25. 重装突撃 2
この物語はフィクションです。実在の人物・団体・事件・名称等は一切関係ありません。
一番響きよく突っ込んだ奴が優秀なんじゃない。
誘導、ラインカバー、破門、角取り、前圧、撤退——この各ステップの中で、自分の重量をチームの厚みに変えられる者が優秀だ。チーム全体の事故原になるんじゃなく。
アイダがデータボードに素早く記録していた。
横から覗いてみた。
観察欄の仕切りまで綺麗だった——盾角、切入角度、後列圧縮、通信空白、撤退ベクトル、隊伍渋滞リスク。全部整然と並んでいた。まるで戦場というのは、表が十分に綺麗ならば協力してくれる場所だと思っているみたいに。
「何を見ているの?」
アイダは振り向かず、声は平坦だった。
「あなたのメモ。」私は言った。
「何か問題でも?」
「別に。」少し間を置いた。「ただ、上院の人たちって事故を観察する時も先に表を作るのかなと思って。」
今度は彼女が目を上げて私を見た。
「少なくとも表を作っておけば、次は同じことが起きにくくなる。」
少し笑った。
「それとも次の反省文が書きやすくなるだけかも。」
彼女が私を見た。目の奥にごく薄い不賛成の色が浮かんだが、何も言い返さなかった。結構。授業の合間に私と戦術哲学の話を続けても、最終的に自分の気分まで汚すだけだと、もう学んだということだ。
第三ラウンドで、教官が突然、観測班を順番に前に出して後列協同マーキングをやらせることにした。
私とジェスはDの班の外周ポイントに振り分けられた。
「先に言っておく、」ジェスが防衝イヤーマフをつけながら小声で言った。「もしあの重型人形が突っ込みすぎたら、私は絶対横に転がる。英雄的な幻想は持たないでね。」
「安心して。」護目鏡を引き締めた。「この学院のほとんどの人に対して、英雄的な幻想は持ってない。」
Dが私たちの前に立ち、最終調整をしていた。
近くで見るとさらに規格外だ。
力を誇示しているわけじゃない。ただその身体そのものが、高重力の星系にずいぶん手荒い方法で鍛えられたような形をしている。背は広く、肩は厚く、脚は安定していて、グローブをナックルプロテクターに留める時の小さな金属音まで、誰かの同意を必要としない重さを帯びていた。
顔を下げて私とジェスを見つけると、歯を見せて笑った。
「後列か?」
白い歯が光り、ハッチを食べてしまいそうな顔だ。
ジェスは非常に礼儀正しく半歩後退した。
「私たちは観測です、遺族じゃありません。」
Dが一瞬固まり、それから声を上げて笑った。
雷みたいな笑い声だ。
文学的な比喩じゃなく、本当に。
胸の奥まで震えた。
「大丈夫。」盾を担ぎ上げた。「扉を撞く、人は撞かない。」
彼を見た。
「扉は自分から余計な一歩を踏み出さない。人は踏み出す。」
Dがまばたきした。こんな返し方をされたのが初めてらしい。
それからまた笑った。今度は短く。
「校門で早速一筆つけられた特編生だよな?」
……なるほど。
私の噂はもう寮棟から重装区まで無事に伝播していたらしい。
「情報源が広いのね。」
「違う。」Dが盾を地面に打ちつけた。「顔が覚えやすいだけ。」
感動的だ。
入学一週間も経たないうちに、軍校で「覚えられやすい」という人生に何の役にも立たない実績を着実に積み上げてしまった。
教官の号令が落ちた。
「突入準備——」
Dが即座に笑顔を収め、全身の重心が下に沈んだ。その瞬間がはっきりわかった。単純な力任せじゃない。ある種の人間は、仕事モードに入ると周囲の空気まで変わる。Dはそういう人間だった。さっきまで食堂の大扉に挨拶しそうな巨大な野獣だったのが、次の瞬間には道を切り開くための軍用品になった。
「進め!」
盾が上がり、衝刺。
一枚目の扉が吹き飛んだ時、衝撃が地面から足の裏まで伝わってくるのを感じた。破片が飛び、副手が続き、通信員がラインを押さえ、ジェスが後方で素早く角度をマークし、私はDの動線を追った。
一歩目は問題ない。
二歩目も問題ない。
三歩目から、また速くなった。
乱れているわけじゃない。
前が開いたら、身体が本能的にもう半歩地形を食いたがる、そういう速さだ。
これは致命的だ。
重装の半歩は、普通の人間の半歩じゃない。
通路全体のリズムを引きずって動かす半歩だ。
前方の模擬システムが突然赤ランプを点灯させた。右側に偽目標干渉があるサインだ。手順通りなら、後方通信が確認し、重装が短停止し、射手が視線を補い、それからコーナーを押さえるかどうか判断する。
Dは止まらなかった。
盾面を一回転させ、右に直接圧をかけ、偽目標と本物のコーナーを一緒に飲み込んだ。結果、後方の副手が狭い入口に完全に詰まり、ジェスが跳ね返った盾の縁に危うく掃われそうになった。
何も考えず、手を伸ばして彼女の後ろ衿を掴み、外に引っ張った。
次の瞬間、教官の怒声が叩きつけた。
「止まれ——!」
