べ聞き出すこととする」
そう言うと近藤は島田に古高を取り調べるよう指示をした
そして1人の男が近藤に尋ねた
「局長あいつらは誰だ?」
近藤はすぐさま答えた
「アメリカ帰りの....」
近藤は頭を斜めにして考え坂本達の名前を知らない事に気がついた
「そう言えば君達の名前を知らなかった」
沖田は笑いながら言った
「昨日ドタバタしてましたからねぇ〜」
坂本達は自分たちの自己紹介をした
近藤も一人一人の隊士を紹介してくれた
坂本は興奮していた
紹介された中には
藤堂平助
井上源三郎
谷三十郎
武田観柳斎
松原忠司
など新撰組の隊長が居た
坂本はますます興奮した
(おーやべーやべーお母ちゃん)
しかしのりおがある事に気づき坂本に尋ねる
「藤田五郎は居ないんですか?」
「藤田五郎?ああ斎藤一か」
「るろ○に剣心で出てたんで」
坂本は周囲を見渡し探した
でも顔がわからない事に気づく
「わからん...」
その時だった近藤に指示された島田が慌てて戻ってくる
「局長!!!」
息を切らせながら叫ぶ島田
近藤は只ごとではないと察して島田に返事する
「どうした」
島田は慌てながら答える
「斉藤さんが殺されて古高が逃げました!!」
近藤は声をあげて驚いた
「なんだと!!!!」
すぐ様全員で古高を監禁してる前川邸の蔵に向かった
坂本は驚いた
「なんで....斎藤一が....」
わんわんは呟いた
「歴史が変わったんだ」
「マジか...」
坂本はそう言うとガクンと身体から力が抜けた
坂本達が恐れていた事が現実になってしまった




