227.バーの秘密会議 1
この物語はフィクションです。実在の人物・団体・事件・名称等は一切関係ありません。
真紀と私がフレイヤに会いに行った場所は、食堂でも生徒会の臨時執務スペースでもなかった。
人工ビーチの横に、タオルや救急箱や予備の飲料を入れるために使われていた管理室だ。
そのこと自体が、もう十分に物語っていた。
昨日、重力弾と超光速跳躍で生き延びた戦艦が、今日の午前中に最も緊急性の高いガバナンス会議を開いた場所は、人工砂浜の横の物置だ。文明というものは時に、叙事詩によって継続されるのではなく、水着姿のまま秩序の問題を処理しながら、一群の人間がひたすら踏ん張ることで維持されていく。
ドアを開けると、まず外の音が飛び込んできた。
笑い声、水の跳ねる音、誰かが遠くで「ボールそっちだ!」と叫ぶ声、そして士官学校生にしては明るすぎるテンションで「やっと『有給生還』ってどういうことか分かった気がする」と宣言している声。あの人工ビーチはもう、ある種の新興自治国として機能しているのだろう。市民は自由で、熱狂的で、肌の色が順調に制御不能になりつつある。
管理室の中は、完全に逆だった。
フレイヤは折りたたみテーブルの前に立ち、その上には手書きの動線図、当直表、娯楽エリアのレイアウト図、そして端末から急いで出力したらしい人流統計が広げられていた。立ち姿まで整然としている。この艦全体のゆるみが、彼女のところで一度アイロンをかけ直されるような感じだ。
私たちが入ってくるのを見て、彼女はまず頷いた。
「早く来てくれてありがとう」
真紀は遠回りをしなかった。
「問題があるのね」
「ある」
フレイヤはきっぱりと答えた。
「小さくない問題が」
一番上の図を少し前に押し出し、指先でビーチ、上級士官クラブ、レクリエーションルーム、温泉エリアのいくつかの位置を示す。
「現時点で風紀委員会が実際に動員できる人数は、体調不良で長時間の立哨が難しい者、通報・記録・必要な注意指導を兼任しなければならない者を除くと、十数人から二十人前後しかいない。この人数で、ビーチ一か所を見るならまだしも、ビーチ、上級士官クラブ、レクリエーションルーム、そして午後から再び需要が戻るサウナとスチームルームを同時に管理するのは不可能だ」
「不可能」という三文字を、彼女は淡々と言った。
その淡々さが、愚痴よりもずっと圧力があった。彼女は訴えに来たのではなく、事実を投げに来たのだ。
私はドアに寄りかかり、卓上の紙をざっと見た。
どの時間帯に場所取りのトラブルが起きやすいか、どのエリアに野次馬が集まりやすいか、どのグループが公共スペースを恋愛補助施設として誤用しやすいか、それぞれ色分けして丸がつけてある。
この人は本当に、災害の管理に向いている。
真紀は図を見下ろし、ほとんど時間を使わずに訊いた。
「何が必要?」
「分流よ」
フレイヤは言った。
「学生会から直接、クラスごとの使用スケジュールを出してほしい。どのクラスが、どの日の、どの時間帯にビーチを優先使用できるのか、全部整理して。二年生全体がダムの決壊みたいに同じ場所に一気に流れ込まないように」
私は笑いそうになった。
その例えが的確すぎた。さっきのあのビーチ、確かに集団精神の放流現場そのものだった。
だが真紀は笑わなかった。
すぐに端末を開き、二年生のクラス編成、娯楽エリアの営業時間、現行の当直名簿を呼び出し、私が毎回見るたびに「彼女の頭の中に隠し作戦盤でもあるんじゃないか」と思うような速度で情報を整理し始めた。
「ビーチは全時間・全学年開放をやめる」
彼女はすぐに口を開いた。答えはもともと頭の中にあって、誰かが問題を読み上げるのを待っていただけだとでもいうように。
「クラス輪番優先制に変更する。午前〇九三〇から一二三〇、午後一三三〇から一七三〇、半日につき一クラスから二クラスを優先枠とする。それ以外のクラスも入場はできるが、デッキチェア、日よけエリア、グループ使用権は保証しない」
私は少し眉を上げた。
いかにも真紀らしいやり方だ。封鎖するのではなく、ルール自体に秩序の骨格を先に育てさせる。
彼女は続けた。
「レクリエーションルームは予約記名制に変更、クラスまたはグループ単位で登録。上級士官クラブは夜間開放を維持するが、入場チェックを強化する。夜間艦橋当直者、当日の機関室当直者、通信待機者の飲酒禁止は引き続き維持」
フレイヤはすぐに頷いた。これで人員がかなり救われると、聞いた瞬間に分かったのだろう。
真紀の指が端末の上を二度滑り、最も核心的な一刀を補足した。
「ビーチが分流されれば、風紀委員が消防隊のように四方を追い回す必要はなくなる。浮いた人員を、一部は艦橋当直の補充に回し、一部は娯楽エリアの巡回に充て、一部は上級士官クラブと更衣室入口の専任に」
