181.午後五時三分前 2
この物語はフィクションです。実在の人物・団体・事件・名称等は一切関係ありません。
十七時三分前、ジェスは処刑の結果を待つ家族のように、自ら生徒会のドアの前に突撃して放送委員を待ち伏せた。
私は、その顔は裁判所の外でスクープを狙うゴシップ記者に似すぎているから少しは自重しろ、と注意しようとした。だが言葉が出るより早く、ジェスはすでにドアにぴったりと張り付き、耳から探知機能が生えてきそうな勢いだった。
「来た?」と、彼女は尋ねた。
「その台詞、仇が息を引き取ったという知らせを待ってるみたいだぞ」と、私は言った。
「似たようなもんでしょ」ジェスは堂々と私を振り返った。「あの『儀式感環境音響デザイン』が今日死んでくれないと、夜もぐっすり眠れないからね」
「あんたは普段から、そこまで良心的な眠り方してないだろ」
「それとこれとは別。普段のは人格の問題だけど、今日は原則の問題」
私は相手にするのも面倒になり、うつむいて、先ほどヘートヴィヒとまとめた会談記録の最後の二行を書き足し続けた。ヘートヴィヒは私の隣に座り、修正提案の言い回しをもう一度整えている。彼女のあの仕事ぶりは本当に致命的だ。静かで、正確で、無駄な動作がない。まるで誰かが混乱した現場に見えない枠を被せ、外へ飛び出そうとしていたすべてのものを勝手にマス目の中へ戻してくれるかのようだ。
それは生徒会にとっては福音だ。
だが、自分の乱れた部分を隣で受け止めてもらうことに慣れ始めている私のような人間にとっては、少し危険だった。
真紀は机の向こうに座り、まだ保健委員と環境委員の二つのラインの修正を一つずつ総括表に併合している。ロイは一度死んでから無理やり現世に押し戻された財務の亡霊のように、ペンを握って予算ページで新しい数字を弾き出している。蘭とハーヴィーは傍らに会場図を広げ、回収時間、観客の退避ライン、仮設トイレの新しい位置について低く話し合っている。Dはキャビネットのそばに立ち、いつでも二度目の外回りに派遣できる重装運搬システムのように、真紀の次の指示を待っている。
オフィス全体の空気は張り詰めているが、乱れてはいない。
どちらかといえば、誰かがドライバーと止血鉗子を同時に持ち、バラバラになりそうな機械の応急処置をしているような状態だ。
ドアの外から足音が聞こえた。
ジェスは全身を震わせ、ついに囚人が護送されてきたのを待ちわびていた獄卒のように、サッとドアを引き開けた。
放送委員長がドアの外に立っていた。手には新しい見積書と修正説明の書類を挟み、その表情は「今日はもう二度とあんたたちの顔を見たくない」と「だが生徒会長に直接もう一度来られるのはもっと嫌だ」の中間くらいだった。彼女の後ろには補足資料を抱えたもう一人の放送委員が続いており、先ほど委員会のオフィスにいた時よりもさらに神妙な顔つきになっていた。
ジェスはまず彼女たちを一瞥し、それから横に避けると、過剰なほど熱烈な歓迎のジェスチャーをした。
「ようこそ」と、彼女。「本日は儀式感の葬儀および除籍手続きにいらっしゃったのですか?」
私はその場でペンを置いた。
「ジェス」
「はい、黙ります」彼女は口ではそう言ったが、口角は無料のお菓子にありついたばかりのように上がっていた。
放送委員長は明らかにその言葉に喉を詰まらせたが、今日は喧嘩をしに来たわけではないとわかっているのだろう、腹を括って書類を差し出してきた。
「修正版です」と、彼女。「先ほど生徒会から出された意見に従って作り直しました」
真紀が手を伸ばして受け取った。
彼女は先には口を開かず、ただうつむいて目を通した。
その静けさが一番人を苛む。真紀がすぐに口を開かない時は、たいてい目の前にあるものが単に修正を要するだけなのか、それとも直接埋めるべきなのかを判定していることを意味するからだ。
