いのちのみなもとです。
少し投稿が遅れました…。
少々腐った表現あり。
思いついたら即行動です!
僕は傷ついた脚に噛みつき、肉を引きちぎります。
ぐじゅっぁ
「~~~ッ!!」
い、いいいいい痛いです、痛いですーーー!!
あまりの痛さにゴロゴロゴロゴロ床で転げ回ります。痛くて涙目になりますけど、目的である僕の血を出すことには成功しました……(泣)。
ポタポタと血を流す脚をリンちゃんの口元に寄せ、血を口の中に落とします。
そして、
ポタ、ポタ
『……(ごく)。』
(のんだ…!リンちゃんが飲んだーーー!!)
喉が微かに動き、僕の血を飲みました!!
そう!僕が思いついた方法とは、僕の血を飲ませる事だったのです!!
流れた血を見て、僕が異世界で初めて喰べた親蜘蛛を思い出して試してみたのですが…よかった。成功して。よくよく考えてみたら、始めリンちゃんだって僕の事“食物”として見てましたし、蜘蛛だって親蜘蛛喰べる事出来ていたんですよね…。人間同士の共食いはやってはいけない事ですけど、ここに居るのは蜘蛛とゴブリンだから問題ないですよね?
とりあえずリンちゃんの栄養補給手段が出来たので、僕は血を増やす為に持ってきたご飯をドンドン食べます!ここまで来るのにとてつもない量の糸を出してきたので、ドンドン食べられます。下手すると|前世(人間だった)の時より食べてる気がします!
(オォオオオオオォォォォオオオ!!リンちゃん!必ず助けますからねーーー!!)
ご飯を食べて食べて食べまくって、血が出なくなってきたら別の脚を噛み千切って血を出して。次いでに同時進行で後ろ脚使いながら糸で布を作ってそれをリンちゃんにかけて温めて…。
もう二転三転してますが、やっぱり蜘蛛の体便利です。脚8本が便利過ぎます。同時進行出来るって素晴らしいです…!!
けど、何事にも“限度”ってある訳で、
(……うぷ。ぎ、気持ち悪いです………。)
数時間後、僕は血を流し過ぎた為か気分が悪くなってました…。コレ、凄く経験があります。アレです。貧血です。
そもそも、いくらご飯を食べたからといってすぐに血液になる筈なんてなかったんです。人間は4・5Lの血を造るのに100日前後いるって(看護師さんに)聞きました。なのに蜘蛛がたったの数時間で血液(体液?)を造れるはずなかったんです。といいますか、そんなの調べてる人いるんですかね?
気分が悪い=体からの危険信号です。
これ以上の出血は僕の命に関わるって事です。これ以上は血を飲ませられないって事です。
一様他に出来る事として、もっと糸で布を造って寝袋みたいにしたり一緒に入って温めてみたり『リンちゃん、リンちゃん』と呼びかけてみたりします。
けど、けど。なんの変化がないんです。
帰ってきた時より少し顔色がよくなった気がしますけど、ソレだけなんです。
呼吸もか細いですし、目も耳も腕も指の1本1間接さえ動かないんです…。
今にも消えそうな、(ひゅ~。ひゅ~。)という呼吸音が聴こえるだけなんです…。
今にも、消えてしまいそうなんです…。
いやだよ、いやだよ。
やっと栄養をあげられたのに、ようやく再会できたのに、もっといろいろはなしたいのに、もっともっとあそびたいのに、
(いやだよ、いなくなっちゃいやだよ…。)
僕の血を少し吸って膨らんだリンちゃんの頬に脚を添え、弱々しくも脚を押し返す弾力に、まだ生きていると、生きようとしていると、そこにある少しの生命力を感じます。
けど現実は厳しくて、酷しくて。
今にも消えてしまいそうな僅な熱。
(ああ、これが夢や漫画だったらいいのに…。)
だって夢は夢だから。漫画は漫画だから。
夢は現実じゃない。漫画には必ず救ってくれるヒーローがいて。
けどここは夢じゃなくて現実で、漫画じゃないからヒーローだっていない。居るのはちっぽけで臆病で力も無い、器用さと体力よりかなり多めな魔力を持つだけの蜘蛛1匹だけ。
(ああ、ここが夢や漫画だったらいいの…?)