一拍置いてから、さらに平坦な口調で付け加えた。
「それと、今日から新しい規則を一条追加する」
私とフレイヤは同時に顔を上げた。
真紀は無表情で言った。
「娯楽エリア開放中、艦橋は無当直状態になってはならない。主制御、航海、通信の三席のうち、少なくとも一席は覚醒した状態で当直を維持すること。五分以上離席する場合は、ユグドラシルへの一時離席登録を行うこと。整備室、通信室、観測室は、単席当直条件下において十分を超えてドアを閉めてはならない」
私はここまで聞いて、口角を抑えるのが危うくなった。
これは規則の修正ではない。
今朝の整備室の件を、そのまま艦上規則に釘打ちしたのだ。
フレイヤは笑わなかった。ただひどく真剣にそれらを書き留め、最後に一言付け加えた。
「備考に『アカリが寝ていても完全な当直とは見なさない』と書き加える必要はありますか?」
私はとっさに彼女を振り返った。
真紀も彼女を見た。
そして、生徒会長閣下は非常に冷静に答えた。
「名指しはしなくていい」
一秒考えてから、さらに手厳しい一文を補足した。
「『単一当直者が覚醒不能状態にある場合、有効な在位とは認めない』と書きなさい」
私は心の中でアカリのために半秒の黙祷を捧げた。
この死に方には、制度的な品格がある。
段取りが決まると、管理室の空気は目に見えて緩んだ。問題が解決したわけではないが、あちこちに散らばっていた厄介事が、ようやく名前のついた箱にそれぞれ収まった。
混乱にまず名前をつけ、それから一つひとつ格納していく。それが真紀の得意技だ。
そこで、端末がまた振動した。
私のではなく、彼女のだ。
真紀はちらりと見て、表情を変えずに淡々と言った。
「ちょうどいい」
「何が?」
「二等客室の確認が取れた」
彼女は画面を私とフレイヤに向けた。
「貴族区、二人部屋。すぐに使える」
私はその意図を一瞬で理解し、二人の近未来の表情に向けて黙祷を始めた。
フレイヤも画面を見て、明らかに素早く理解した。理由を尋ねることもなく、非常に純粋な風紀委員長の口調で言う。
「管理のためですか?」
「損失抑制のためでもある」
真紀は恐ろしいほど平静に答えた。
それから私を見た。
「呼んで」
私は頷き、すぐにメッセージを送った。
十分ほどして、ランとロイがやってきた。
二人の歩き方が面白かった。
ランは表面上まだ平静を保っており、歩幅もいつもより少し大きいくらいで、気合いで今朝の整備室の件を上書きしようとしているようだった。ロイはまったく逆で、その表情はもはや緊張ではなく、「自分がもうすぐ死ぬことは分かっている、ただその死に方がまだ分からない」という遺言準備状態だった。
入ってきてから、ランはまず私を見て、次に真紀を見て、最後に机の上の資料図を見て、一瞬だけ出口に戻って人生をやり直したそうな顔をした。
「生徒会長」
彼女が先に口を開き、礼儀を保つよう必死に努力している。
「副会長も」
ロイも続けて呼びかけた。声がいつもより半音低い。
真紀は二人を長く立たせなかった。
直接宣告した。
「艦橋当直の不備、居住動線の管理、及び今後のリスク管理上の観点から、今夜より二人は貴族区の二等客室へ移動させる。二人部屋だ」
部屋の中が、丸一秒静まり返った。
それから、反応が非常に整然と二方向に割れた。
ランはまず固まり、次の瞬間、顔全体が輝いた。
恥ずかしそうな輝きではない。
「世界はめちゃくちゃだけど、生徒会がついに私に人間らしいことをしてくれた」という種類の輝きだ。
「本当に?」
目から実体光が出そうな勢いで、ロイを振り返り、過剰なほど明るい笑顔を向ける。
「よかったね、ロイ!」
ロイの方は、運命に優しく崖から突き落とされているような顔だった。
完全に嫌がっているわけではない。
むしろ嬉しすぎるから、怖いのだ。
その泣きたいのに笑いたいような表情が非常に見事で、私は一瞬、これが彼の人生で初めて「処分」と「ご褒美」が紙一枚の行政命令で区別されないことを理解した瞬間なのではないかと思った。
「ちょっと待って」
ようやく声を取り戻す。
「これは……これは少し不適切じゃないですか?」
真紀は顔を上げ、彼を見た。
「どこが不適切なの?」
ロイは口を開きかけた。明らかに、居住規則、宿舎の編成、外部からの見え方、資源配分の合理性といった反論が山ほどある様子だった。しかし、ランのあの「共同の未来に直接引きずり込みそうな」眼差しを浴びせられて、それらの理由は一つずつ溺死していった。
最後に絞り出せたのは一言だけだ。
「……規格が高すぎませんか?」
私は笑いそうになった。
こんな場面で、この男の第一反応がコストの問題だとは。学生たちに囲まれて収益説明会を開かされるわけだ。
