177.多忙な一日 3
この物語はフィクションです。実在の人物・団体・事件・名称等は一切関係ありません。
食べ終わった後、私たちは各自解散した。
この言葉自体は非常に普通だが、生徒会のメンバーに当てはめると、「災害後の統計が終わり、生存者がそれぞれの船に戻る」という、素朴で切ないニュアンスを帯びる。
ロイが最初に立ち上がった。理由も十分すぎるほど単純だった——これ以上座っていたら、さっき食べた定食の原価換算を始めてしまいそうだから。それはさすがに健全な客としてどうかと思う、とのことだった。
ランはいつも通り手際よく片付け、箸袋をテーブルの角に戻す動作にさえ、総務システムに育てられたおそろしい几帳面さが滲んでいた。ヘートヴィヒは店員に礼を言った。その声色は、安い定食屋から立ち上がるというより、低予算だが破綻していない外交訪問を終えたかのように礼儀正しかった。
そして真紀。
彼女が会計を済ませていた。
そう、真紀が払ったのだ。
その瞬間、私は自分が空腹と疲労のあまり、視界と現実が一時的にズレているのではないかと本気で疑った。普段の九島真紀は、「今回の会食は生徒会の必要経費には該当しない」と正確に指摘する側に見えるのであって、自ら財布を開く側にはとても見えないからだ。
店の入口でマフラーを整えながら、私は彼女を横から見た。
「……会長、今日は機嫌いいの?」
真紀は財布を外套のポケットに戻し、目も合わせずに答えた。
「この程度のことで、誰が払うかで五分も浪費したくないだけよ」
「夢のない答えだなあ」
「夢ではお腹は膨れないわ」
「でも、会長が奢るって事実自体が、十分夢があるんだけど」
「今度はあなたに払わせるから安心して」
「じゃあさっきのは取り消し。やっぱり今日の連邦には奇跡なんてなかった」
ロイはそれを聞いて、低く笑った。それから空気を読んで真っ先に別方向へ歩き出した。
「俺たちは先に戻る」彼はマフラーを引き上げ、真紀に一礼し、私とランに視線を移した。「明日、流れ表が自分で逃げ出していなければ、時間通りに来るよ」
「その言い方、縁起悪すぎない?」私は言った。
「生徒会の仕事自体が縁起悪いからな」ロイは無表情で返した。「おやすみ」
ランもそれに続いて挨拶をした。帰り際、彼女は私と真紀を順に見た。その目は淡々としていたが、その淡さゆえに、実は何もかも見えているのではないかと疑いたくなる視線だった。
「気をつけて帰ってね」
「総務さん」私は腕を組んで彼女を見た。「その言い方、二人のトラブルメーカーに最後の言い残しをしてるみたいなんだけど」
ランは資料を胸に抱え直し、変わらぬ口調で言った。
「二人を知ってるから」
……悔しいけど、説得力はある。
ヘートヴィヒは最後に店を出た。店先で夜風が彼女のマフラーの端を軽く揺らした。彼女はわずかに頷いた。夜の別れにも決まった角度があるかのような、端正な動作だった。
「では、私は先に戻ります」
私は彼女を見て、思わず聞いた。
「本当に、ああいう店で食べられた?」
ヘートヴィヒは瞬きをした。私の言葉が気遣いなのか難癖をつけているのかを考えているようだった。最後に、彼女はごく静かに答えた。
「『口に合わない』ことよりも、『お腹がいっぱいにならない』ことの方が気になりますから」
私は一秒、黙った。
それからロイが先に吹き出し、ランも顔を背け、真紀の口角さえわずかに動いたように見えた。
私は彼女を指差し、しばらくしてようやく一言絞り出した。
「……あなた、最近本当にどんどん危険になってきてる」
ヘートヴィヒは言い返さず、ただごく軽く目を細めて笑った。
「お互い様ですよ、副会長」