ロイも手を伸ばし、副本を一部受け取った。蘭は立ち上がって少し近づき、一緒に新しい表を覗き込む。ヘートヴィヒは私たちが作り終えたばかりの会談記録を横にずらし、新版の見積もりのためにスペースを空けた。
私は元の席に座ったまま動かず、腕を組んで、他人の生殺与奪を合法的に決定できる本物の行政型生物三人が審査を始めるのを見ていた。
この光景は、実はかなり恐ろしい。
何しろ私は昨日、手を出したのが重すぎて憲兵隊に一晩留置されたばかりなのだ。だが今日、こうして見れば見るほど、人を本当に精神的死に追いやるのは拳ではなく、夕日の中で見積もりを項目ごとに比較する生徒会三人組の表情なのだと思えてくる。
半分ほど過ぎた頃、ロイが先に口を開いた。
「メインスピーカーは元の仕様に戻っている」と、彼。
蘭が一度頷いた。
「予備スピーカーは四セットに」
真紀が次のページをめくる。
「独立配線は『事前調査による確認待ち』として保留、確定支出には計上しない」
私はそれに合わせるように一言付け足した。
「それに、あの儀式感とかいうやつは……」
ヘートヴィヒが隣で淡々と引き継ぐ。
「全額削除されています」
放送委員長は何も言わず、ただ顔の筋肉を極めて微かに強張らせた。
理解はできる。午後まるまる潰して、自分が考え出した立派な名目の葬式を自らの手で執り行ったのだから、気分がいいはずがない。
ジェスが横で小さく「イェイ」と声を上げた。
真紀が顔を上げ、彼女を一瞥した。
ジェスは即座に手を挙げた。
「ごめん、学校の財政健全化に対して心からの喝采を送っただけ」
「あんたの心からはうるさい」と、私は言った。
「でもすごく真摯だよ」
その時、ロイのペン先がある欄で止まった。
「もう一つ、小さな問題がある」と、彼は言った。
放送委員長は即座に少し緊張した。
「どこでしょう?」
ロイは書類の向きを変え、その中の一行を指差した。
「司会用マイクの風防の件だ。レンタルから消耗品に変更されているが、理由は?」
放送委員長は少し呆気にとられた。まさかこんなところまで指摘されるとは思っていなかったのだろう。
「それは……」彼女は言葉を区切った。「元々の古いものがかなり摩耗していまして、今回は直接新品に交換した方が安全だと判断したためです」
「数は?」ロイが尋ねる。
「六個です」
「司会者は何人だ?」
「二人です」
オフィスが一瞬静まり返った。
私は横を向き、彼女を見た。
「あんたたち、司会者を会場で変身させるつもりか? それとも一節喋るごとに頭をすげ替える気か?」
放送委員長の口角が引きつった。
彼女の後ろで資料を抱えていた委員は、表情が崩壊の方向へ向かわないよう、すでに必死にコントロールしているようだった。
ヘートヴィヒはその説明に目を通し、平然と言った。
「古い消耗品が音声に影響を与えるのを避けるためであれば、合理的な数量を再見積もりするべきです。この項目は二から三個の範囲に変更し、交換理由を注記してください」
蘭もそれに合わせて頷いた。
「上限三個。それ以上は保険ではなく、買い溜めです」
ロイが横から極めてスムーズにトドメを刺した。
「生徒会は、委員会がついでに倉庫の更新を行うための資金援助はしない」
……よし。
この言葉は毒が強い。
しかも、反論したくても三層の論理が連なっていて、どこからも手のつけようがない種類の毒だ。
放送委員長は最後には頷くしかなかった。
「持ち帰って手書きで修正し、捺印して補足します」
真紀はようやくペンを置いた。
「いいわ」と、彼女。「五分以内に修正して戻しなさい。そうすれば、今日はこの件を通す」
その言葉が出た瞬間、放送委員長は明らかに安堵の息を吐いた。その息はあまりにも大きく、今彼女の背後にマイクを置けば、自然の環境音として収録できるのではないかと疑ったほどだ。
