175.書類地獄 2
この物語はフィクションです。実在の人物・団体・事件・名称等は一切関係ありません。
ヘートヴィヒと一緒に生徒会室に戻った時、外の空が少し夕方の色に滑り始めていた。
冬の光が落ち始めると、学校全体にひどく腹立たしい錯覚が生まれる——もうすぐ終わりそうに見えて、実際にはまだ終わっていない、どころか第二波が始まろうとしているだけかもしれない。
生徒会室のコーヒーの匂いは朝より濃くなっていた。
香りではなく、濃度だ。
誰かが睡眠と人間性と官僚制度を一緒に煮詰めて深褐色の液体にし、この空間に無理やり注入したような濃さだった。
ドアを押し開けると、中の光景はほとんど変わっていなかった。
真紀はまだ書類の山の後ろに座っていた。
ランは場地図を広げ、定規と色筆を整然と並べていた。まだ爆発していない戦争の前線を描いているかのようだった。
ロイは予算の枠組みと器材需要リストの中に埋もれており、顔色は朝よりさらに、若くして財政の現実に二枚皮を剥がれた人間のそれになっていた。
ジェスはといえば——
まだいた。
しかも記録冊の前に突っ伏しており、片手でペンを握り、もう片方の手でこめかみを押さえ、「野次馬として来たはずなのに、どうして体制に吸い込まれてしまったのか」という半死半生の状態を全身で表現していた。
私が入ると、彼女はすぐに顔を上げた。
「戻ってきた?」その声は行政の泥沼から引き上げられたばかりのように聞こえた。「外の世界は少しはましだった?」
「ない」私はファイルを机の上に置いた。「ある地獄から別の地獄へ走り回って、地獄の受領書を持って戻ってきただけ」
ジェスは痛ましそうに頷いた。
「わかった。それが連邦中央星際連合軍事学院の校風なのね」
真紀は目を上げ、私とヘートヴィヒを見た。
「戻ったのね」
疑問文ではない。
「本当に使えるものを持って帰ってきたんでしょうね」という平坦な陳述だ。
私はファイルを開き、三方から持ち帰った要点を取り出し、一枚ずつ彼女の机の上に広げた。
「風紀委員会は現場直接通報権と停止権を求めている。前提条件は、こちらが先に高リスクの対戦組み合わせ、観覧区、人流の分区、場外制限を書き固めること」私はまず二階堂のものを押した。「それから彼女は特に強調していた。規則を決めた以上、誰でも同じ。エントリー段階で誰かが身分を使って名簿を操作しようとするなら、介入すると」
真紀は「ええ」と短く言い、指先でその紙を押さえた。
私は続けた。
「器材端は、射撃場、白兵訓練場、地上模擬区が一番崩れやすい三か所だと言っていた。『理論上可能』と書いてある流れ表は信じるな。現場の片付け時間と交換器材の時間が紙の夢を食い破るから」
ロイはこれを聞いて、すぐに顔を上げた。
「器材端がそう言うと思ってた」
「今のあなたの顔」私は一瞥した。「財務が魂の友を見つけた時の顔ね」
「技術端は少なくとも現実の中で生きているから」彼は小声で言った。
私は最後の一枚を中央に置いた。
「射撃場当番台が一番厳しかった。人気項目は時間帯をぶつけるな、校正時間は長めに取れ、故障交換と遅刻の処置は先に書き固めろ。そうしないと試合が始まる前から、『銃に問題がある』を遅延戦術に使う人間が出てくる」
ジェスはこれを聞いて、目を輝かせた。
「待って、本当にそういう人間がいるの?」
「いるわ」私と真紀が同時に答えた。
言い終わって、私は自分でも少し固まった。
真紀は私を一瞥した。
その一瞥は短く、窓際を風が掠めるほどの短さだったが、私はちゃんと捕えた。「あなたもわかっているのね」という、嫌になるほど自然な阿吽の呼吸の感覚。嫌になるほど自然で、自然になるほど嫌になる。
ヘートヴィヒは私の隣に立ち、すぐには話さなかった。真紀がその三枚の資料を一通り見終えてから、彼女は小さなノートを開き、整然と一言補足した。
「射撃場側は特に、生徒会が教官版の日程をそのまま使って場地を組んだ場合、当番台の片付け緩衝を確認せずに進めると、紙の上では繋がっているのに現場では全然繋がらない事態になると言っていました」
ランの筆先が一瞬止まった。
「やはり」
彼女はうつむいて描きかけの場地図を見て、眉がようやくわずかに寄った。
ロイは予算表を空白の裏ページに開き、新しいメモを書き始めた。
「それは器材費を少し多めに組めばいいという話じゃなくて、日程全体を先に作り直さないといけないということだな」
ジェスは隣で聞いていて、顔が苦くなっていった。