真紀は冷静だった。
「高くない」
と言う。
「艦橋をもう一度空にするよりは、安上がりよ」
ランは隣で、残像が出そうなほど素早く頷いた。
この光景を見ながら、私は朝に言った「これは処分じゃない」という言葉が、やはり一点の誤りもなかったと思った。これのどこが風紀上の処分か。これは生徒会が行政手段を使って、一段の関係に合法的な動線を取り付けただけだ。
だが真紀はまだ終わっていなかった。
「それと」
次の書類を押し出してくる。
「二人とも、後で補給ステーションへ行って、標準生活・衛生補給パックを受け取ること」
ロイは最初、ピンとこなかった。
ランは一秒だけ固まり、次の瞬間には耳が非常に正直な赤さになっていた。
私は副会長としての最低限の品格を保つため、顔を少し横に向け、壁を見るふりをするしかなかった。
結構だ。
行政管理。
居住の最適化。
リスク管理。
そして付随する、成人世界の基礎常識の補完。
この生徒会は、どんどん校内組織らしくなくなっていく。
ランは客室移動の通知書を抱きしめ、真紀に向かって非常に丁重に頭を下げた。
「生徒会に感謝します」
私は思わずまぶたが引きつった。
この世界で、こういう場面を「公式の婚姻勅許を拝受する」ような雰囲気に仕上げられるのは、たぶん彼女だけだ。
ロイは立ったまま、「処分」「手当」「おめでとう」「お体に気をつけて」の四つの印鑑が同時に押された公文書のような表情をしていた。
真紀が手を振り、二人に退出を促した。
二人が出ていくと、管理室にようやく静けさが戻った。
私は先に笑った。
小声ではなく、長く我慢した後に、もうまともな顔をしなくていいと分かった時の笑いだ。
真紀が私を一瞥する。
「そんなに面白い?」
「非常に」
私は正直に言った。
「今の一連の処理、外から見たら懲戒で、中から見たら婚前の資産動線の整備よ」
彼女が手を上げようとしたが、私は先に横へ避けた。
フレイヤは脇に立っていて、珍しく二秒間黙ってから、真顔で補足した。
「少なくとも風紀の観点からは、高リスクの私的交流を、予測可能で追跡可能かつ管理可能な空間に移すことは、公共の勤務区域に散在させるよりも合理的だ」
私は彼女を見た。
「その言葉を人語に訳すと、『もう整備室に行くな』ってこと?」
「そうだ」
彼女は非常にきっぱりと答えた。
私はもう一度笑った。
そこへ、ドアがノックされた。
ヘートヴィヒだった。
彼女はドア口に立ち、いつも通りの端正で高貴な顔をしていた。どんな荒唐無稽なことも、彼女の隣に置かれると先に礼儀で処理されてしまうような落ち着きだ。
「お邪魔します」
視線が私たちを一通り見てから、机の上の出来立ての使用スケジュール表と客室移動書類に落ちる。
「なかなか効率的な統治の現場に出遅れたようね」
私は机の端に寄りかかり、気だるげに答えた。
「来るのが遅かったとは言えない、むしろちょうどいい。今朝の整備室の件について、高見を一つ聞かせてもらえる?」
ヘートヴィヒは私を一瞥し、意外にも少し考えてから、ごく軽く笑った。
「帝国の宮廷には、少なくとも一つの暗黙の了解がある」
彼女は言った。
「逢引きをするにしても、ドアの番は残しておくものよ」
私は危うく自分の呼吸でむせるところだった。
フレイヤの筆先が記録パッドの上で半秒止まる。
真紀は目を閉じた。その優雅すぎて、毒も十分すぎるコメントに、正面から射抜かれたようだった。
しかしヘートヴィヒはまだ終わっていなかった。
彼女は意見箱の方を見た。管理室に運び込まれてから、その箱にはすでに最初の紙切れが届き始めていて、投入口がやや詰まり気味だった。
「そして連邦の学生たちの最も感心するところは」と彼女は続けた。「同じ一日のうちに、共同信託、人工ビーチ、艦橋当直、そして整備室での逢引きを、等しく処理が必要な議題として扱えることね」
この一言はひどく鋭く、私は二年生全員を代表して拍手したくなった。
反論の余地がなかったからだ。
私たちの代は確かに、この奇妙な才能を持っている。危機、財産制度、青春の衝動、行政書類の間を、時間割をこなすように行き来できる。ただ、授業の内容が普通の学年より少し危険なだけで。
意見箱の話が出たところで、フレイヤは箱の中にすでに入っていた一束を取り出し、二つの山に分けた。
「今のところ比率は想定の範囲内だ」
彼女は言う。
「真面目なものと荒唐無稽なもの、大体七対三」
私は彼女を見た。
「それも計算してたの?」
「リスク判断に役立つ」
彼女はそのうちのいくつかを私たちに渡した。
私は適当に何枚か抜き取った。
一枚目は真面目だった。
家族が急病になった場合、信託の受益を前倒しで申請することはできるか?