ジェスが彼女に向かって、悪意に満ちた眩しい笑顔を向けた。
「頑張って」と、彼女。「あんたたちは文明社会まで、あと風防一個分の距離まで来てるから」
「ジェス」私はもう一度彼女の名前を呼んだ。
「私、本当に自重してるよ」
「その言葉が一番信用できない」
放送委員長は書類を持って再びそそくさと退室し、ついでにあの同伴者も一緒に引きずっていった。ドアが閉まると、ジェスは即座に振り返り、両手で机をバンと叩いた。
「勝訴」彼女は宣言した。
「ここは法廷じゃない」ロイが言った。
「じゃあ行政執行」
「それも違う」
「ロイって本当に雑談しにくいよね」
「私は雑談しに来たわけじゃない」
私は椅子の背もたれに寄りかかり、長く息を吐き出した。
「少なくとも、このラインは綺麗に片付いたな」
「まだ完全じゃないわ」と、真紀。「最後の一件を修正し終えるまではね」
「あんたって奴は、他人がちょうど息をつこうとした瞬間に、ピンポイントでその息を握り潰すのが本当に上手いな」
「お褒めにあずかり光栄ね」
「最近、ますますわざとやってる気がするんだけど?」
真紀は私を相手にせず、ただうつむいて次の総括表をめくった。
五分も経たないうちに、放送委員長がもう一度戻ってきた。今度は修正後の書類を提出するなり立ち去りたそうにしていた。一秒でも長く留まれば、また新たな削減項目が生えてくるかもしれないとでも言うように。
ロイが素早く数字を確認し、蘭が項目名を照合し、ヘートヴィヒが補正記録をファイルに挟み込む。最後に真紀がその上に確認の注記を押し、淡々と言った。
「よし、放送委員の件はこれで通す」
その瞬間、ジェスはなんと相手の顔を立てるように二度手を叩いてみせた。
放送委員長の表情は祝福されているというより、公開で刑を宣告された後に保釈治療を許可されたような顔だった。
彼女が去った後、生徒会室の空気はようやく本当に一層緩んだ。仕事が終わったわけではないが、最も歪みやすく、最も火葬にふさわしい分岐がようやく切り落とされたのだ。
そして、空模様もそろそろ夕方へと滑り落ち始めていた。
窓の外の光は明るい白から、徐々にオレンジ色を帯びた斜めの光へと変わっていく。廊下の人声は減り、グラウンドの方向から聞こえてくる笛の音も断続的になり、昼間のような力強さはなくなっていた。オフィス内の蛍光灯はまだ点いておらず、そのせいで光の加減が少し中途半端に見えた。まるで全員が、一時的な疲労の中で無理に半口分の息を保っているかのようだ。
そして生徒会という場所が最も得意とするのは、おそらくその半口分の息を無理やり二時間に引き延ばすことなのだ。
真紀は新しく統合した総括表をいくつかの束に分け、順にロイ、蘭、ヘートヴィヒへと押しやり、最後に私の前にも一部を滑らせた。
「夕方のこのラウンドで、今日補足された内容をすべて併合するわよ」と、彼女。「ロイは総予算の作り直し。蘭とハーヴィーは環境と機材の動線をもう一度重ねて。ヘートヴィヒは正式な会談記録の整理。星野――」
私は自分の名前を聞いた瞬間、即座に不吉な予感を覚えた。
「……なんだ?」
「あなたは今日のすべての外回り修正を副会長の備忘録としてまとめて。明日の朝の会議で直接使うから」
私はその紙の束を見た。
次に、真紀を見た。
「真紀」
「ええ」
「あんたが『まだ生きてる』って言葉を『まだ使える』に直接翻訳してるんじゃないかって、時々本気で知りたくなる」
「大体合ってるわ」
「認めるのが早すぎるだろ」
ジェスが横で机に突っ伏しそうになるほど笑っていた。
「副会長、ご愁傷様」
「あんたが暇なら、もう一つ仕事を回してやってもいいぞ」
「急に暇じゃなくなった。ありがとう」
Dがその時ウォーターサーバーのそばへ歩み寄り、空になった魔法瓶を見下ろし、それからオフィス内にいる、書類で干からびかけている人間たちを見回して、最後に極めて現実的なことを尋ねた。
