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第3話「決心〜next」

「私が目玉?」と、ミシェナスはきょとんとする「私はオークションに参加してないよ?」

「いいえ、君はすでに品物よ。お気の毒ね」と、ユミは淡々と言う。

「えぇ? どうして?」

「オンコのせいよ」

「私? どうして?」

「『キミによって戦いができなくなったから』」

これは開催者の言葉じゃないわ、とユミは付け加えた。

「戦い?」

「『だが戦う意思は残っている。だから我々は死神の力がほしい』」

オンコはふっと笑う。「ミシェナス、帰ろう」

「帰る?」

オンコは頷く。「戦いができないなら私達を引き留めることもできないだろうからさ」

「なるほど、そうだね」

「違うわ」と、ユミはオンコに言う「『一方的な戦いは行(おこな)える』、そうよ?」

「ふっ、なら今この瞬間に私を殺してみろ」

「オンコ!?」「オンコさん!?」

と、マミコとユマは同時に戸惑う。

「……『それはできない』」と、緊張した様子のユミは言った。

「だろうね」

「『だが自惚(うぬぼ)れるな。我々は必ずその力を見つける。今決めた』」と、ユミは溜息をついた「アピールも疲れるわね」

「君も私の友達だ。オークションから降りてくれ」

「――ふっ、すぐに哀願することになるわよ? 友達をやめてって」と、ユミは悲しげに笑って言う。

オンコは決めた。

「うんざりするんだから」と、ユミは続ける「オンコ、君の利き手を見て。――ほら、一枚失くなった」

五枚のカードからオンコは顔を上げ「これはどういうことだ?」と、平気な顔で聞く。

「誰かの悪意が、私と君が出会うことで君のカードを失くす。私は代弁者だから――まぁ、その範疇を超えているわね」と、ユミは肩をすくめつつ答える。

と、オンコは微笑する。「歓迎するよ。私は暴力が嫌いだ」と、オンコの手からカードが消える。

「オンコ大丈夫!? カードなくなっちゃったよ!?」と、マミコは慌てて聞いた。

「大丈夫、これは違う。ただ仕舞(しま)っただけだ」

「なんだ……」

「オンコ」と、ユミは穏やかな表情で呼ぶ「私はこれで失礼するわ」

「そっか。また会おう」

「そうね」

と、ユミは微笑して言ってその場を去った。

「私達も行こう」

「オンコさん、待ってください」と、ユマは言う「ここにいましょう」

「どうして?」

ユマは一瞬苦しげな顔をするが真剣な表情になり「今日を抜け出すためです」

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