「ちょっと待って、じゃあ朝の版は——」
「死んだわ」
真紀が淡々と言った。
オフィス全体が二秒間静まり返った。
私はすぐには声を出さなかった。
彼女のあの口調が出た時は、もはや議論ではなく、判決が下ったということだと知っているからだ。
真紀は元の初版流れ表を引き抜いて広げ、ごく短い二秒で見た。
それから赤いペンを取り、一番上の時間配置と共通科目並行表に、迷いなく大きな×印を引いた。
ペン先が紙を擦る音は、少し爽快だった。
最初から生き延びるべきでなかった理想の流れに、正式に死刑を宣告するような音だった。
「流れはこれ一回だけ修正する」
彼女は顔を上げ、全員を見回した。
「今修正したら、後はデータを補充するだけで、覆さない。そうしないと生徒会が自分で作った流れに先に溺れる」
私は思わず立ち上がって拍手したくなった。
そう。
まさにこの言葉だ。
まさにこの姿勢だ。
生徒会が一番恐れるのは麻煩が多いことではなく、一つ一つの麻煩に対応するたびに誰もが「責任を果たしている」という顔をして全体を組み直し、最後に自分たちを殺すのが外部の圧力ではなく内部の自己矛盾になることだ。
真紀は明らかにそれをわかっている。
彼女は×印を入れた初版流れを脇に押しやり、新しい空白の表を一枚引き抜いた。
「ラン」
「います」
「場地図を描き直す。ただし一回だけ。射撃、白兵、地上模擬の三か所は全部分散に変える。同時に賑やかに見せることはもう追わない。実行可能なものが欲しい、見栄えのいいものはいらない」
ランは頷いた。余計な言葉は一切なかった。
「了解。人気項目は時間帯をずらす、観覧区は別に引く」
「それから」真紀が付け加えた。「上下院の動線は分ける、待機区も分ける。顔を合わせることが怖いからじゃなくて、顔を合わせた後に元気になりすぎることが怖いから」
「了解です」
真紀はロイを向いた。
「ロイ」
「うん」
「予算はもう全項目並行で組まない。射撃と白兵の予備品を優先して上積みし、地上模擬区の交換部品は別枠にする。それから、借用サインの手続きを強制化する」
ロイは顔を上げた。
「つまり、『とりあえず借りてあとでサインする』はなし?」
「なし」真紀は平然と言った。「誰が借りた、誰が受け取った、誰が点検した、誰が弁償する、全部書き固める」
ロイは聞き終えて、顔つきがさっきより少し落ち着いた。
不思議なことだ。
財務というものは時として、規則が多いことを恐れるのではなく、規則が硬くないことを恐れるのだ。
「その方が私も生きやすい」彼は言った。
「なら死なないで」私は何気なく返した。
彼は私を一瞥した。
「お前が先に自分の心配をしろ」
いい。
言い返せるなら、まだ持ちこたえている。
真紀はヘートヴィヒを見た。
「ヘートヴィヒ」
「はい」
「対外版を書き直して」
ヘートヴィヒの目は安定していた。
「制限条件を直接入れますか?」
「入れて」真紀は言った。「ただし体裁よく書くこと。全員に規則が読めて、最初の一行で学校に脅されていると感じさせないように」
私は思わず口を挟んだ。
「でも実際には脅しているのよ」
真紀は顔も向けず、直接私に返した。
「だから書記が必要なの」
ヘートヴィヒは少し笑いそうになったが堪えて、ただ平静に応じた。
「わかりました。項目説明、校正規定、人気項目の分散、遅刻と故障交換の条件、全部入れます」
「風紀委員会の現場通報権も」真紀が言った。「あれは隠さない、直接明記する」
今度はジェスまで顔を上げた。
「そんなに強硬に出るの?」
「強硬に出る必要があるから」真紀は赤いペンを置いた。「先に書いておかないと、後で全員が気づかなかったふりをする」
ジェスは彼女を見て、ぼそりと言った。
「会長、今の、洪水が来る前に堤防を修築している人みたい」
「違う」私は補足した。「洪水が必ず来ることを知っているから、私たち全員を先に違う土嚢の山に配置している人よ」
「その例えは薄情すぎない?」
「でも正確」ランはうつむいて図を描きながら、静かに一刀を加えた。
よし。
衆人の認証を得た。
私はまた公の場で精神的な勝利を収めた。
真紀はついに私を見た。
その視線が来た瞬間、私には大体わかった。
一番面倒で、一番人と関わる部分が、やはり私のところに来る。
「シモ」
「います」
彼女は私が持ち帰った三枚の報告書を一つにまとめ、一番下から空白の記録用紙を一枚引き抜いて、私の前に押した。
「あなたはこれから委員会全部を回り続けなくていい」
