195.急遽の追加公演 3
この物語はフィクションです。実在の人物・団体・事件・名称等は一切関係ありません。
貴賓室の暖房は十分に効いていた。
足を踏み入れた瞬間、外のチアリーダー、儀仗隊、旗、太鼓の音、青春、熱血、栄誉、校の名誉といったものが、さっきまで靴底に付いていた雪のように、敷居を越えた途端に全部振り落とされた。
中は完全に別の世界だった。
軍が一区画、政界が一区画、財界が一区画、互いに遠くはないが、礼儀のための距離が意図的に確保されている。その距離は非常に文明的で、非常に虚偽だった。ソファの一脚、ローテーブルの一台、ティーカップの位置に至るまで計算されているようで、全員が体面を保ちながら互いを値踏みできるようになっていた。
最前方には広い空間が特別に空けられていた。
さらにその先に、学生の試合場に面した一面のガラスがある。
私はその空間の脇に立ち、火の輪くぐりや猿芝居を要求されたとき、その場で倒れて癲癇発作を装い、人道的な理由でプログラムを強制中止させるべきかどうかを、非常に真剣に考え始めた。
これは妄想ではない。
予防的戦略思考だ。
今日は選抜であって、見せ試合ではない。
見せるためのものでないとすれば、ここにいる来賓が快適に座っているのは、青春を鑑賞するためではなく、誰を使う価値があるかを見るためだ。
外の全種目が同時に開始され、試合は全面中継された。一面のガラスと室内の複数の同期スクリーンが、徒手格闘、障害長距離走、白兵武器格闘、精密射撃をすべてマルチウィンドウに切り分けた。学生の人生を、リアルタイムで比較できる商品ページに圧縮したようだった。
徒手格闘と障害長距離走は一旦置いた。
見下しているのではない。
今日の私が気にしているのは、白兵武器格闘と精密射撃だけだからだ。
最初のうちは、本当に心の中で仲間に声援を送っていた。
特に精密射撃の校正映像が出た瞬間、ほぼ無意識にアカリを探した。白兵武器格闘が資格戦に切り替わると、最初にドワイト・"D"・バークリーが斧を持ち、今日は試験に来たのではなくロボットに臓器提供の登録をさせに来たという構えで立っているのを見つけた。
しかし、Dが模擬ロボットを斧で八度目に倒し、機械の腕まで半分もぎ取ったところで、非常に現実的なことに気づいた。
この人たちは、私が横で旗を振る必要など、実はまったくない。
少なくともDには必要ない。
Dの戦い方は試合というより、金属製造業に「解体効率」を再定義しているようなものだ。
画面の中の不運なロボットの残骸を眺めていると、遠くで誰かの手が私を招いた。
視線を向けた。
レオ・ヴィスラン大佐。
その場で目を上に向けた。
本当に面倒くさい。
「態度に気をつけて、星野シモ」
真紀の声が隣から平坦に落ちてきた。私の白眼が何度目かまで記録に書けそうな正確さだった。
「はい、はい」
口では素直に答えながら、心の中ではすでにヴィスラン大佐のために十七種類の死に方を書き上げ、最も後始末が困難な血痕を残さないバージョンを選んでいた。
まだ立ち位置も定まらないうちに、ヴィスラン大佐が待ちきれないように私を前へ押し出した。
「元帥閣下、これが申し上げていた星野シモです」
ヴィスラン大佐の口調は、長い間こっそり隠していた厄介なコレクションを、今日ついに我慢できなくなって取り出して見せびらかしているような声だった。
前に押し出された私は、目を上げて、手に常にパイプを持ち、暖房室全体が皆に一時的に貸し出されているだけの旧式戦艦艦橋のような座り方をする老人を見た。
アリスター・ペンドルトン元帥。
その顔を一目見た瞬間、両足を揃え、肩を並べ、条件反射で直立した。
「元帥、ご機嫌よう」
ペンドルトン元帥が私をちらりと見た。
その視線は乱暴ではなかったが、人を人として見ているわけでもなかった。より正確に言えば、ペンドルトン元帥が私を見る方法は、ある道具を再研磨する必要があるかどうかを評価しているようなものだった。
「ヴィスラン」ペンドルトン元帥はゆっくりと口を開き、パイプを指の間で一回転させた。「これが君の言う計画の成果かね?」
