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かいわです。

会話回


グダグダです

『ま、どうでもいいから早くコレ取ってくれよ。動き難いったらありゃしねぇ。』


と言われ、赤ゴブ君の糸を取ります。ちゃんと『僕を食べないでね?』ってお願いしました。

 そしたら、


『は?オメェんな事心配してたのか?ゴギャギャギャギャ。お、おかし…。ゴフッ。し、しねーって。命の恩人…じゃねえ。命の恩蜘蛛を食べるとかしねーって。ブフッ。』


って笑われました。そこまで笑うことないじゃないですか…。


『おー。楽になったわ。スゲェなオマエの(あご)。オレも顎には自信有ったけど、この糸全然噛みきれなかったっつーのに…。どなってんの?』

『凄いですかね?特に意識した事ありませんでした。』


 糸がとれると、赤ゴブ君はおっきく伸びーっとしたり関節を曲げたりして全身を(ほぐ)します。今までずっと横穴の中で寝転がってたせいか、気持ち良さそうです。


『あー気持ちいいゼ♪体が動くっていいなやっぱ♪……あ!オイ、クモ!!オレ、オメェに聞きたい事あんだけどイイか?』


 僕に聞きたい事?


『聞きたい事?聞きたい事ってなんですか?あ、あと、遅くなりましたが、僕は平和島(へいわじま) 笑音(みおん)って言います。』


 遅くなりましたが、今のうちに自己紹介します。あ、異世界こっちだと名前が先ですかね?


『え、ヘワージャ ミオー?』


 なんて思っていたら、間違えられました。あれ?難しいですかね?


『違います。ヘイワジマ ミオンです。』

『ヘーワジャ ミョー?』

Nein(ちがいます)。ヘ・イ・ワ・ジ・マ・ミ・オ・ン!』

『ヘ・ワ・ー・ジャ・ミョ・ー・ン?』

『……呼びにくかったら、ニコでイイですよ?』

『オウ。そうさせてもらうわ。呼びにくいな。オメェの名前。あ、オレはリンっつーんだ。よろしくな!』


 何度か教えるも、中々発音出来ない彼に根負けし、妥協案として渾名あだなを教えます。発音難しいですかね?

 そして、彼は<リン>という名前ですか。ふふふ、かわいい名前ですね。


『わかりました。リンさん、こちらこそよろしくお願いいたします。』


 僕がペコリとお辞儀した後、リンさんは何故かなんともいえない顔になっていました。あれ?僕、何か間違えましたか?


『えっと、リンさん?僕、何か間違えました?』

『い、いや。チゲー。その、“リンさん”ってなんだよ?』


 あれ、こっちは二人称に<さん>はないんですか?


『<さん>と言うのは、二人称の一つで相手をうy』

『イヤイヤイヤ!チゲーよ!そっちの意味でもネーヨ!!なんでオレに<さん>付けてンのっつてンだよ!?』


 え、そっち?


『え、駄目でしたか?』

『いや、駄目じゃねーンだけど。なんか、こう、背中がムズムズして気持ちワリィ。オレは<リン>だけでイイゾ。あ、後その丁寧なしゃべり方もしなくてイーぞ?オレもフツーに話すカラ。』


 なるほど…。彼は敬語に馴れていない(ゴブリン)だったのですね。


『あの、僕の話方(コレ)は癖みたいなモノなので気にしないで下さい。それと、呼び捨てじゃないといけませんか?僕、呼び捨てって慣れてなくて…』


 呼び捨てに慣れていない事を告げると、『<リンさん>以外ならイイ』とOKがでました。

 <リンさん>以外ですか…。だとすると、アレしかありませんね。


『……それじゃあ、<リンちゃん>でイイですか?僕の事も<ニコちゃん>って呼んでいいですから。』


 やはり、<リン>と言ったら某電子音声の黄色い双子のお姉ちゃんしか居ませんよね!彼は赤いですけど、<リンちゃん>って語呂いいですし。


『は、あ?!』


 <リンちゃん>でイイかと聞くと、彼は何故か驚いたように顔を真っ赤にし口をパクパクさせました。


『え、あれ。もしかして、<リンちゃん>も駄目ですか?』

『バッ!イヤ、駄目じゃねーよ。駄目じゃねーけどよ…。オレの柄で<ちゃん>って……。つか、オメェはイイのかよ?<ニコちゃん>でよ?雄…だよな?』


 なんと!まさかの僕の心配ですか!!僕は今までお爺ちゃんお婆ちゃん達に<ニコちゃん>って呼ばれてたから気にしてませんでしたけど……。そっか、<ちゃん>って普通女の子につけますもんね…。

 うわ。どうしよ。今までこんな事で心配された事ない(病気や貧血等の心配は星の数程されましたけど)ので、凄く、嬉しいです…。


『はい!!大丈夫です!!むしろドンドン呼んで下さい!!僕もリンちゃんの事、いっぱいいーっぱい呼びますから!!……って、あ。もしかして、<リン君>の方がよかったですか?』


 言った後に気づきました…。そうですよ。彼も男です。<ちゃん>よりも<君>の方がイイに決まってるじゃないですか!?

 あー僕の馬鹿!ど、どうしよう?き、嫌われたらどうしよう?!


『アー。オメェがイインならイインだけどな?ソレと、<リンちゃん>でもイイぞ?たかが呼び名だしな。』


 『ソレと、ニコが折角考えてくれた渾名(あだな)だしな。』照れながらもボソリと言ったその言葉を、僕は聞きのがしません。

 うわ。どうしましょう?彼がイケメンです。僕がメスだったら確実に惚れてるレベルのイケメンです。


『は、はい。よ、よよよよろしくお願いいたします。リンちゃん。』

『オウ。よろしくな。ニコ!』


 僕が前肢の一本を差し出すと、リンちゃんはしっかりと握り返してくれました。


 こうして、僕は(前世含め)初の友達が出来たのです!!やったー♪

リ「グダグダだな。」

二「グダグダですね。」

リーヤ「はい…。グダグダです。」


ホント、グダグダですみません

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