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運命の絆  作者: ふじわら
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第4章 激論

鋭い眼差しで睨みつける土方敏三


「貴様ら尊王攘夷の志と申したな」

「はい」

「ならばなぜその様なアメリカに被れた格好をしてるのだ」

「いやだからそれは...」


「まずい」と表情が拒まむ坂本


しかし尊王攘夷がわかってないわんわんは困惑する 


尊王はなんとなくわかるが攘夷が全くわからない



更に土方は立ち上がり畳み掛ける


「その様な格好して攘夷とは笑わせるな!」


坂本はなんとかわんわんに攘夷の意味を伝えるため、口を開く



「確かに尊王攘夷の志を持った者の格好ではないでしょうが外国人を打ち払う攘夷の思想は本当です。なんせ帰国したばかりなので...」


坂本の精一杯のアシストだった


この発言でわんわんは攘夷の意味を理解出来たのだったが、余計土方に火を着けてしまった


「帰国したばかりだと?3ヶ月前って言ったではないか」

「それは....」


困惑する坂本


しかしここで

攘夷の意味を知ったわんわんが土方を煽る

「銭がないんです」

「なぜ働かぬ?」

「働きたくないんです」

「なぜ働きたくないのだ」

「疲れるからです」


土方は激怒し刀に手を掛けた

「貴様愚弄してるのか?」



坂本達は一瞬で恐怖した

当然の結果である

土方が怒るも当然である



だがしかし怯まないわんわん


「え?こわっ!斬るんですか?新撰組の副長がこれくらいの事で斬るんですか?いささかがっかりですね」

「なんだと?!」


どう見ても煽ってるしか思えない坂本達


「もし我々が物凄い情報を持ってるとしたら...」

「何?」

「いやなんでもないです」


これはわんわんの賭けでもあった

ここで煽って自分らの事をグレーゾーンに持っていき曖昧にするためである


物凄い情報という思わせぶりな態度、人間の欲をついた絶妙な駆け引きであった


わんわんの思惑通り釣られる土方

「物凄い情報だと...?申してみろ」


だがここで更に強気に出るわんわん

「いやです」


「え?」

坂本達は驚く


坂本は思う

(なんでだよ...せっかく乗ったのになんでよ...わんわーん)


土方は刀を抜きわんわんに剣先を向けた


「どうやら死にたいらしいな」

「死にたくないです」

「ではなぜ言わぬ」


この時彼が考えてた事はこの先の事だった

情報をすぐ渡してしまったら、自分達がどうなるかわからない事と、この時代に生きていくにはどうしても新撰組の力が必要だと。


「こちらにも条件があります」

「条件だと?」

「はい」

「貴様、自分の置かれてる立場をわかっているのか?」

土方は剣先を彼の喉に近づける。


新撰組からすれば坂本達は不貞の輩である

その不貞な輩から取引を持ちかけて来ることすらおかしな話しである


しかし彼は怯まず前に進む

「この情報は新撰組が大きくなるチャン...いや千載一遇の好機ですよ?」

「クッ...」


一瞬顔が拒まむ土方


それを見逃さないわんわん

ここだと思い一気に畳み掛ける


「土方さん?もし我々の情報嘘偽りであればその時斬れば良いじゃないですか?それでも信用できなければここで斬って構いません」


土方は暫くわんわんの目を鋭い目線をやり

そして...


嘲笑い刀を鞘にしまった

坂本はホッとした表情を浮かべる


わんわんの思惑通り事が進んだ





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