「はい」
その場で聞きたかった。どの計画で、誰が承認して、私はなぜ自分が成果になっていることを知らないのか、と。
でも耐えた。
主に、元帥が現場での口挟みを受け入れる慈愛ある老人には見えなかったからだ。
ペンドルトン元帥がもう一度私を見た。
「なるほど」ペンドルトン元帥は言った。「殺気を感じない。確かに使える」
自分の耳がおかしいのではないかと思った。
殺気を感じないから使えるとはどういう評価だ。
私は今、刃か、毒か、それとも何らかの携帯式外交災害なのか。
しかし、さらに悪いことが続いた。
ペンドルトン元帥は私に何も聞かず、昼食のメニューを変えるような気軽さで後ろに体を傾け、言った。
「では、私の侍衛と一手やってみなさい」
眉間が跳ねた。
文明社会の標準に合った抗議を表明する間もなく、ペンドルトン元帥はすでに喉を開いて、部屋の向こうへ向かって呼んだ。
「薫、来い」
その一声で、貴賓室にかろうじて保たれていた上流社会の低温の会話感が、一瞬ティースプーンでかき混ぜられたように揺れた。
真紀を含め、全員の注意がそちらへ引かれた。
真紀が私を振り向いたときの表情は、非常に正確に一つのことを書いていた。
あなたまた何をしたの?
必死に首を振った。
私じゃない。
今回は本当に私じゃない。
九島征玄が少し離れた場所でこの光景を見ていた。その表情は意外なほど穏やかで、長老が午後のお茶に余興が加わったときの、反対するでもない興味のようなものさえあった。
「ほう」九島征玄はゆっくりと言った。「見ものができたかな」
ペンドルトン元帥が外の投影画面をパイプで指した。
「外のは退屈だ」ペンドルトン元帥は言った。「自分たちで一手やろう」
……この老人は、まったく取り繕うつもりがない。
そのとき、薫が歩いてきた。
最初の印象は、この人物は非常に識別しにくいということだった。
肌は血の気がないほど白く、銀色の短髪が耳の横に沿い、顔立ちは過剰なほど整っていて、輪郭が冷たく収められている。冷たすぎて、最初の一秒では薫が男か女かを判断しにくい。それは中性的なお洒落感ではなく、もっと厄介なものだ――この人間は作られた日から、余分な情報を持つことを許されていなかったような、そういう感じだ。
薫は空いた場所の中央まで歩いて、止まった。
礼はしなかった。
余計な言葉もなかった。
私を長く見もしなかった。
ただ、立っていた。
それだけなのに、私の肩が先に少し締まった。
奇妙な感覚だった。
薫からは、本当に殺気が感じられなかった。でも、だからこそ余計に嫌だった。
感情の起伏がない。
虚勢もない。
人に見せるための圧迫感もない。
ただ純粋な機能性だけがある。
刃を鞘に収めたようで、光すら余分に漏らさない。
心の中でため息をついた。
よし。
火の輪くぐりではなかった。
その場で耐打撃性能を検証される、ということだった。
「ルールは簡単だ」ペンドルトン元帥が口を開いた。デザートの順番を決めるような口調で。「倒れるか、完全に制されたら負け」
口の端を引いた。
どこが簡単なのか。
これは人生を「非常に無責任な娯楽の指針」の一文に凝縮したものだ。
上着の裾を後ろへ整えて、空いた場所の中央へ歩き出した。
床は清潔だった。
嫌になるほど清潔だった。
打ち合っても清掃担当者に申し訳なくなるほどだ。
薫の向かいに立ち、目を上げた。
「先に言っておくけど」低く言った。「今日は来賓接待に来ただけだから」
薫は答えなかった。
表情も動かなかった。
こういう人間が一番厄介だ。
口の悪さをぶつける場所がわからない。
次の瞬間、薫が動いた。
突進でも飛びかかりでもない。
幅が節約的なほど小さく、しかし不快なほど速い切り込みだった。
「最初に挨拶しないの?」と吐き出す時間すら与えられず、薫の手が私の左手首の前に来ていた。掴むのではなく、関節の線を非常に正確に引っ掛けて、最初の一手で私のバランスと選択肢を同時に外そうとしていた。
無意識に手首を捻って引き、右足を半歩滑らせ、薫の最短ルートから身体を外した。
