188.他愛のない悪戯 3
この物語はフィクションです。実在の人物・団体・事件・名称等は一切関係ありません。
前半の夜は、結局これといった大きな事件は起きなかったわ。
少なくとも、「私が二階堂をトイレから驚かせて飛び出させ、ついでに彼女を清掃事故と尊厳事故の間で高難易度の着地を完了させる」という事態以上の大きな出来事はなかったわね。
第二回の巡回は彼女によって強引に十分遅らされ、その後は「今は話したくないが、お前も自分が無事だとは思うなよ」という気圧に押されながら歩き通すことになったのよ。
道中ずっと、二階堂・フレイヤは前半の夜よりもさらに静かで、危険なほどの静けさだったわ。私は一度、彼女が脳内で三つの報復計画、一つの事故反省報告、そして一つの《副会長の夜間勤務における不安定要因改善提案書》をすでに完成させているのではないかと疑ったほどよ。
そして私は――。
非常に空気を読んで、道中ずっと口を閉ざしていたわ。
ある年齢になればわかることね。口が悪いのは天賦の才だけれど、いつ口を閉じて命を守るべきかを知っているのは修養だわ。
空が本当に白み始め、学校全体が「夜の静かすぎる抜け殻」から「昼間はまだ正常に機能している教育機関を装わなければならない」状態へとゆっくりと戻っていく頃には、私と二階堂は二人とも、余分な感情を維持する気力がないほど疲れ果てていたわ。
彼女は濡れた制服を軍需品の回収のように処理したわ。
私は昨夜貸した予備の衣類を回収する役割を担い、ついでに「二階堂が本当に私の服を着た」という事実に対して、不必要な連想をまったく抱いていないフリを一生懸命に演じたのよ。
もちろん、この種の努力はたいていあまり成功しないわね。
特にその出来事の中で一番厄介なオブジェクト――最後に彼女に貸さざるを得なかった内側に着る替えの衣類――が、暖房と一晩の低温乾燥の協力により、ようやくほぼ乾いていたからよ。
私はもともと、デブリーフィングの前に、十分にドラマ性がなく、十分に報いを感じさせないタイミングを見つけて、この件を静かに終わらせるつもりだったわ。
残念ながら、神様は明らかに静かな終わり方を好まなかったようね。
十二月二十七日の日番は、真紀と二班の田中風紀委員だわ。
田中はまだ到着していなかった。
先に来たのは真紀、そしてジェス・マッカロウだったわ。
さらに致命的なことに、彼女たちが到着した時、二階堂は当直室の中に立っていたの。その顔色は昨夜窓枠に結んだ氷晶のように冷たく、非常に綺麗に折りたたまれた小さな布の包みを私の手に渡している最中だったのよ。
そう。
あれだわ。
私が一生、第三者に引き渡しプロセスを見られたくないと願っていた、あれよ。
その瞬間、時間は遅くなったのではないわ。
直接停止したのよ。
当直室のドアが半分押し開けられ、外の朝の冷たい空気がまだ完全に入り込んでこないうちに、ジェスが先に頭を覗かせたわ。事故現場に対する芸術レベルの嗅覚を持つ傍観者のように、常に最も正しいタイミングで最も間違った位置に立つことができる人物ね。
そして、彼女は見た。
私の手にあるその小さな布の包みを。
半分差し出したまま、まだ完全には引っ込めていない二階堂の手を。
そして、表情管理が間に合わなかった私の顔を。
ジェスは動きを止めたわ。
続いて、彼女の目が輝いたの。
それは普通の人間が放つ輝きではないわ。無料のエンターテインメントと生きたスキャンダルが同時に転がり込んできた時、ある種の天賦の才を持つ傍観者だけが見せる光だわね。
「……わお」
彼女はゆっくりとドアを押し開け、全体で中に入ってきたわ。その口調の愉悦は隠すつもりさえないようだった。
「私、もしかして最高のタイミングで来ちゃった?」
私はその小さな布の包みを握りしめ、その場で自分を当直机ごと引き出しの中に折りたたんでしまいたい衝動に駆られたわ。
真紀はジェスの一歩後ろに立っており、明らかに彼女もそれを見ていたのよ。
彼女はまず私を見た。
次に二階堂を見たわ。
最後に視線は私の手にある、過剰に綺麗に折りたたまれた、綺麗すぎてかえって隠蔽工作めいている布の包みに落ちたの。
私は自分の目で、彼女の顔が引きつるのを見たわ。
誇張された痙攣ではないの。普段はよく制御されている筋肉の小さな一塊が、突然組織の規律から離脱し、独自に内面の感想を表現しようと決意したような引きつりよ。
「あなたたち……」
真紀が口を開いたわ。声はとても平坦だった。
平坦すぎたのよ。
