しょうげきのじじつ!?です。
微エロあり?
『あらあら。ごめんあそばせ?貴方達があまりに微笑ましかったので、つい言うタイミングを逃してしまいましたわ。』
パラパラと笑いながら言うカトレアさん。知っていたなら、何故言ってくれなかったのですか!!と、言いたいですがそれどころではありません。
「オーイー……。ニコー……。降りてこーーイーー…。」
現在、カトレアさんの1番上なうです。
1番上の枝で悶え中なうです。
(ううう…。やっちゃった…。やっちゃった…。どうしようどうしようどうしようどうしようどうしよう!?)
ボッ
先程の事を思いだし、顔が発火しそうな程熱くなります。恥ずかしくて枝の上をゴロゴロゴロゴロ転げ回ります。
どうしてこんな事しているのかというと、それは今から数分前に遡ります…。
◆◆◆
数分前。
僕は早朝の出来事を思いだしながら目を覚ましました。
(リンちゃんに、謝らないと…。)
半分寝ぼけた頭で起きた僕は早朝に大声で起こしてしまった事を詫びようと思いながら体を動かしました。
ふにっ
動かした前脚がふにっとした何かを触りました。
「……?」
ふにふにした何かはとても温かくて柔らかくて真っ赤でした。
なんと言いますか、その、あれです。あれ。華凛ちゃんとかフェリ君みたいな子供の頬みたいなもっちりスベスベした肌触りでとても気持ちいい感触てした。
ふにふにふにふにすべすべすべ
ふにすべの感触が面白くて、つい頬擦りしてしまいました。…だって触っていたら華凛ちゃん達の事思い出してしまったんです。懐かしくて、ついしてしまったのです。……しかた、ないですよね?
「……にこ、くすぐったい。」
ここでリンちゃんも起きました。
顔を上げるとリンちゃんが大きな欠伸をしているのが見えました。僕がすりすりしていたのはリンちゃんのお胸だったようです。
「……りんちゃん。おはよーございますです…。りんちゃんのおはだ、とてもきもちいーですね。」
すりすり
そう言って僕はもう一度胸をすりすりします。心なしか、甘いMilchとツンと薫る血の刺激的な匂いがします。リンちゃんの匂いですかね?この匂い、凄く好きです。
「ニコ、いい加減にしろヨ~。」
ひょいっ
「あ~……。」
リンちゃんが僕を掴み、起き上がります。…腹筋だけで起き上がれるとか、羨ましいです。
「ニコ、駄目ダロ~が。人の胸スリスリしちゃヨ~。擽っいっタラありゃシね~よ。」
「うう…、ごめんなさいです。」
リンちゃんにお説教をされてしまいました。……なんででしょう。普段といいますか、こんなこと前世でも無かったのに。今無性に誰かに甘えたい気分です。本当に今まで、MutterとかVaterくらいにしかこんな感情無かったのに…。あの夢見たせいですかね?
「はあ~。しょーがネーなー…。イーかニコ。オメェはガキだからまだイーけど、これから雌の胸スリスリしちゃー駄目だゾ。オメェはまだガキで蜘蛛でオレの友達だから許されっケド、もうヤっちゃ駄目だゾ。」
そう言って僕を降ろし、飯行くぞー。と言ってリンちゃんはスタコラ歩いて行きます。
……めす?
リンちゃんの後を追いかけ、朝御飯を食べながら以下の質問をしました。
Q リンちゃん、雌って誰がですか?
A オレ。
Q 腰布イッチョですよ?
A集落じゃ雄も雌も皆こうダッタぞ?
Q 一人称、「オレ」ですよね?
A?それがドーかしたノか?
Q……もう一度聞きます。雌って、誰がですか?
「(モグモグ…ごくん)だーかーら、オレっつてダロ。つか、オレ1回もオレが“雄”ダなんて言ってねーダロ。」
食事の手が止まった僕に、コレ食わねーなら貰ってとイーか?とリンちゃんが言ったのでご飯をあげ、僕は先程のAを復唱します。
(りんちゃんが、めす?雌、メス、牝、♀……?)
頭の中でメスの単語と♀の記号が仲良く腕を組んでラインダンス。何故かマイムマイムの音楽に合わせて躍り回っています。
混乱する頭。今までの所業。
そして、先程の僕の行動。
「…………。
Boaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa!?」
「グギャ!?」
◆◆◆
「Boa!Boa!?Boaaaaaa!?」
アアァァァァァァァ!!何やってんてですか僕!?
知らなかったとはいえ、女の子の胸に頭スリスリするとか変態ですか!?おまけに好きな匂いってなんですか!!好きな匂いって!!
「ニコー。降ーりーてーこーーイ…。オレ。気にしてネェーからーー…。」
ぼ く が き に す る ん で す よ!!
アアァァァァァァァ!!ほんと、どうして気づかなかった僕!!“リン”って名前、よくよく考えてみれば女の子の名前でしょーが!!と言いますか、世界に“エレン”とか“マルコ”とか“しのぶ”とか紛らわしい名前多すぎなんですよ!?宙ちゃんも男女両用の名前ですし!!
「ニコー…。イーかげん降りてコーーい……。気にしてネェーゾーって言ってンダロー…。」
それは僕(の肉体)が生後半年もないからでしょ!?子供認定しているからでしょ!!
僕、(精神的には)17歳ですから!前世引き継ぎでホントは17歳ですから!!肉体年齢と精神年齢合っていませんから!!
「A,A,A,A,A,A,……。」
枝の上でゴロゴロゴロゴロ。
誰か、僕にStrafeを、Der Zorn des Himmelsをください!!
その後、『いい加減にしなさい!!』とカトレアに怒られ、川で入水を死ぬ寸前までする事(勿論セルフ。救出だけリン)でニコの気はおさまりました。
リンはホント気にしてない。
……つか端からは、ただ男の子にしか見えない女の子が子犬と戯れているようにしか見えない図。
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