最初の一手はかすった。
二手目は違った。
薫のもう一方の手が、ほとんど一手目の軌跡に沿って追ってきた。掌底が私の胸の下を直取りし、力は爆発的ではないが、安定していて、人をまとめて押し出そうとしていた。私は横に身を逃がすだけで精一杯で、その一掌は制服の前を擦り、私は二歩後退した。
非常に専門的だった。
そして非常に嫌だった。
これは校内で架勢を見せてくれる試合ではなかった。
薫の動きはすべて、短縮、切り込み、バランスの解体、退路の封鎖だった。
なぜペンドルトン元帥が外のは退屈だと言ったのか、ようやく理解した。
薫のこの戦い方は、見せるためのものではないからだ。
三手目が追ってきたとき、私はもう退かなかった。
退き続ければ、リズムが完全に薫のものになる。
直接ぶつかった。
きれいな攻撃ではない。
純粋に、薫が最も快適な距離を維持するのを阻止したかっただけだ。
肩線がほぼ触れそうになった瞬間、薫の肘が沈み、私の重心を丸ごと折ろうとした。私は反手で薫の前腕を引っ掛け、膝を内側に入れ、その動作を強引に半拍崩した。金属の留め具が制服を擦る音は小さかったが、その半拍で一つのことを確認できた――
薫は強い。
しかも、強さを顔に書くタイプより厄介だ。
薫は気勢を奪いに来ない。
薫は結果だけを取りに来る。
踵で旋回して、自分を正面から斜め側へ引き、薫の腰の線を取ろうとした。薫はまるで先読みしていたように腰を引き、私の手は空を切った。次の瞬間、薫の指節が私の手の甲を滑り、手首の骨を直取りしていた。
痛かった。
本物の痛みだった。
その場で罵声を上げそうになるのを、もう一方の手で薫の肘内を押さえて線を逸らすことで、辛うじて抑えた。
半歩も離れていないところで、また絡み合った。
今度は薫が先に触れた。
掌根が肩に当たり、肘の線が喉を封じ、ほぼ同時に完成した。視野が一瞬暗くなり、胸の空気が半分絞り出され、足元も薫の脚に内側から払われ、私はそのまま仰向けに倒れそうになった。
危なかった。
非常に危なかった。
外でこの一幕が中継されていたとしたら、チアリーダーが一斉に息を呑み、私のために花輪を準備し始める光景が想像できた。
でも倒れなかった。
右足の踵が、カーペットと光沢のある石床の境目を踏んでいたからだ。
その瞬間、この前方の空いた場所がなぜこんなに気に食わなかったのかが、わかった。
清潔すぎる。
整いすぎている。
こだわりすぎている。
そして、こういうこだわりには必ず隙が生まれる。
私は自分をさらに惨めな方向へ送り出した。
肩が沈み、薫に押し潰されるように横へ倒れ込んだ。薫は私が倒れると判断したらしく、制圧の手が追い込みに来た。
今だ。
その力に抗わず、直接それに乗って身体を回転させ、踵をカーペットの縁で強く絞り、その摩擦の差で全身を横から叩き戻した。薫の手は私の腕に絡んだまま、重心も追ってきた。でも薫は追い方が真すぎた。速すぎた。最短の線を信じすぎた。
左手で薫の手首の骨を逆に引っ掛け、肩を薫の胸前に叩きつけ、右膝を薫の膝裏に斜めに入れた。
「――!」
薫が初めて息を漏らした。
叫びではない。
ただ呼吸が半拍乱れただけだ。
でも私には、半拍あれば十分だった。
ほとんど薫に貼り付くように翻り、薫を引き倒しながら、自分も一緒に明日の校内新聞の社会面の素材になりかけた。カーペットが手の甲を擦り、膝が床に当たる鈍い痛みは実にみっともなかったが、私は歯を食いしばって薫の反折した腕を下へ押さえ、体重を乗せ、右手の二指を揃えて、薫の喉の一寸手前で止めた。
薫のもう一方の手も止まっていた。
私の脇腹からそれほど遠くない場所で。
もう少し近ければ、「辛勝」の意味を改めて理解しなければならなかった。
でも、それ以上近づかなかった。
私が薫の肘を先に押さえ、薫も私にカーペットへ釘付けにされたからだ。
息を一つついた。胸は小型の爆発物を飲み込んだように熱かったが、指は安定して止まったまま、二度と震えなかった。
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