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第54話 世界樹の花嫁たちと、史上最大の結婚式

「あぁ……トウマ様。わたくし、夢を見ているようですわ……っ」


『世界樹の別荘』の中庭に設けられた、巨大な特設大聖堂。


 鏡の前で純白のウェディングドレスに身を包んだセレフィナちゃんが、感極まったように瞳を潤ませていた。


 その周囲には、同じく眩いばかりの花嫁衣装を纏ったヒロインたちが勢揃いしている。


 恥ずかしそうに頬を赤らめるヴィオレ。


 小さな犬耳に白いベールをちょこんと乗せたミィナ。


 可憐なフリルドレスにツインテールを揺らすエレノア。


 豊満なスタイルをドレスで強調し、妖艶な笑みを浮かべるイザベラさん。


 ダークエルフのフィオナ、元刺客のレイラ。


 ロリータ風ドレスで俺の腕にしがみつく始祖の王女アバちゃん。


 そして、「氷の姫」の面影もなく蕩けた笑みを浮かべる帝国皇女シャルロット。


 胸のポケットには、小さなミニウェディングドレスを着たポンコツミニ女神まで「主様のお嫁さんですわぁ……っ」とすり寄っている。


 まさに、世界中の美と可愛らしさを集縮したような、圧巻の大ハーレムだ。


「みんな、本当に綺麗だぞ。」


 俺が黒のタキシード姿で褒めると、花嫁全員が一斉に顔を真っ赤にして身悶えさせた。


「もう……! トウマ様ったら、さらっとそういうことを仰るんだから……っ!」


「一生……一生トウマ様についていきます!」


 大聖堂の扉が開くと、そこには各国の王や元貴族、さらには全界から集まった無数の人々が、割れんばかりの拍手と歓声で俺たちを迎えてくれた。


「――汝、トウマは、ここに集いし乙女たち全員を永遠の妻とし、愛し、慈しむことを誓うか?」


 神父の代理として立った国王が問いかけてくる。


 俺は隣に立つ愛しい妻たちを一人一人見つめ、不敵に、そして力強く微笑んだ。


「誓う。――俺の【神毒】は、彼女たち全員を永遠に世界一番幸せに包み続けるためにある。」


 パシィィィン……!


 俺が指を鳴らした瞬間、空から七色の祝福の光が降り注ぎ、大聖堂全体が甘く幸せな香りに包まれた。


「「「トウマ様ーーーッ! 大好きですわーーーっ!!!」」」


 花嫁全員からの、甘美で愛に満ちた誓いのキスが俺に殺到する。


 世界の悪意をすべて解毒した俺たちの物語は、ここから永遠のハッピーエンドへと向かっていくのだった。



 第54話を読んでいただき、ありがとうございました!

 

 ついに開催された結婚式! ヒロイン全員が最高の純白ドレス姿となり、トウマとの永遠の愛を誓い合いました。


「花嫁姿の全員が可愛すぎる!」「誓いのキス最高!」と思ってくださった方は、ぜひ【ブックマーク】と【☆☆☆☆☆(ポイント評価)】での応援をよろしくお願いいたします!


 明日も21:00に更新します!

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