そう言って、彼女はようやく背を向けて立ち去った。
夜の闇が彼女の背中を別の路地へと飲み込んでいくのを、私はその場に立って二秒ほど見送り、最後に視線を戻した。真紀はすでに学校の方向へ歩き出しており、私は慌てて追いかけた。
「ちょっと、会長、なんでそんなに歩くのが速いの?」
「自転車を取りに戻るからよ」
「その答え、簡潔すぎて少し傷つく」
「じゃあ何て言ってほしいの?」
「せめて『副会長、お腹は膨れた? 歩けないなら待ってあげるわよ』くらい言ってよ」
真紀はようやく横を向いて私を一瞥した。
街灯の光が彼女の目尻を掠め、その一瞥を普段より淡く、そして近く照らし出した。
「さっき、揚げ物を二つ食べていなかった?」
「……あれは定食についてきたやつ」
「追加の小鉢もあったわよね」
「あれは脳の働きを維持するため」
「私には、口答えの能力を維持するための方に見えたけれど」
「へえ、普段からそうやって私のことをこっそり観察してるわけ?」
「観察じゃないわ」真紀は視線を前に戻し、ひどく無慈悲な平坦さで言った。「あなたがうるさすぎるだけ」
私はその場で言葉に詰まりそうになった。
素晴らしい。九島真紀は今日、流れの不要な部分を切り捨てるのが上手くいったせいで、言葉の刃を突き立てる手際まで普段より鮮やかになっている。こういう人間がもし尋問官にでも転職したら、連邦は設備費を大幅に節約できるだろう。
学校へ戻る道は長くなかった。
裏門の通りから学院へ迂回する道は、夜になると人が少なくなる。街灯が一つ一つ前へと並び、私たちの帰る道を暖色のコマ送りのように切り取っているだけだ。
吹いてくる風はやはり冷たかったが、食事をした後は、生徒会室を出た直後のような空っぽな感じはなかった。少なくとも胃の中は温かく、脳もようやく昼間のようなフル稼働状態から解放されていた。
結局のところ、人間という生き物は騙されやすいのだ。
とりあえずご飯さえ食べてしまえば、どんなに大きな制度的災難でも、明日処理すれば間に合うような気がしてくる。
私たちが校門を入った時、警備室には一つだけ明かりが点いていた。当番のおじさんは私たちを一瞥し、その目に「また生徒会か」という見慣れた呆れを浮かべていたが、彼はとうの昔に余計なことを聞かない術を学んでいた。
本校において、生徒会がなぜこんな夜遅くまで外にいるのかを聞くのは、冬がなぜ寒いのかを聞くのと同じだ。答えは大抵長くて煩わしく、聞く価値もないからだ。
駐輪場は行政棟の裏にあった。
夜の駐輪場は金属の匂いが強く、地面は少し湿っている。何列にも並んだ自転車が静かに寄りかかっており、文句を言うことすら面倒くさがるように訓練された乗り物の群れのようだった。私と真紀は前後して中に入り、靴のヒールがコンクリートの床を叩く音が急にはっきりと響き始めた。
私の自転車は奥に停めてあった。
これ自体は別にどうということもない。普段からそこに停めているのだから。だが、今夜の風がいつもより冷たいせいか、それとも道中であれだけいた人がみんないなくなったせいか、駐輪場に私たち二人だけが立っていると、その「別にどうということもない」ことが、急に意味を持ちすぎているように感じられた。
私は身をかがめて鍵を開けようとした。指が風で少しこわばっており、金属の鍵穴もそれに合わせて言うことを聞いてくれない。二回試してもまだ鍵が抜けず、その時、隣から真紀のごく淡い声が聞こえた。
「手が冷たいの?」
「違う」私は無意識に強がった。「この鍵が今日、特別私に反抗したい気分みたい」
「あなた、鍵まで怒らせるのね」
「その言葉、すごく失礼だよ、会長」