「誰か何か飲むか? 下まで行ってくる」
こういう言葉がDの口から出ると、いつも奇妙なギャップを感じる。
本来なら壁に突っ込むために使われるべき重装甲が、ある日突然、ついでに缶コーヒーでも買ってこようかと尋ねてきたような感じだ。
「私、甘いやつ」ジェスが真っ先に手を挙げた。
「あんたにはその資格がない」と、私は言った。
「なんで?」
「今日一番楽しそうに見物してたからだ」
「あれは精神的支援だよ」
ハーヴィーは顔も上げず、会場図の一角を押さえたまま平坦に言った。
「おれはブラックコーヒー」
蘭は少し考えた。
「温かいお茶を」
ロイはさらに簡潔だった。
「なんでもいい。飲めれば」
「可哀想に」と、私は言った。「財務はもう、人生に対する具体的な要求を放棄してしまった」
「要求ならまだある」ロイが言った。「来年はもう二度と、誰かが『儀式感』で帳簿の請求をしてこないことだ」
「その要求はとても合理的ですね」ヘートヴィヒが静かな声で言った。
彼女はちょうど先ほどの放送委員の補正書類を新しいファイルに収めているところだった。その横顔は、夕暮れの光の中で特別に静かに見えた。その静けさはたちが悪い。少しでも長く見てしまうと、生徒会なんていうこの忌まわしい場所にこんなに綺麗な光景が存在するなんて、いくらなんでも不公平だと感じ始めてしまうからだ。
私は視線を戻し、ただ単にこの後備忘録をどう書くか考えているだけだというふりをした。
Dが最後に私を見た。
「お前は、星野?」
「私?」
「何を飲む?」
なんでもいいと言おうとしたが、言葉が口先まで出た時、なぜかふと昨夜の憲兵隊での、金属のように冷たかった紙コップの水を思い出した。それに、今日朝から晩までほとんど一度も休まっていない脳のことも。
「ホットコーヒー」と、私は言った。「できるだけ、生きた人間が飲みそうなやつで頼む」
ジェスが即座に口を挟んだ。
「なら、副会長には砂糖が必要かもね」
「これ以上騒いだら、あんたにはお湯を飲ませるぞ」
「残酷ぅ」
Dは「ああ」と頷いて書き留めた後、ついでに真紀を見た。
「会長は?」
真紀はまだ表を見ていた。
「同じものを」
同じもの。
銘柄も、甘さも、温度も指定しない。今日という日を最後まで押し進められるなら、彼女はおそらく自分が飲んでいるものがコーヒーなのか、お茶なのか、それとも直接部品の洗浄に使えそうな液体なのかさえ、大して気にしていないのだろう。
Dは頷き、背を向けて出て行った。
ドアが閉まると、オフィスには再び紙をめくる音、ペン先が表をなぞる音、そして時折交わされる低い確認の声だけが残った。こういう時、時間の感覚は少し曖昧になる。自分が仕事をしているのか、それとも書類とコーヒーに頼って自分がまだ呼吸していることを証明する、ある種の集団兵役制度の中にいるのか、よくわからなくなってくるのだ。
私はうつむき、今日の副会長備忘録をまとめ始めた。
放送委員の項目削減理由、保健委員の新規担架、救急パネルの再印刷、環境委員のゴミ箱の位置修正、回収時間の後ろ倒し、仮設トイレの機材ルート回避……。一本一本書き出していくうちに、物事に突然骨格が通ったような気がした。
半分ほど書いたところで、一つの手が綺麗にまとめられた付属の表を私の横に滑らせてきた。
ヘートヴィヒだった。
「これも一緒に添付しておくといいでしょう」と、彼女。「そうすれば、明日放送委員の件を話す時、もう一度説明し直す手間が省けます」
私はその表を見た。
整然としていて、明確で、箇条書きも的確だ。私が一番補足するのを面倒に思っていた「必須支出と理想的支出の区別根拠」の部分まで、彼女が私の代わりに抜き出してくれていた。
私は顔を上げて彼女を見た。
「ヘートヴィヒ」
「はい?」