二枚目も真面目だった。
共同保有会社に退学者が出た場合、権益はどう処理されるのか?
三枚目も人語だった。
公共基金は誰が監督するのか?財務は公開されるのか?
私は頷いた。
この艦には、まだ海灘に蒸発していない大量の脳みそが残っている。
そして四枚目を開いた。
将来、他クラスの学生と結婚した場合、配当金は共有財産として扱われるのか?
私は一秒黙った。
次の一枚。
株主として、ビーチの最前列のデッキチェアを優先予約できるか?
頭が痛くなってきた。
六枚目はさらに傑作だった。
アスガルドが将来的に値上がり続けた場合、二年生は記念債券を発行できるのか?
私は紙を置き、深く息を吸った。
「記念債券を書いたのは誰?」
「筆跡からするとC組のようだ」
フレイヤは顔色ひとつ変えずに言った。
真紀がその一枚を引き取り、二、三秒見てから、眉がほとんど分からない程度にわずかに動いた。
「少なくとも、傭兵団の話は出なかった」
「出ていないとは言えないと思う」
私は一番下の一枚をひっくり返して見せた。
そこには、非常に丁寧な字でこう書かれていた。
「校外高リスク安全顧問サービス」という名目で業務を受注した場合、それはまだ傭兵に該当するのか?
部屋の中が、まるまる二秒間静まり返った。
それから、真紀まで笑った。
目立つほどではないが、あの笑みが一度出ると、この代の学生たちは時として本当に、まとめて社会に放流した方がいいと彼女が認めているということだ。
ヘートヴィヒはその紙を見終わり、軽く評した。
「連邦の長所は、創造性が旺盛なことね」
一拍置く。
「短所もそこだけど」
真紀は荒唐無稽度の高い紙を何枚かまとめて脇に置いた。
「真面目な質問は三日以内に回答する。荒唐無稽な質問は付録にまとめる。特別に荒唐無稽なものは、匿名でも追跡する」
私は首を傾けた。
「どうやって追跡するの?」
「言葉遣いで見る」
彼女は極めて淡々と答えた。
「この船で、匿名の質問に『記念債券』と書ける人間は、そう多くない」
私は突然、C組のために黙祷を始めた。
規則、動線、客室、補給、当直、人流、意見箱。
一時間足らずの間に、福利厚生デーのように見えていた午前中が、私たちの手によって、かろうじて秩序と呼べる枠組みに押し戻されていた。
窓の外では、人工ビーチがまだ騒がしい。
陽光は相変わらず明るい。
水音と笑い声が断続的に入り込んでくる。どれだけ管理側が忙しくても、青春というものは行政の承認を待ってから始まることはない、と言わんばかりに。
タオルと動線図が詰め込まれたこの管理室に立ちながら、私はふと奇妙な感覚に包まれた。
もしかしたら、今朝の真紀の言葉は正しかったのかもしれない。
アスガルドはボーナスではない。
単なる戦利品でもない。
彼女はどちらかというと、巨大で、気まぐれで、値が張り、リスクに満ちた容器だ。この二年生全体の、まだ育ちきっていない部分を全部一緒に詰め込んで、互いにぶつかり合いながら、この器をひっくり返さないでいる術を覚えさせる。
ひっくり返るかどうかは——
当直規則を修正している生徒会長と、人流配置を確認している風紀委員長と、ドア口で宮廷の尺度から連邦の荒唐無稽さを評点している皇女と、机の上の「共同の未来と集団のふざけ合いの間」にある質問の束を見渡した。
……少なくとも今は、まだだ。
「とても面白い」★四つか五つを押してね!
「普通かなぁ?」★三つを押してね!
「あまりかな?」★一つか二つを押してね!




