24. 電子戦 3
この物語はフィクションです。実在の人物・団体・事件・名称等は一切関係ありません。
午後の授業は中央教学区の北翼に組まれていた。名前が長い。感測統合与電子干擾基礎(センサー統合と電子妨害基礎)。
人の言葉に翻訳すれば、だいたいこうなる。
敵の目を潰す方法を教えながら、ついでに自分の頭が命令にちゃんと従えるかどうかを確認する。
課目名を見た瞬間から、今日の午後は楽しくないと分かった。
本当に楽しくないのは、たいてい銃じゃないし、走ることでもない。
冷房の効いた部屋に座って、きれいなグラフを使いながら「戦場は実はデータに整理できる」と教えてくれる人間だ。
残念ながら、連邦はそういうものが大好物だ。
北翼の観測教室は、午前の混成理論教室よりさらにきれいだった。毎日アルコールで失敗を拭き取っているみたいなきれいさ。壁面全体が半透明の投影スクリーンで、床の一周に冷たい青色の誘導ラインが嵌め込まれている。座席は机と椅子ではなく、一列ずつ独立した操作台が並んでいて、まだ蓋をしていない棺桶に一人ずつ押し込んで、ついでにキーボードを一組配ったみたいだ。
空気は冷たく、オゾン臭がわずかに漂い、サーバールームに特有の乾燥感がある。こういう場所は独特だ。まだ生きているのに、環境によって「アーカイブ可能な物品」として先に処理されたみたいな感覚になる。
ジェスが入ってくるなり、低く毒づいた。
「こういう部屋、一番嫌い」
識別リングを操作台にかざす。
「なんで?」
「なんか、自動的に私を雑音として判定しそうな感じがするから」
少し考える。
「それ、わりと正確ね」
彼女がじろりと見てくる。
「あんたも似たようなもんよ。ただ、高危険度の雑音」
否定はできない。
操作台が点灯する。個人データ、射撃場の成績、午前の理論課の分組備考が画面に浮かんだ。連邦は人間のデータ収集に関しては実に勤勉で、呼吸のパターン、歩き方、命中率、規律違反の記録、肩幅を一緒にファイルしておけば、どの欄で死なせるべきかを早めに決定できると思っているらしい。
左の座席ブロックを見る。
白い制服がすでにかなり埋まっていた。また上下院混成だ。実に結構。今日の午後の精神的締め付けセットは、まだ終わっていないらしい。
それから、彼女が目に入った。
短い金髪。冷たい灰金色で、切り方が鋭い。一本一本の毛が、無駄な角度を持つことを許されていないみたいだ。白い上院制服はきれいを通り越して刻薄なほどで、肩のラインは水平、襟口は整然としている。操作台の前に座っても、余分な動作がほとんどない。他の人間みたいに先に課程表を確認したり、きょろきょろしたりもしない。ログインしてから、主画面を極めて素早く一巡し、不要なウィンドウを全部閉じた。最後に残ったのは、一面の最もきれいな戦術画面だけ。
その画面のきれいさが、少し不快だった。
部屋が散らかりすぎている人間は、生き方が疲れているサインだ。
画面が整理されすぎている人間は、不要なものを一キーで消す習慣があるサインだ。
ジェスが私の視線を追って、小声で言う。
「見えた?」
「あの子?」
「エヴリン・サド」
彼女が顔を上げた瞬間、目が合った。
灰みがかった氷青の瞳。温度がなく、わざとらしい高慢もない。それよりさらに厄介なのは、見下しているわけじゃないことだ。値踏みしている。工場の品質検査ラインを何かが通り過ぎるとき、「使えるかどうか」を先に確認して、その後で「二度目を見る価値があるかどうか」を判断する、そういう目だ。
ジェスが「機能的な敵友」と言っていた理由が、少し分かった気がした。
この種の人間は、まず「付き合いやすいかどうか」を見ない。
「システムに組み込む価値があるかどうか」を先に見る。
彼女はすぐに視線を戻した。確認完了、という感じで。
……なるほど。第一印象は、非常に気に食わない。
教官が入ってきた。
午前とは別の人間で、細身で背が高く、黒い制服の上に技術教官のローブを羽織っている。首の横にデータラインの接続端子を掛けていて、全体として「長期間サーバールームで生活し、やがて歩く冷却システムに進化した生物」みたいな見た目だ。
前方の主制御台に上がって、前置きなしに戦術投影を全面展開した。
壁全体が、艦内センサー図に変わる。
熱源、動線、IFF(敵味方識別)、妨害雑音、通信ノード、電磁パルスの残留。層が重なって、人を殺せる星象図みたいにきれいだ。
「電子戦とは、ボタンをいくつか押して相手の画面を乱すことじゃない」
口を開いた声は薄い。刃物が紙の上を滑るみたいな音だ。
「電子戦とは、誰が何を見えるかを決め、誰が何を信じるかを決め、誰が間違った情報の中で先に死ぬかを決めることだ」
いい。
今日のこの人は、教材を睡眠薬代わりに読み上げるタイプじゃない。
「システムは戦場を整理してくれる」
前の複雑すぎて罵倒したくなるセンサー図を指さす。
「ただし、整理は真実と同じじゃない。今日お前たちが学ぶのは、規格通りにデータを読むことじゃない。データが嘘をつき始めたとき、一緒に嘘をつかないことだ」
……ほう。
連邦も、たまには人間の言葉を喋る。
第一ラウンドは単純だ。友軍と偽信号の識別。
第二ラウンドには遅延、熱源干渉、信号の上書きが加わる。
第三ラウンドから、ようやく本当に嫌になる——一見合理的な情報の束の中から、「合理的すぎるほど合理的な」誤りを見つける。
こういうのは、それほど初めてじゃない。
前に観測室の外、あのガラスの向こう側で長く過ごしたせいで、一つのことを身に染みて知っていた。本当に怖いのはデータが足りないことじゃない。本当に死ぬべきものは、たいてい最も「正常値に近い場所」に隠れている。
エヴリンも、明らかに慣れていた。
第一ラウンドで彼女はほぼ止まらなかった。指が操作台の上を動く速さは、速いのに抑制されている。技を見せびらかすような飛ばし方じゃなく、一つ一つの命令があらかじめルートを決められているみたいに、無駄なく、迷いがない。フィルター層の選び方がきれいだ。まず熱源のノイズを切り、次に友軍の応答波を照合し、最後に通信リズムで異常な上書きを排除する。
一分後、前方の総合スクリーンに順位が表示された。
「とても面白い」★四つか五つを押してね!
「普通かなぁ?」★三つを押してね!
「あまりかな?」★一つか二つを押してね!




