くいーんばたふらいです。①
全裸―――――――
産まれたままの姿。何も着ていない状態。
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リンちゃんとの逃走最中、唐突に上から声が聴こえ、見上げるとそこには豊かな金の髪と黄色い蝶の翅を持つ少女。クイーンバタフライがそこにいた。
ただし、
「全裸痴女だ――――――――――――――――!!」
何故か全裸で……。
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(な、なななななななんでこの子すっぽんぽんなんですか――!?)
上を見たら居たクイーンバタフライさん。見た目は10歳くらいの女の子で、華凜ちゃん(6歳)みたいにスラーとしてすとーんってしてます。前に一時帰宅した時、フェリ君と華凜ちゃんの3人でお風呂入りましたが、やはり幼い子って体つきはみなそっくりなんですね~。「おにーさまとおふろ~♪」「おふろ~♪」ってはしゃいで可愛かったな~♡元気にしてるかな~、フェリ君と華凜ちゃん?おにーちゃんは異世界で元気にしてますよ~。……ってチガ―――――ウ!!駄目です駄目です!!こんな全裸の変態と天使達と比べちゃ駄目――――!!
あ、違う!?コレでも無い!!とりあえず落ち着け。僕。こういう時は素数を数えるんですよね?えっと、0,1,3,5,7……あれ?0って割れないですけど素数でしたっけ?
「だ、誰が全裸痴女じゃ!妾とて好きで着ていないのでわ無いわ!!着るものが無いのじゃ!!悟れー!!このエロ禿蜘蛛ガ――!!」
チビ蜘蛛は認めますが、エロは否定します!
全裸で出てきたのはそっちです!!僕は被害者です!!
『ハァ、ハァ、ハァ…。お、オイ…。ニコ……。さっきっから……ハァ……何「キュビキュビ」言ってんだ…?ハァ、ハァ……。上に…ハァ…なんか、いんの……かよ……?』
気がつけばリンちゃんが足を止め、周囲にいたパラライズリー達も距離をとって僕達から離れていました。
どうやらリンちゃんには僕とクイーンさんの会話が聞こえてなかったみたいです。
「ふん!当然じゃ。なにせ、妾は“蟲語”、貴様は“蜘蛛語”、其奴は“ゴブリン語”じゃ。蝶語しか話せん同胞と蜘蛛語しか話せん貴様とでは会話は出来んが、蟲の共通語たる蟲語なら蜘蛛語しか喋れん貴様とも会話出来る。が、ゴブリン語は根本が違う。話せなくて当然じゃ。寧ろ、ゴブリン語が出来る貴様がおかしいのじゃ。」
あ、ご丁寧に説明ありがとうございます。
成程。つまり、日本語に例えると蝶語・蜘蛛語→訛りが強い方言。蟲語→標準語。ゴブリン語→外国語ってことでいいですかね?
博識ですね。全裸に変わりはありませんが……。
『ハァ…ハァ…。オイ。だから何さっきっから話してンダヨ…。上になんかいんのか…?』
そう言って、リンちゃんが上を見ようと頭を傾け……ハッ!?
その時、僕は恐ろしい事に気がつきました。
リンちゃん上見る→全裸痴女→リンちゃん穢れる
と、いう事に!!
『リンちゃん!駄目―――!!!!』
ズボッ ベシッ
『へ?……ギギャ――――――!?』
僕は傘を突き破り、リンちゃんの目を(強制的に)閉じ、悶絶して転げ回るリンちゃんから飛び降りて近くの葉や草で簡易な服を作り、全裸痴女さんに渡します。
(《裁縫》の Level が 34 に 上がりました。)
えっ?今、Levelアップした?と言いますか、《裁縫》のLevel高っ!!まさかの30越えですか!?
とりあえず今は後です!!
「これ!早く着てください!!リンちゃんの目が穢れる前に!!早く!!」
「う、うむ。」
『ギャー!!目が、目ガ――!!』
僕の気迫に圧されたのか、素直に服を受け取り着替える元変態さん。僕は今だ悶絶しているリンちゃんの側により、涙を拭いてあげます。
『ニコ…テメェ…。後でオボエテロヨ……。ケガしてねぇよな?』
リンちゃん、ごめんね。僕、君のその優しさ、大好きです。
「うむ。中々に良いな。誉めて遣わすぞ。」
気がつけばクイーンバタフライさんも着替え終わっていました。
服は、某永遠の少年の友達の鍛冶妖精さんの服を真似て作ったので、とても似合っています。
「うむ、うむ。中々気に入った。オイ。スパイダーや。貴様、妾の仲間にならぬか?」
とか思っていたら、勧誘されました。
………え?
気がつけば変態のじゃロリになっていた件…。
なんで~( ・◇・)?
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