表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
32/36

第32話 ツインテールがデレて腰を抜かした件

 リフォームされた古代遺跡の最深部。国宝級のインテリアに囲まれた特大極上キングサイズベッドの上で、エレノアはすでに顔から湯気を出して限界を迎えていた。


「ひゃぅぅっ……!? な、なにこれ、トウマくんの魔力、熱すぎ……っ! 脳みそが、とけちゃうぅぅぅ……!」


 ツインテールを激しく乱しながら、エレノアがシーツをぎゅっと掴んで身悶えしている。


 今までヴィオレやミィナ、セレフィナちゃんが、俺と2人きりの任務のたびにご褒美をもらっていたのを、指をくわえて見ていた反動は凄まじかった。


 彼女の身体は、俺の能力から繰り出される底なしの魔力を浴びた瞬間、エレノアのツンツンの皮が一瞬で剝がれ、完全なデレが浮き彫りになった。


「ちょっと、トウマくん……っ! ま、まだ心の準備が……って、う、うそ…そんなに激しく注ぎ込まれたら、私、本当にどうにかなっちゃう……っ!」


「どうにかなっちゃえよ。ほら、たっぷり受け取れ。」


 俺が彼女の細い腰を引き寄せてさらに深く愛を注ぎ込むと、エレノアは素直になり、ついに俺を受け入れた。


「トウマ…くん…。ずるい…よ…。いつも澄ました顔してるくせに…。…ずっと…待ってたんだから…。」


 潤んだ瞳が完全にハートマークになり、俺の首筋に小さな手を回して必死にしがみついてくる。


「…待たせて…ごめんな。」


「ううん…。私も……意地張って…ごめんね。はやく…トウマくんに可愛がられたかったの……。だから、もっと、もっと私をめちゃくちゃにして……。」


 限界までデレきったツインテールに、俺は思う存分、極上のご褒美を注ぎ込んでやった。最後には幸せそうなため息を漏らし、完全に腰が抜けて指一本動かせない状態になって、シーツの海へと沈んでいったのだった。


「ふぅ……ちょっと張り切りすぎたか。」


 ぐったりと、しかし至高の幸福感でとろけているエレノアをお姫様抱っこすると、快適な帰還用の魔導馬車を呼び出す。


————数時間後、世界樹の別荘』へと帰還した。


 俺は腰の抜けたエレノアをお姫様抱っこしたまま、慣れた足取りで玄関の扉を開ける。


「ただいま。」


「おかえりなさい、おにいちゃん! ……って、やっぱりーーーっ!!」


 リビングに入った瞬間、出迎えた獣人少女のミィナが、長い尻尾をピンと逆立たせて猛烈なやきもちの声を上げた。


「エレノア、おにいちゃんに抱っこされて……!抜け駆けなの!」


「くっ……! 私たちが動けない隙に、これほどまでのご褒美をもらうとは……エレノア殿、やるな……!」


 ヴィオレも、悔しそうに拳を握りしめながら頬を赤らめている。


 ソファーからは、先日、たっぷり愛されたセレフィナちゃんが「ふふ、エレノアもついにトウマ様の素晴らしさを知ってしまったのね……」と、先輩風を吹かせつつも、やっぱりどこか嫉妬深い視線をこちらに送っていた。


「あらあら、エレノア。随分と可愛がってもらったみたいね?」


 背後から音もなくすり寄ってきたイザベラさんが、妖艶な笑みを浮かべながら、俺の背中に豊かな胸をこれでもかとぴったり押し当ててくる。耳元で「最後は私の番よね、トウマ様?」と囁く。息がひどく甘く荒い。


「……ふふん、羨ましいでしょ……トウマくんはね、私たちだけの空間で…朝まで離してくれなかったんだから……っ。」


 俺の腕の中で、腰の抜けたエレノアが勝ち誇ったように放ち、さらに火に油を注いでいる。実に可愛い。


「みんな、そう怒らないで。エレノアも任務の『不可抗力』で疲れてるだけだ。イザベラさんも、背中が熱いって。……まずはエレノアを休ませてやってくれ。」


 元ギルドのゴミ虫どもが地下監獄で大岩を砕いていようが、新たな国家の危機が迫っていようが、可愛い女の子たちに囲まれて毎日ご褒美だらけの俺には、まーーーーったく関係のない話だった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