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かんびょうです。

間違えがあった為、修正しました。


また、活動報告にもしたのですが、作者の名前が統一出来ていませんでした。


誠に申し訳ありませんでした(m TДT)m

ピッシャーーーーーン

「ムキュ(はぇ)!?」


 び、びびびビックリしました…。近くで雷が落ちたみたいですね…って、おへそ!おへそは大丈夫ですか!?ああーーー!!ない。ない!おへそがなーーい!!ほ、ホントにおへそが有りません!!月見里やまなしさんの言ってた通り雷様に盗られてしまいました!?どどどどうしましょう?おへそがないと僕、ボクゥ……って、蜘蛛っておへそあるんですかね?

 寝ぼけた頭で考えますが、蜘蛛になった時におへその確認なんてしていなかったので、蜘蛛のおへその有無なんて判りません。完全に寝ぼけてますね……。


 外は雨が降り続いています。モノクロなので今は夜ですかねぇ?

 ザザーザザーと今だに強く降り続ける雨を見ていると、


「ご、ごぶ~。」


と、呻き声が聞こえてきました。

 見なくても分かりますが赤ゴブ君ですね。

 巣から赤ゴブ君を見ると、彼は大汗をかき苦しそうにしていました。おまけにガタガタブルブルとスッゴイ震えています…。


 ……あ、あああああああああああああ!?

 そ、そそそそうでした!!僕、彼を手当てしようとして連れてきたんでしたー!!あんなにガリガリに痩せてて傷だらけで、苦しそうにしているのに…。けど、治ったらまた僕を食べようと襲って来ますでしょうし……。どどどどうしましょう?


 僕がウンウン唸っている間にも彼はガタガタ震え続けます。

「ゴブシュッ!?」

 あ、今クシャミした。






 ………うん。決めました。

 腹をくくり、看病する事を決めました。そもそも手当てする為に連れてきたんです。食べられそうになったって、連れてきたからにはするのが礼儀です。

 いいえ、礼儀とかじゃありませんね。僕がしたいからするのです!あんなガリガリの傷だらけの人を見過ごすのなんて僕の気分が悪いです!僕の気分を害したからには全快して頂かないといけないのです!!フッフッフッ…僕の目の前に出てきたのが運のツキですよ~。


 とりあえず、彼の両足両手を糸で縛ります。また暴れられたらende(おわり)です。そしたら風等で横穴の中に入って来ていた枯葉を集め、彼の上に掛けます。ついでに僕も入ります。二人(一人と一匹ですかね?)分の体温で暖まるのは早い筈です(蜘蛛ぼくに体温あるか判りませんが)。

 正直、かなりドキドキです。もし、彼が寝返りうったりしたら僕ぺしゃんこです。二度目のtod()です。たぶん三回目は無いでしょう。でも、彼の世話にはコレが一番いいのです。


 その後、汗を拭いたりお水を飲ませたりしながら夜を過ごしました。何とか熱も下がり、無事峠を越しました…。


◆◆◆◆

しとしとしとしと


「ご、ごぶぅ?」


 辺りが少し明るくなり雨も小雨になって暫くたった頃、赤ゴブ君が目を覚ましました。


「?……?!ゴ、ゴキャギャ?!」


 少しボーとしていましたが、すぐに自分の状況に気付き暴れ始めます。糸に噛みつき引きちぎろうとします。

 しかし、手足を縛る糸は中々切れません。まあ当たり前なんですけどね。あの糸は僕特製で、一度寄り合わせたモノをもう一回寄って作った縄に近いヤツです。捻りにも引っ張りや刃にも強い最高傑作です。


カサッ

「(ビクッ)ゴ、ゴギャ?!!」


 ああ、いけませんね。物音を立てて彼を驚かせてしまいました。

 僕はアルモノを手に、赤ゴブ君に一歩、また一歩と少しずつ近ずいていきます。すると、何故か彼は体を這わせて僕から離れ始めました。


「ご、ごぶ~。ごぶ~。(ガタガタブルブル)」


 はて?熱は下がった筈なのに震えていますね?顔も少し紫色っぽくなったような?何故でしょう?

 距離を進んでは離れて、進んでは離れてを繰り返し結果、赤ゴブ君は行き止まりにつきます。


「ご、ごぶ。ごぶごぶゴぎゃゴブジャ!」


 今は完全に紫色になった顔でナニか言う赤ゴブ君。だからくもゴブリンじゃ話し通じないんですってば。あ~、どっかにゴブリン語辞典とか落ちてませんかね~?

 今度はジタバタと暴れる赤ゴブ君。まったくも~。自傷癖でもあるんですかね?まだ傷を作るんですか?これ以上傷を作られたらたまりませんので、ネバネバ射撃で動かないようにしょう。

 ネバネバ射撃により、更に動けなくなった赤ゴブ君。完全に動けないと分かったのか、足掻くのを辞め、ぐったりします。始めからそうすればいいのですよ。

 僕は赤ゴブ君に近づきます。彼は何故か目をぎゅーと閉じてました。汗もダラダラかいてます。嫌いなのかな?コレ?コレしかないので我慢してくださいね?

 そして、僕は持ってきたアルモノを


「きゅらーー(うりゃーー)!」

ぎゅむーー

「ご、ゴフカァッ!?」


もとい、クリ芋さん(熟成済み)を赤ゴブ君の口の中に押し込みます!

 さあ、食らうのです!!(たぶん)栄養満点!(個人的に)味は三ツ星!!熟成済みクリ芋さんを!!お残しは許しませんよー!!


「ゴ、ゴキャギャ~!?」


 例え逃げる程嫌いでも、今食べれるのはコレだけなのです!!さあさあ、全快になってもらいますよ~!看病されなさ~~~い!!


「ゴギャーーーーーー!?」

Q 何故赤ゴブ君は逃げたの?


A 貴方は自分の頭くらい大きい蜘蛛に迫って来られて怖くありませんか?


詰まりはそう言うことです。

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