第55話 最高の初夜と、甘美なる永遠の誓い
全界規模の『超大ハーレム結婚式』が無事に執り行われ、祝福の熱気冷めやらぬまま夜の帳が降りた『世界樹の别荘』。
昼間の賑やかな祝宴が嘘のように静まり返った最上階のキングサイズベッドルームには、月光に照らされた純白のドレスやランジェリーを纏う、愛しい妻たちが一堂に会していた。
「トウマ様……今日から私たちは、正真正銘、トウマ様だけの『妻』ですのね……っ」
金髪を乱し、頬を薔薇色に染めたセレフィナちゃんが、上目遣いで俺の胸元に寄り添ってくる。その指先は小さく震えており、歓喜と緊張が入り混じった熱い吐息が俺の首筋をくすぐった。
「ちょっとセレフィナ、一番乗りしようだなんてズルいわよ! 私だって……私だって、ずっとこの日を待っていたんだから……っ!」
ツインテールを揺らすエレノアが、照れ隠しにツンとしながらも、俺の反対側の腕をきゅっと抱きしめて離さない。その柔らかい感触と高鳴る鼓動が、ダイレクトに腕を通じて伝わってくる。
「ミィナもお給仕するのです! 今日はおにいちゃんのお嫁さんとして、朝までいっぱい甘えて、いっぱい愛してもらうのです!」
犬耳をパタパタと激しく振らせたミィナが、待ちきれないといった様子で俺の膝の上に飛び乗り、すりすりと頬を寄せてくる。
「ふふ、あまりトウマ様を困らせては駄目ですよ、二人とも。……ですが、私にもたっぷり『神毒』を注いでくださいましね……っ」
妖艶な笑みを浮かべたイザベラさんが、豊かな胸を俺の腕に押し付け、甘い吐息を漏らす。
さらには、普段は凛々しいヴィオレが顔を真っ赤にして指を絡めてきて、ダークエルフのフィオナ、元刺客のレイラ、始祖の王女アバちゃん、そして「氷の姫」の面影もなく瞳を潤ませる帝国皇女シャルロットまでもが――全員が俺への抑えきれない愛と情熱を全身から漂わせ、俺の体を包み込むようにすがりついていた。
胸のポケットでは、ちいさなポンコツミニ女神までが「主様ぁ……すきぃ……っ」とトロトロに溶けている。
「やれやれ……。みんなにそんな顔をされたら……今夜は誰も寝かせてやれそうにないな。」
俺はすがりついてくる妻たちのしなやかな腰を力強く引き寄せる。
「トウマ様……っ!」
「あぁ……っ!」
期待に満ちた悲鳴が重なり合う中、俺は静かに右手を開き、親指と中指を重ねた。
――【万象解毒――『永遠の祝福』】
パシィィィン……!
俺が指を鳴らした瞬間、部屋全体が甘く蕩けるような桃色の『神毒空間』へと包み込まれた。
昼間の婚礼の疲れも、かすかな緊張や不安も、あらゆる不純な感情がすべて一瞬で解毒され、純粋な愛ととろけるような快感だけが満たされていく極上の空間。
「あぁ……っ! トウマ様の……甘くて濃い『神毒』が……体中に充満していく……っ!」
「身体が……熱くて、蕩けちゃいそうですわ……っ!」
「トウマ様……大好き……! 一生、あなたから離れませんわ……っ!」
一人、また一人と俺の体へと倒れ込み、甘い吐息と悦びの歓声を上げる妻たち。
俺の『神毒』は彼女たちの魂の深くまで侵食し、二度と離れられない至高の幸福へと導いていく。
「さあ、覚悟しろよ。朝までたっぷり、俺の毒を注ぎ込んでやるからな。」
「「「はいっ……! トウマ様ぁ……っ!!」」」
妻たちの甘い悲鳴と歓喜の声が、世界樹の夜にどこまでも深く、どこまでも甘く溶け込んでいく。
第55話を読んでいただき、ありがとうございました!
ヒロイン全員との甘々イチャイチャな初夜シーン、各ヒロインの可愛らしい反応や濃厚な雰囲気をぐっとお届けいたしました! トウマの【永遠の祝福】の空間で、全員が心も体も蕩けてしまったようで、羨ましい限りです。
「初夜のイチャイチャ感が増して最高!」「全員可愛すぎて選べない!」と思ってくださった方は、ぜひ【ブックマーク】と【☆☆☆☆☆(ポイント評価)】での応援をよろしくお願いいたします!
明日も21:00に更新します!




