ライムのアルクと出来ちゃった婚計画
ライムはアルクと付き合う、いや結婚する為に考えを巡らせていた。
2人のサビアを抱えるアルクさんと結ばれるにはモタモタしていたらダメ。
アルクさんが好き放題に出来る女のサビアと一緒に暮らしてるんだから、遅かれ早かれエッチなハーレムになってしまうわ。
実際、サビアを持ってる人は大体そうなってるわね。
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だが、アルク。
アルクはこの世でもまれにみるヘタレ。
アルクはヘタレなので女の子に手を出せない、いやエッチな事への興味は人一倍あるんだが相手がサビアであっても嫌われるのが怖くて手を出せないのだ。
実際、アルクがチカン師になる前、ミントと付き合ってた時もフラれるのが怖くてキスどころか手を繋いだことも無かったのだ。
ライムがアルクのことを心配する必要など無かったのだ。
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エッチなハーレムを築いてしまえば、女性への興味が失せてしまう結末になるのがわかりきっている。
そうなれば一生独身を貫き通し、結婚しない結末になるのが見えている。
そうならない為にも……。
わたしは今回の一泊二日の講習でアルクさんを寝取って既成事実を作って彼女になってみせる。
そう決意するライムであった。
ライムの作戦はこうだ。
講習の参加者はネーベン村からの『ソラ団』の3名、そしてアルクさんのパーティーの『リプレースメント』のアルクさん、ソニアさん、アイラさんの3名に教官兼アルクパーティーのメンバーのわたしライムの計7名だ。
ソラ団のパーティーメンバーには3人用のテントを用意し、リプレースメントのメンバーには2人用テントを2つ用意する。
当然、アイラさんかソニアさんがアルクさんと一緒に寝たがるだろうけど、そこは教官権限を発動して「男の人と女の人を一緒に寝かせて何か問題が起きたらわたしが責任を取らないといけないんですよ!」と一喝。
ソニアさんとアイラさんを一緒に寝かせることにするわ。
そこまで来れればアルクさんと結婚したも同然。
あとは、アルクさんをその気にさせればいいだけよ。
アルクさんをその気にさせる為に買うのがめちゃくちゃ恥ずかしかったスケスケのエッチな下着も用意した!
それだけじゃない。
夜の食事はスタミナたっぷり元気でまくりムラムラしまくりの素材、レバーとウナギとニンニクとニラとネギを用意したわ。
これを煮込んで夕食に出せばアルクさんは目が血走って寝てるどころじゃなくなるわ。
そこで、テントに入るわたしとアルクさん。
狭いテントの中でスケスケ下着の肩ひもをずらしたら……もう彼はわたしのもの。
そこまで到達できれば後は簡単。
本を見て勉強したあんなことやこんなこと、アルクさんの喜ぶことをしまくって既成事実を作るの。
初めてすることなので邪魔が入らぬよう、テントの外に声が漏れないように気を付けないとね……。
そうなったら出来ちゃった婚まっしぐら。
穴だらけの甘々な計画で、取らぬ狸の皮算用をするライムであった。




