186.規律の化身 1
この物語はフィクションです。実在の人物・団体・事件・名称等は一切関係ありません。
二階堂という風紀委員長のことは知っていた。
そして、彼女のことはある程度理解しているつもりでいた。
だが、十二月二十六日の夜番で、私は『規律を体に焼き付ける』とはどういうことか、再認識させられることになったわ。いや、『焼き付ける』という言葉では生ぬるい。工業用バーナーで骨の一寸一寸にまで『風紀』という二文字を溶接し、その結果として二階堂という人間が形成された、と言うべきでしょうね。
私は彼女に先を越されるのを防ぐため、
「私は時間通りにここで待っていた。あなたが遅刻したのはあなたの問題だ」
という態度を示すべく、わざと十分早く現場に到着した。
結果として、私が着いた時、二階堂はすでに記録板を手に、校門の前に直立不動で立っていた。
門に寄りかかるでもなく、歩き回るでもなく、ましてや当直室で暖を取るでもなく。
ただ、そこに立っていたのよ。
雪の中に打ち込まれた、銀色の釘のように。
バイクで入っていく時、彼女の視線が私のヘルメットから前輪までを舐めるようにスキャンしたのを感じたわ。あからさまな視線ではないけれど、非常に不快な直感を抱かせるものだった。彼女は少し、得意げに見えた。
バイクを停め、その不快感を口に出せるような汚い言葉に整理する間もなく、私は当直室の外に立つヘートヴィヒと山田君の姿を目にしたわ。先生に「自分で反省しなさい」と命じられた二人の模範生のように、左右に分かれて立っている。
雪はまだ降っていた。
吹雪ではない。細かく、砕けたような、冷たい雪。肩に落ちても重みはないけれど、『今日は一日、お前を楽にはさせない』という確かな存在感があったわ。
私は眉をひそめた。
「二人とも何してるの?」
私は当直室の中を指差した。
「外は雪よ。中にストーブがあるのに、わざわざ外に立っているわけ?」
ヘートヴィヒは苦笑した。
その笑みはとても淡く、彼女自身も目の前の論理をまだ完全に消化しきれていないようだった。山田君はバインダーを抱え、顎でほんの少し横を示した。
私は彼が示す方向を見たわ。
「……二階堂ね?」
ヘートヴィヒが頷く。
山田君も頷いた。その頷きの幅には、新米公務員が最初の週に現実から平手打ちを食らった後に抱くような、体制に対する早熟な疲労感が滲んでいた。
「五時半にいらっしゃったんです」
山田君の声は本当に泣きそうだった。
「いらっしゃる前は、まだマシだったんですが」
「来てからは?」
私が尋ねると、
「とても丁寧でした」
ヘートヴィヒは手を袖口に引っ込め、平坦な口調で言った。
その言葉を聞いただけで、その後に続くのがろくでもないことだとわかったわ。
「『暖かすぎると、人体の感覚が鈍る』とおっしゃって」
「……」
私は口を開きかけた。
だけどツッコミどころが多すぎて、どこから最初の一刀を入れればいいのかわからなかったわ。
文字通りに受け取れば、彼女の言うことには一理ある。
だけど人類文明の観点から言えば、この言葉は『冬の夜に同僚に対して使うべきではない自己啓発名言集』に収録されるべきよ。
私はヘートヴィヒを見て、それから山田君の今にも氷晶が降りそうな両耳を見て、最後にはため息を飲み込むしかなかった。
「わかったわ。二人とも、先に上がりなさい」
山田君はほぼ瞬時に安堵の息を漏らした。その表情は非常に抑制されていたけれど、同時に非常に明確でもあったわ。まるで、意味のない精神鍛錬キャンプへの参加をついに免除された人間のようだった。
ヘートヴィヒは相変わらずの安定感を保っていたけれど、私のそばを通り過ぎる時、ごく軽く一言残した。
「お疲れ様です」
私は彼女を振り返った。
ヘートヴィヒのまつ毛にはまだ溶けきらない雪が少し掛かっており、髪の端は夜風で少し乱れていた。一日中働き詰めで疲れているはずなのに、その瞳は相変わらず澄んでいる。その澄み切った感じは時として厄介よ。なぜなら、自分がこの場で文句を言いすぎると、かえって品がないように思えてしまうから。
だから私は、口角を引きつらせるしかなかったわ。
「まだ生きてるだけ、儲けものよ」
「なら、よかったです」
ヘートヴィヒは少し考えたようだったけれど、意外にも真面目に頷いた。
……なら、よかったです、ですって。
彼女は時々、最も普通の口調で、ある種の静かな気遣いのような言葉を口にする。わざとでもなく、曖昧さを狙っているわけでもない。ただ単純すぎて、反則なのよ。
私は急いで視線を外したわ。こんな一面氷張りの夜に、不必要な心拍数の事故まで処理したくはなかったから。
山田君は傍らに立ち、何か補足したそうにしていたけれど、最後には恐る恐る口を開いた。
「副会長、中の机の上に……二階堂さんが整理された夜間巡回マニュアルがあります」
私は『整理』という二文字を聞いて、即座に眉間を引きつらせたわ。
こういう時、二階堂に関する整理、編集、規範、付録、備考、補遺の類が、良い知らせ(グッドニュース)であるはずがないのだから。
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