じゃくてんです。②
更新が遅れて申し訳ありません。
本日1話目です。
2話目なのですが、申し訳ありませんが、明日になりそうです。
クモノガタリをお読みしてくださいます皆さまには大変ご迷惑をおかけします。
私のワガママではございますが、今後もクモノガタリをよろしくお願いいたします…。
『『ぜーはーぜーはーぜー…。』』
全力疾走で雨から逃げ、大きな木の下に逃げ込みます。……まさか、僕の糸にこんな弱点があるなんて…。くうぅ。悔しいです…。
『アー、びっくりしたゼ…。ニコの糸も万能じゃないンだナ…。』
グサッ!
『ハウゥ…!』
リンちゃん からの こうげき。
ニコ に こうかばつぐん だ。
『まさか雨に弱いナンテな……。以外ダッタぜ…。』
ググサッ
『カハッ…!』
リンちゃん からの こうげき。
ニコ に こうかばつぐんだ。
『ま、弱点の1つや2つ…アッテ当然か…。
ガハハハ!やーよかったゼ。オマエもフツーのスパイd……あ、今はホーンスパイダーだっけ?ともかく、フツーの蜘蛛だったンだな。……プッ。グフフフフフ。ガーッハハハハハ!』
グッ…サーーーン!!
『Ach!』
リンちゃん からの こうげき。
ニコ に こうかばつぐんだ。
ニコ は めのまえ が まっくら に なった…。
『……ウ。』
『ガーハーハーハーー…?アレ?ニコ?どうk『リンちゃんのバカーーー!』……ア?ッ!?ニコ!!』
ダッ
木を飛びだし、雨の中を走ります。
ウウウ…。リンちゃんのばかーー。
しょうがないじゃないですか…。知らなかったんですから…。でも、弱いのは“糸”だけなんですよ!僕は…。僕は…。別に雨の中でも元気ビンビン!!ハツラツ!!な蜘蛛なんですからねーー!!
バシャバシャバ………タン
『……キュウ。』
『………………ニコーーーーーー!?』
木を出て数歩。
雨に溶けるように全身から力が抜けた蜘蛛がそこにいました…。
『エッ!?ニコ!?どうしたンだ!!』
あう~。リンちゃんのこえがきこえます~。
おきられないです~。じめんべちゃべちゃです~。
『ニコ!?ニコ!!』
ごめんなさい~。りんちゃん~。ぼく、きみのいうとうり、みずが、だめ…な……くもで………し……た…。
ガクッ
『ニーーーコーーー!?』
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
『ごめんなさい。』
『……。』
数分後、敵地から救出され、案の定怒られました…。
ううう。ごめんなさい…。
『イイカ?ニコ?
笑ったオレも悪いガ、無理はダメだ。絶対にダメだ。只でさえオマエは謎が多いンだ。無茶するな。
次、したら、絶交。
わかったか?』
グスッ
泣きながら、単語区切りで怒られました…。
ウウウ~……。ごめんなさい。
僕、リンちゃんに情けない所を見せたくなかっただけだったのに……。水をモノともしない姿を見せたかっただけなのに~……!
……すみません。ムキになってました…。ごめんなさい。
『……まあイイ。
弱点を早めに知れた。ッツー事で、話を終わりにスルカ…。
うん。弱点知れたのは大収穫だしな…。コレで終わりにスッゾー!!』
『!は、ハイです~!』
ジメジメした話を打ちきります!
うん!そうだよね!!
弱点知れたって事は、対策をたてる事が出来るって事だよね!!
うん!回りに回って、イイ事ですよね!!
ザーザーザー
雨の中、リンちゃんと一緒に雨宿りです。
割と強く降る雨でしたが、リンちゃんとお喋りしている間に小降りになりました。いやー。お喋り楽しかったです!もっぱら森の話でしたけど、リンちゃんの博識が火を吹きましたね!!この森の名前が“ゴールの森”と言う事とか生態系の話とか食べてはいけない植物とか。兎に角出るわ出るわ…。知識の宝箱のようでした。流石リンちゃん…。恐ろしい子…です。そんな君が一番の友達の僕は(無いけど)鼻高々です。
『まーつまり、レッドベアーは夜しか行動し……?』
『?どうかしたんですか?』
レッドベアー(あの隼さんと戦っていた熊さんです。)の話をしている途中。急にリンちゃんが口を止めました。……いいところでしたのに…。
『なぁ、ニコ。
ナンカ、聴こえねえカ?』
そう言うとリンちゃんは耳に手をあて、より音を拾おうと耳をすまします。
僕は《身体能力強化》を耳と目に集中させ、辺りを捜します。
~~~♪~~~♪
何処からか、軽やかな音が聴こえてきました。
……?なんですか?コレ?鳴き声みたいですけど……?
『ニコ…。』
『リンちゃん…。』
コクンッ
僕達は目で合図をかわし、今だ降る雨を避けながら音の発生源まで移動して行きます。
~~~~♪~~~ン♪
木々の間をすり抜け、風と混ざり、雨の音すら巻き込んで響く音。……いえ、コレは…音色?
~~~♪~~…ち…♪~~ぇ♪
リンちゃんと共に森を進んで行きます。
濡れた葉をゆさる木々。風に運ばれ流れる音色。 雨にも負けない、いや、雨すら巻き込み紡がれる音の世界。
一歩。また一歩。
導かれるように進んだ先。そこにあったのは…。
「「「ヒョロロロロ~♪ピエッ♪」」」
さわ…さわさわ……
主の樹様よりも、もっと大きくて太い幹の樹と、色鮮やかなたくさんの小鳥さん達でした…。
少し短めになりました。
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