「そんなことをされると、あんたを生徒会に直接釘付けにして帰さないようにしたくなるぞ」
彼女は私を見て、〇・五秒間を置いた。
「それは正常な感謝の言葉には聞こえませんね」
「生徒会が元々正常な場所じゃないからな」
彼女の唇の端が、ごく薄く弧を描いた。
「では、感謝の言葉として受け取っておきます」
「二人とも」ジェスが向かい側から、ひどく殴りたくなるような声で口を開いた。「お互いに感謝を伝え合うなら、私がまだ聞いてないふりをできる範囲に留めておいてくれない?」
私は顔も上げず、机の上のクリップを直接弾き飛ばした。
ジェスは「あっ」と声を上げ、笑いながら躱した。
真紀はようやく目を上げ、こちらを一瞥した。
「まだ遊ぶ体力があるなら、夜の進捗はもう少し前倒しできるということね」
「九島真紀、あんたって本当に自然にシャットダウンしない行政兵器か何かに似てるな」
「ありがとう」
「もうあんたを訂正するのも面倒になったよ」
「それはいいことね。ようやく時間の節約を覚えたのね」
……わかってた。
真紀と口論する時の最大の問題は、勝てないことではない。
負けるとわかっているのに、毎回つい自分からぶつかりに行ってしまうことだ。これは額を使って壁の硬さを試すようなもので、純粋に人類の自己破滅的傾向でしかない。
しばらくして、Dが飲み物の入った袋を提げて戻ってきた。
ホットコーヒー、温かいお茶、ブラックコーヒー、ジェスのあの甘ったるい飲み物まで、一杯も欠けていなかった。紙コップとアルミ缶が軽くぶつかる音がして、瞬時にオフィス全体に、人類が生き延びられそうな希望が少しだけ追加された。
私は自分のホットコーヒーを受け取った。手のひらがその熱さに微かに縮こまったが、意外なほど心地よかった。
ジェスは一口飲むなり、大げさな溜息をついた。
「ああ――文明」
「あんたの文明の基準は本当に低いな」と、私は言った。
「今日の午後、『儀式感』の葬式を執り行うのをこの目で見たばかりだからね。今こうして甘いものが飲めるだけで、私はもう十分満足だよ」
ロイはあの「飲めればなんでもいい」と言っていた飲み物を手に取り、一口飲んだ後、なぜか動きを止めた。
私は彼を見た。
「どうした、毒殺されたか?」
「いや」と、ロイ。「Dが本当にまともなコーヒーを買ってこられるとは思わなかっただけだ」
Dは傍らに立ち、極めて平坦な顔で言った。
「その言葉、褒め言葉には聞こえないな」
「違う」と、ロイ。「驚きだ」
「なら余計に失礼でしょ」ジェスが即座に補足した。
短い笑い声がオフィスに散らばった。
大きくはないが、それで十分だった。今日という日の、人をすり減らすような書類の山から、全員が自分自身を少しだけ掬い上げるには十分だった。
窓の外の空模様はさらに暗くなっていた。
生徒会室にもようやく明かりが点いた。冷たい白色の光が落ち、全員を少し疲れ気味に、そしてとてもはっきりと照らし出す。真紀はまだ表を見つめ、ロイは再計算を続け、蘭とハーヴィーは図面を重ね、ヘートヴィヒは会談記録を整理している。私はちょうどいい熱さのコーヒーを両手で包み込みながら、うつむいて最後の一条の備忘録を書き終えた。
私はふと思った。今日はたぶん、本当にまだしばらく忙しいままだろう。
だが少なくとも、放送委員のあの忌々しい「儀式感」はすでに火葬場へ送られた。
しかも合法的、合規的で、注記も完全に揃った状態での火葬だ。
そう考えると、目の前にある夜の仕事の山でさえ、それほど憎たらしい顔つきには見えなくなってきた。
……今夜に限っては、の話だが。
明日また誰かが新しい理由を引っ提げてデタラメな請求をしてきたら、やはりそいつを直接進行表の中に埋めてやることを検討するだろう。
「とても面白い」★四つか五つを押してね!
「普通かなぁ?」★三つを押してね!
「あまりかな?」★一つか二つを押してね!