嵐の前に、気圧が理不尽に下がるような平坦さね。
「昨夜は随分と楽しかったみたいね……」
私は自分の唾でむせ死にそうになったわ。
「違う、待って、真紀、これは説明できる――」
「副会長」
二階堂の声が私の横で冷たく落ちたわ。
振り返ると、彼女の耳の根元がすでに赤くなっているのが見えたの。
淡いが、本当に赤くなっていたわ。
この人は普段、『羞恥』という二文字を辞書から削り取ったかのように冷たいのに、よりにもよってこんな時に、こんな事のせいで、こんな誰にも見られるべきではない内層衣類の返却現場のせいで、珍しくその色を漏らしてしまったのだわ。
最悪ね。
なぜならこの赤みは、彼女の体面を少しも回復させないどころか、誤解全体をさらに深い穴へと直接蹴り落としてしまったからよ。
ジェスは案の定、この天与の好機を無駄にしなかったわ。
一歩前に出ると、私と二階堂の間を二往復視線でスキャンし、それからついにパズルが完成したかのように、極めて愉快に手を叩いたのよ。
「ちょっと待って、整理させて」
「お前は整理しなくていいわよ」
私は即座に言った。
「副会長から服を借りた」
二階堂がほぼ同時に口を開いたわ。
私たち二人は同時に言葉を切った。
それから、ジェスが息を吸い込む音が聞こえたの。
驚愕ではないわ。笑い死にする前の準備呼吸よ。
「服を借りた?」
彼女はゆっくりと繰り返し、口角はすでに抑えきれなくなっていたわ。
「ただ服を借りただけなのに、早朝にこのサイズの布の包みを返す必要があるわけ? あなたたちの夜番の業務範囲って、ちょっと広すぎない?」
「ジェス」
真紀が彼女の名前を呼んだわ。
その声はとても短かった。警告のようでもあり、彼女自身も、その場で拡大させるにはあまり適していない何らかの感情を必死に抑え込んでいるようでもあったわ。
私はてっきりそれが制止だと思ったの。
ところがジェスは振り返って彼女を一瞥しただけで、さらに明るく、さらに残酷で、決定的な傷口を発見した専門の検視官のような口調で、最後の一刀を補足したわ。
「わあ、おしっこ漏らしたみたいじゃん」
世界が一秒間、静まり返ったわ。
それに続いて、二階堂が動いたのよ。
彼女は弁明しなかった。否定もしなかったわ。「言葉に気をつけろ」と冷たく返すこともしなかった。
彼女は直接手を伸ばし、ジェスを掴んだわ。
その動きは、昨夜の東側連絡通路を夢に見るほど速かったの。ただ今回、彼女は懐中電灯を押さえつけたわけでも、反射光を遮ったわけでもないわ。彼女が掴んだのはジェスの襟と腕で、全体の気圧は瞬時に『風紀委員長』から『吹雪の中で忍耐を失った死体埋却人』へとアップグレードしていたのよ。
「ジェス」
二階堂は一字一字、彼女の名前を呼んだわ。
声は大きくない。だけど保証するわ。もしあの瞬間、当直室の後ろに本当に土があったなら、彼女は即座に穴を掘り始めていたでしょうね。
ジェスは武力制圧されながらも、まだ笑う余裕があったわ。
「おいおい、なんでそんなに焦ってんの? 私はただ合理的な推測をしただけだよ。副会長の昨日のあの顔と、今日のあなたのこの布の包み、それに加えて――」
「お前、次言ったら」
二階堂は彼女を睨みつけたわ。
「グラウンドのスコアボードの下にお前を埋めて、来学期からそのまま学校の七不思議に就任させてやるからな」
「待ちなさい、待って」
私は急いでその証拠品の布の包みを自分のコートのポケットに押し込み、手を伸ばして二階堂を引っ張ったわ。
「二階堂、とりあえず手を離して、手を離しなさい。もう朝よ、人を埋めるのは見栄えが悪いわ――」
「副会長、お前は黙ってろ」
「わかった、でもあんたも本当に埋めるのは待ちなさい」
真紀は傍らに立ち、こめかみが明らかにピクピクと引きつっていたわ。
彼女がすぐに二人を引き離しに来なかったのは、気にしていないからではないの。今の彼女の脳内でも、少なからぬ規模の内部戦争が繰り繰り広げられているのではないかと疑うわ。『生徒会長としてあるべき秩序感』と『私は一体朝から何を見せられているのか』という、秩序感にとって極めて不利な現実の衝撃との間でね。
彼女が私を一瞥したわ。
その一瞥は非常に平坦だった。そして非常に恐ろしかったのよ。
私は瞬時に背筋を伸ばしたわ。
「真紀、先に結論から言っていいかしら」
「言えるものなら言ってみなさい」
と、彼女。
「事実はあんたが考えているようなことじゃないわ」
「じゃあ、あなたの手にあるそれは何?」