全員が強制停止。
Dが盾をコーナーに押しつけたまま、半身をまだ角の奥に突っ込ませていた。振り返った時、後列が自分のせいで団子になっているのを見た。
ジェスが私に引っ張られてよろめき、危うく悪態をつきそうになり、最終的に歯の隙間からこれだけ絞り出した。
「やっぱりね。」
手を離し、自分のバランスも取り戻した。
教官が大股で歩いてきた。顔色は金属の壁より硬かった。
「バークリー、今自分が何をしていたか言ってみろ。」
Dがゆっくり盾を少し下ろした。
「右側の干渉が点灯して、直接潰せると思って——」
「思って?」教官が彼を見た。声は大型事故に見出しをつける時みたいな口調だった。「一人で通路全体を丸飲みできると思ったのか?」
Dは黙った。
今度は本当に、自分が間違えたとわかっている。
問題は、頭の間違いじゃないということだ。身体が先に決めて、頭が後から追いかけた。
教官が後列を指した。
「後ろの人間はどうする?」
Dが振り返り、ジェス、私、そして通路に詰め込まれた副手と通信員を見た。その瞬間、顔から笑顔が完全に消え、短い沈黙だけが残った。
「……押しすぎた。」
結構。
少なくとも、問題が見えないほど鈍くはない。
教官が次の言葉を言う前に、Dが突然視線を私に向けた。
「さっき引っ張ったのはお前か。」
「そう。」
「掃われるところだったから。」
「そう。」
彼が私を見た。その言葉を頭の中に押し込もうとしているみたいに。
それから頷いた。
「ありがとう。」
……なるほど。
こういう大きな人間が急に真剣に礼を言うと、妙な重さがある。壁が危うく押し潰しそうになった後、非常に誠実に「すみません、曲がる時に見えていませんでした」と言ってくるような感じだ。
教官が全員を再編成し、今度はDに減速を強制し、一区画進むごとに口頭で位置報告するよう求めた。
「お前一人で突っ込んでるんじゃない。」彼女は冷たく言った。「お前はチーム全体の扉だ。扉は重くていい、でも制御不能はいけない。」
Dが低く応えた。
二度目の走りでは、明らかに抑えていた。
それでも速く、重く、扉に保険をかけたくなるような衝撃力を持っていた。でも少なくとも、コーナーの半拍前に重量を残すようになっていた。全身で突っ込んでいくんじゃなく。
それでいい。
重装で一番怖いのは重さじゃない。
自分がどれだけ重いか、わかっていないことだ。
課程の後半、教官が短時間の協同報告をやらせた。私とジェスが一組で、口頭観測を担当した。私の番になった時、一言だけ言った。
「力は十分、角度も十分、問題は突っ込み方を知らないんじゃなくて、全部突っ込みたがりすぎること。」
場の端で誰かが低く息を呑んだ。
Dがこちらを見た。怒っていなかった。
むしろ口の端を少し上げた。
「口が毒だな。」
護目鏡を額まで押し上げた。
「あなたが扉を突く時の方が毒よ。」
今度はもっと大きく笑った。
ジェスが隣で小声で言った。「終わった、あの人あなたのしゃべり方が気に入ったみたい。」
声を落として返した。「それならもっと終わった。」
授業が終わる前に、教官が総括を行った。
Dは単独で盾を持ったままの折り返し走を追加させられた。罰則じゃなく、矯正だ。
連邦は使えるものに対して、いつも辛抱強い。十分に使えるなら、お前の間違いを削って制御可能な形に仕上げるために、少し余分な時間をかけることさえ厭わない。
私とジェスは場の端に立って見ていた。
Dがあの巨盾を担いで往復し、汗が首の脇を伝い落ちていたが、脚は安定したままだった。折り返すたびに地面に重い音を刻み込み、まるで下院全体を代表して証明しているようだった——ここには頭と数字と教範と口だけがあるんじゃない、本当に扉を開けられるものもある、と。
それは大事なことだ。
どれだけ綺麗な計画でも、最後は誰かが中に入っていかなければならない。
走り終えたDが、盾を支架に掛けた。支架全体が抗議するように揺れた。歩いてきた彼の肩からはまだ熱気が立ち上り、破門作業を終えたばかりの工業設備のようだった。
「特編生。」彼が私を見た。「さっきのは正しかった。」
眉を上げた。
「どの言葉?」
「扉は自分から余計な一歩を踏み出さない。」彼は言った。「人が踏み出す。」
なるほど。
本当に覚えていた。
汗をかいたまま、それでも笑えば白い歯が輝く顔を見ていたら、この人は思ったより読みやすいと気づいた。単純なんじゃない、読みやすいんだ。重くて、真っ直ぐで、自分を飾ることを知らないハンマーみたいに。何ができるかもわかるし、何を一番壊しやすいかもわかる。
「止まれないわけじゃない。」私は言った。
Dが口の端を引いた。
「止まるのが嫌いなんだ。」
その言葉が落ちた時、非常に平坦だった。
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