あれ?漫画?
そういえば昔、一ノ瀬さんからお薦めで貸して貰った漫画にこんなシーンがあったような?
某少年誌の父親を探して狩人になった少年のお話で、再び連載を開始したからって読ませて貰ったやつです。
確か、その章で敵の王様が味方のお爺さんに大怪我を負わされたシーンがあったような…。
そうだ。そうですよ。在りましたよそんなシーン。確かその時、その王様の部下達が王様を助ける為に、今の僕みたいに自分の血肉をあげるんです。
……待ってください?確かそのシーン、自分の血肉以外にも食べさせていませんでしたっけ?
そうだ。確かその漫画の設定で異世界でいう“魔力”みたいなの在りましたよね?
そうだ。ソレって生命力とかなり密接な関係してましたよね?
つまり、“魔力”が“生命力”と全く関係ないなんて事ありませんよね!?
そうですよ、そうですよ!!よくHPやMPが、体力と魔力が密接な関係なんて設定よくあるじゃないですか!?
《skill》やら《ステータス》なんてゲームっぽいのがこの世界でも有るんです。だったら尚更魔力=生命力説だって信憑性ありますよね!!
そうと決まれば早速《身体能力強化》で眼を強化!リンちゃんを見ます。
(……!!や、やった。大当たりです!!!?)
強化した眼で視たリンちゃんは、あのモヤモヤが殆んど出てませんでした。微かに纏わりついているあの赤いモヤがリンちゃんの魔力なのでしょう。本当に、ほんとーーーーー……に出てないです。そこら辺に転がってる小石のがまだモヤモヤが出てます。それくらいリンちゃんにはモヤモヤが出てないです。
でも、ないならあげればいいんです。
(……《魔力操作》。)
脱走した時に出た新しいskill。《魔力操作》。
これはその名の通り、“魔力”を操るskillです。
これのお陰で糸に魔力を通し易くなりました。
でも一番いいのは、“魔力を操れる”事。
そう。このskill、何も無いところでも自分の魔力を操れるんです。
モノにつける必要もないんです。まだ大雑把ですけど、自分の意思で自由に出来るんです。
だからこうやって、僕の黄色い魔力を赤くしてリンちゃんにあげることも出来るんです。
魔力の色を変えるのは、リンちゃんの魔力が赤くないと受け付けない為です。ほら、血液型がAの人にB型の人の血液輸血できないでしょ?それと同じなのか、他の色だと弾かれるかリンちゃんが苦しそうにするんですよ…。
リンちゃんから貰った角を使えば、魔力を赤くするなんて簡単に出来ます。
少しずつ少しずつ。
僕の赤い魔力を入れていくと段々リンちゃんの顔色、呼吸が良くなっていきます。
……よかった。本当によかった。
ありがとう一ノ瀬さん。ありがとう。本当にありがとう。
最後まで一ノ瀬さんが言ってた「混合蟲編マジ少女漫画過ぎて生き辛!!けしからぷまいですわー!猫少年の膝小僧眩しすぎる!!prpr(;´Д`)ハァハァ。いけますわいけますわー!!神が降りてきましたわー!!今度のイベントは狩人に決まりですわーーー!!」の意味が解りませんでしたけど、あの漫画貸してくれてありがとうございます。とりあえず高血圧にならないでください。
リンちゃんの容態が良くなっていくのをみて、僕はただただ前世にいる一ノ瀬さんにお礼と感謝を送りました。
一回全文消えるとダメージでかい…。
実在のカプ名出すのはアカンと言われたので、少々書き直しました。
というわけで、一ノ瀬さんは腐った方でした。作者の腐女子イメージのまま書いたので、間違えていたらごめんなさい。
誤字・脱字を見つけましたらご報告ください。