「……後方支援物資」
真紀のまぶたがごく軽く跳ねたわ。
ジェスはこんな時にまだ声を上げて笑うことができ、肩を震わせていたの。
「後方支援物資、あはは、副会長、その言い方すごくランっぽいよ」
「お前は黙ってろ!」
私と二階堂はなんと同時に彼女を怒鳴りつけたのよ。
当直室の中はまた一秒、静まり返ったわ。
ジェスは瞬きをし、それからさらに激しく笑い出したの。
私は本当に死にたかったわ。
二階堂も、自分がたった今私と同じ瞬間に、同じ口調でジェスに同じ命令を下したことにようやく気づいたようだったわ。彼女はジェスを掴む手を一瞬止め、耳の根元のまだ引ききっていなかった赤みが、さらに一段階上に燃え上がったのよ。
素晴らしいわね。今度はシンクロ率まで出てきたわ。
真紀の顔色が青ざめ始めた理由が、私には完全に理解できたわよ。
「いいわ」
彼女は深呼吸をし、ついに口を開いたわ。口調はあの人を即座に正座させたくなるような平静さを取り戻していたの。
「最初から始めなさい。副会長、あなたが話しなさい。二階堂、あなたが補足しなさい。ジェス、あなたは黙っていなさい」
「えー」
「黙って」
「……はーい」
ジェスはなんと、本当に半秒だけおとなしくなったわ。
私はその場に立ち、操作ミスで夜中に弾薬庫を爆破してしまい、翌朝会計部門に事故報告書を書かなければならない不運な将校のような気分だったわ。
だから私は観念して息を吸い込むしかなかったの。
「昨夜の夜番で、二階堂がトイレで……」
「副会長」
「違うわ、そういう意味じゃないの」
私は即座に言い直したわ。
「昨夜は勤務中の、ええと、不測の驚愕事態と、清掃用具による二次的な転倒事故が重なり、制服が局所的に水濡れを起こしたため――」
ジェスが震え始めたわ。
恐怖ではないの。笑い死にそうになっているのだわ。
真紀は目を閉じたわ。
「副会長、人間の言葉で話しなさい」
「……私が彼女を驚かせて、彼女が転んで、清掃バケツがひっくり返って、服が濡れたから、私が予備の服を貸して、それが乾いたから、今返してくれたのよ」
一息で言い終えた後、当直室全体が大型の吹雪に埋もれた直後のように静まり返ったわ。
真紀はゆっくりと目を開けたわ。
それから、彼女は私を見たの。
「あなたが彼女を驚かせたの?」
「……ええ」
「夜番で」
「……ええ」
「トイレで」
「……ええ」
「副会長」
真紀は非常に平静に言ったわ。
「あなたは本当に、クリエイティブな生き方をしているわね」
私は恥じ入って半寸ほど頭を下げたわ。
私の人生でも珍しいことね。
二階堂は傍らに立ち、顔色はすでに大半が冷たさに戻っており、耳の根元のあの赤みだけが最後の抵抗を続けていたわ。彼女はジェスを離した後、コートをさらに前に引き寄せ、非常に硬く、正式――そして非常に不本意そうに一言付け加えたの。
「事故の事実はその通りだ」
ジェスはついに堪えきれず、机の端に寄りかかり、腰が曲がらないほど笑い転げたわ。
「事故の事実はその通りだ、あはははは、神様、これ何の軍法会議の供述なの――」
二階堂がまた手を伸ばそうとしたわ。
今度は私と真紀が同時に彼女を止めたのよ。
現場は途端に大混乱に陥ったわ。
そして、当直室らしくないほど乱れながらも、なぜか今の私たちの精神状態には妙に合致しているこの清々しい朝の中で、私はふと、あることを非常にはっきりと意識したわ――。
今日はまだ始まったばかりだわ。
だけど、二階堂はおそらくすでに私を、今年の『最も一緒に仕事をしたくない人物リスト』の第一位に登録したでしょうね。
...そしてジェスは、彼女の生涯にわたるエンターテインメント精神を駆使して、この一件を『校内で三ヶ月以上語り継がれる伝説』の方向へと力強く発展させようとしているわ。
真紀については……。
私はこっそり彼女を一瞥したわ。
彼女は眉間を押さえていたわね。その不機嫌な顔色は非常に重層的で、理性的には秩序を維持したいと思いつつも、感情的にはまず私を絞め殺したいと強く願っているようだったわ。
……最悪ね。
私はふと思い始めたわ。昨夜私が幽霊のふりをしたあの瞬間は、もしかしたら二階堂が一番恐れるべきものではなかったのかもしれない、と。
本当に恐ろしいのは、翌日の朝になってもまだ生きている、その後の事後処理の方かもしれないわね。
「とても面白い」★四つか五つを押してね!
「普通かなぁ?」★三つを押してね!
「あまりかな?」★一つか二つを押してね!