私がさらに二、三文句を言おうとした時、真紀はすでに自分の自転車を真っ直ぐに停め直し、私の隣に歩み寄っていた。彼女は「私がやる」とも「手伝おうか」とも言わず、ただごく自然に手を伸ばし、指先が私の手の中の鍵に触れた。
その感触は重くなかった。
ただ、彼女の手が私より温かかったせいで、逆に私は一拍、動きを止めてしまった。
真紀は私のその不甲斐ない停止に全く気づいていないかのように、ただうつむいて一瞥した。
「逆に刺さっているわ」
「……何?」
「鍵の向きが逆」彼女の口調は平坦で、人に顔向けできない反省文でも読んでいるかのようだった。「さっきのままあと二回捻っていたら、明日は総務に工具を持ってきてもらって切断することになっていたわね」
私は黙った。
彼女は鍵穴を真っ直ぐに直し、軽く引いた。カチャリと音がして、鍵が開いた。
手際よく、無駄がなく、一切の慈悲もなかった。
私はその開いた鍵を見つめ、一瞬、先に彼女に感謝すべきか、それとも自分を埋める穴を探すべきかわからなくなった。
「……今日はただ、少し疲れてるだけ」
「そうね」
「その『そうね』、すごく『知ってる、普段から大体そんなものでしょ』って言ってるみたいに聞こえる」
「自覚があるのは良いことよ」
「九島真紀、あなたって人は本当に嫌な性格してる」
「今日初めて知ったわけじゃないでしょう」
彼女は鍵を私に返し、口調は相変わらず淡々としていた。だが自分の自転車に戻ろうと背を向けた直後、何かを思い出したように一言付け加えた。
「でも、今日は情状酌量の余地があるわ」
私は鍵を握ったまま、二秒間固まった。
それから、半拍遅れて顔を上げ、彼女を見た。
「……会長」
「何?」
「今のは、私を慰めたの?」
真紀は自転車をスタンドから引き出し、横顔には何の表情もなく、声も平坦だった。
「違うわ」
「じゃあ何?」
「事実認定」
「それ、慰められるよりずっと珍しい響きなんだけど」
彼女はようやく私を一瞥した。
その一瞥は長くなかった。それでも私は、ひどく情けないことに、駐輪場のこの照明は少し黄色すぎるのではないかと思ってしまった。そうでなければ、彼女がこうやって視線を向けただけで、私の脳のほんの一部が、生徒会副会長らしからぬ状態になり始める理由が説明できない。
「今日はよくやったわ、シモ」真紀が言った。
私は完全に静まり返った。
正直に言って、昼間彼女が赤いペンで元の流れをその場で処刑した時よりも、今の私の方がどう反応していいかわからなかった。
前者は九島真紀が普段からやることだ。
後者は違う。
特に、彼女が私の名前を呼んだ時は。
副会長でもなく、あなたでもなく、職務や公文書という紙一枚を隔てた呼び方でもない。
シモ。
短く。
普通に。
だがそれは、自転車の鍵と知恵比べをしていただけの女が、急に視線をどこへ向ければいいかわからなくなるには、十分すぎるほどの破壊力を持っていた。
私は咳払いをして、まず自転車を引き出し、言葉一つで機能不全に陥ったように見えないように取り繕うことにした。
「……今日、何か変な薬でも飲んだの?」
「もし私が本当に変な薬を飲んでいたなら、あなたは今頃始末書を書いているはずよ」
「まあ、それはそうか」
「だから、正常な評価として受け取っておきなさい」
「正常な評価なら、こんなに慣れない感じはしないはずだけど」
「それはあなたが普段から自意識過剰なだけよ」
「ちょっと」
私はついに堪えきれず、振り返って彼女を睨んだ。真紀はすでに自転車に跨り、両足を地面についていた。夜風が彼女の額の前髪を微かに動かした。彼女は私を見ており、その視線はとても安定していて、さっきの一言が彼女にとって本当にごく自然なことであるかのようだった。
