閑話 常時抜刀
「博士」
「何かね」
「チンポジ哲学は常に意識するべきですか?」
「やめろ」
「即答」
「やめろ」
「なぜですか」
「危ない」
「哲学ですよ?」
「チンポジが気になる」
「はい?」
「チンポジ哲学を意識しすぎると」
「はい」
「リアルのチンポジが気になり始める」
「何を言ってるんですか」
「事実だ」
博士はコーヒーを飲んだ。
「歩く」
「はい」
「チンポジが気になる」
「はい」
「座る」
「はい」
「チンポジが気になる」
「はい」
「会議」
「はい」
「チンポジが気になる」
「嫌ですね」
「嫌だ」
博士は紙ナプキンに書いた。
収まっているなら触るな。
「哲学ですか?」
「実用だ」
「哲学者が言うことですか?」
「哲学者だから言う」
博士は続けた。
「哲学とは道具だ」
「はい」
「常時振り回すものではない」
「はい」
「問題が起きた時に使う」
「はい」
「つまり?」
博士は紙ナプキンに書いた。
常時抜刀するな。
「ではチンポジ哲学は?」
「しまっておけ」
「剣ですか」
「そうだ」
「聖剣ですか」
「そうだ」
「抜く時は?」
「他人の内心を決めつけそうになった時」
「はい」
「代表したくなった時」
「はい」
「救済したくなった時」
「はい」
「ルールでベスポジまで設計したくなった時」
「はい」
「その時だけ抜け」
「普段は?」
「しまえ」
博士は紙ナプキンに最後の一文を書いた。
チンポジ哲学は常時抜刀するものではない。
まず、リアルのチンポジが気になる。
「最低ですね」
「実害だ」
博士は笑った。