これが一番腹立たしい。
明らかに彼女の方から人を乱す言葉を投げておきながら、今より落ち着いているのも彼女の方なのだ。まるで私だけがここで「今日はよくやった」という一言のせいに、軍校の規律にそぐわない短い動揺を経験したかのように。
くそ。
この女は本当に、最も普通の口調で最も普通でないことをするのが得意だ。
私は最終的に自転車を引き出して、うつむいて手袋を整えるふりをしながら、ブレーキを確認しているだけだと見せかけた。
「……じゃあ、ありがたく受け取っておく」
「ええ」
「その『ええ』もそっけなさすぎる」
「もう一回言ってほしい?」
私はほとんど即座に顔を上げた。
真紀は私を見て、口角をごく軽く、ごく短く動かした。
淡くて、錯覚かと思うほど短かった。
でも、私は確かに見た。
だから私は、そこでこれ以上強気に出ることができず、顔を背けて、努めて平然とペダルに足をかけた。
「結構」私は小声で言った。「一回で十分」
真紀は追及しなかった。
彼女はただ自転車の向きを出口へ変え、今夜のこの章の最後の締めくくりをするように、平坦な声で言った。
「行くわよ」
「うん」
校門を出て走り出した頃には、すでに夜も更けていた。
冬の風が頬を切り裂くように通り過ぎ、その冷たさは清潔だった。街灯が一定の間隔で前へと続き、タイヤが路面を擦る音は安らぎを感じさせるほど規則的だった。この街もこの時間になれば、昼間の過剰な喧騒を仕舞い込むことをようやく覚え、必要な光と、必要な道と、そして家の方向へ前後して走る二台の自転車だけが残されていた。
真紀は私の右斜め前を走っていた。
遠すぎず、近すぎず。
言葉を交わさなくても、彼女がそこにいることを無視するのが難しい、そういう距離だ。
私たちは最初、何も話さなかった。耳元を通り過ぎる風の音と、チェーンが時折立てる微かな音だけがあった。私はこのまま家まで静かに走り続けるのだろうと思っていたが、一つの交差点を過ぎた時、真紀が不意に口を開いた。
「シモ」
「ん?」
「明日、遅刻しないように」
私は吹き出しそうになった。
「せっかくこんな雰囲気で口を開いたのに、最初の一言がそれ?」
「重要なことよ」
「章の終わりにふさわしい、もう少しまともなセリフは言えないの?」
「例えば?」
「例えば……『今日はお疲れ様』とか」
真紀は前を走ったまま、背中は安定していた。彼女はすぐには答えず、本当に少し考えた後、次の街灯の下を通り過ぎる時、淡々とした声で返事をした。
「今日はお疲れ様」
ハンドルを握る私の指が、無意識に少しきつくなった。
そして、風はさっきと同じように冷たいはずなのに、耳が急に少し熱くなっていることに、ひどく情けない気持ちで気づいた。
これは反則すぎる。
私は彼女がわざとやっているのではないかとさえ疑った。だが彼女の口調はあまりにも平坦で、ただ私が求めたものをそのまま返してくれただけのように聞こえた。だからこそ、余計に防ぎようがない。
「……会長」
「何?」
「あなた、最近本当に性格が悪くなった」
「そんなことないわ」
「ある」
「あなたが自分で言えと言ったんでしょう」
「だからって本当に言う?」
「聞きたかったんじゃないの?」
私は二秒間沈黙し、最後は負けを認めるしかなかった。
「……まあね」
真紀は声を上げて笑いはしなかったが、私には想像できた。彼女が今、あのとても淡くて、短くて、私に証拠を掴ませるつもりがないような表情をしていることを。
「とても面白い」★四つか五つを押してね!
「普通かなぁ?」★三つを押してね!
「あまりかな?」★一つか二つを押してね!