私は眉を上げた。
「ほう?」
「人を回って」
オフィス全体が半秒間静まった。
私は彼女を見た。
彼女は私を見て、今夜の夕食が少し遅くなるかもしれないとでも言うような平坦な口調で言った。
「今から流れをいったん凍結する。外部の条件はもう十分揃った。次に処理すべきは——誰がこの選抜を最初に戦場にしようとするか、ということよ」
この言葉が出た瞬間、さっきまで行政地獄に過ぎなかった空気が、一気に火薬の匂いを帯び始めた。
紙の上の火薬ではない。
人の火薬だ。
真紀は指先を、私が射撃場から持ち帰ったメモの上に押した。
「射撃場も言っていたでしょう。第一輪の熱度がこれだけ高ければ、人気項目には必ず先に名前が浮かんでくる。上院側では、靶道を先に空けてもらって当然だという空気を出している人間がすでにいる。下院側の射撃部や臨時チームも、おとなしく公告を待っているはずがない」
私はそのメモを見下ろし、心の中に非常に馴染み深い感覚が浮かんできた。
来た。
これが本当の始まりだ。
名簿の回収ではない。
分散でもない。
場地でもない。
人がまだ正式に出場していないのに、火薬の匂いが名簿の外で先に漂い始めている。
真紀は続けた。
「先に人を調べて」
「どこまで掘る?」
「全部は掘らなくていい」彼女は言った。「まず一番問題が起きそうな点を押さえる。人気項目、強勢なクラブ、エントリーが異常に多いチーム、それから——」
一拍置いて、彼女はついに本当に面倒な一言を口にした。
「上院の、靶道を先に空けてもらって当然だと思っている人間を、先に特定して」
私は笑いそうになった。
面白いからではない。
まだ正式に顔を出していないのに、すでに「私が当然一番前に来るべきだ」という気配だけを先に漂わせているこの感じが、あまりにもこの学校らしすぎて。
「つまり私は今、副会長から、校内の噂と衝突の前兆を採集する担当に正式昇格したわけ?」
「お好みなら、火種回収員と名乗ってもいいわ」真紀は言った。
「あなたの命名センス、どんどんおかしくなってる」
「行くの、行かないの?」
「行くよ」私はその空白の記録用紙を引き取り、自分の方へ叩きつけた。「あの人たちが自分から机の上に這い上がってくるのを待っていてもしょうがないでしょ」
真紀はようやくごく軽く「ええ」と言った。
その一言は重くなかったが、ある種の確認のようだった。
一番面倒な部分を自分に投げてきても、私はやはり受け取る、という確認。
……くそ。
私はこの、当然のようで、かつ的外れでもないあの態度が嫌いだ。
ヘートヴィヒがこの時、口を開いた。
「もし必要なら、人名と所属部署の整理を手伝えます」
私は振り返った。
彼女は真っ直ぐ座っており、手にはまだ書き直しかけの対外公告の草稿を押さえていた。その一言は余計な礼儀ではなく、明らかにすでに次のことを考えていた。
真紀は彼女を一瞥し、頷いた。
「いいわ。エントリーデータの中から人気項目に関係するチームと個人を先に分けて、シモに渡して」
「わかりました」
私は彼女を見て、思わず笑いたくなった。
この女は朝に弁当を持ってきて、昼に行政地獄を一緒に走り回り、夕方になると人名の整理まで手伝い始めた。
この生徒会書記、状況への適応が早すぎる。
ジェスは書き途中で、ついに我慢できずに顔を上げて唸った。
「ちょっと待って、なんで話が進むにつれて、これがどんどん校内諜報戦みたいになってくるの?」
「最初からそうだから」私は言った。
「どこが!」
「代表隊選抜が何だと思っていたの?」私は辛抱強く説明した。「みんなで楽しくエントリーして、お互いを励まし合い、最後は友情と汗で勝敗を決めるものだと?」
ジェスは口を開きかけた。
私は答えを先に言った。
「違う。それは宣伝動画の話。現実は、人がまだ出場していないのに場地が足りない。規則がまだ発表されていないのに、隙間を探している人間がすでに準備体操を始めている。名簿がまだ組まれていないのに、プライドがもう互いにぶつかり始めている」
「そう言われると」彼女はぼそぼそと言った。「青春って汚いな」
「軍校へようこそ」
真紀は私たちのこの無駄話を無視して、うつむいて新しい流れの最後の数筆を書き終え、赤いペンのキャップを閉めた。
パチン。
小さな音だった。
だがその音は、ある種の宣言のようだった。
彼女は顔を上げ、机の上に整理し直した資料を見た。
「よし、流れはこれで」
「まず試してみましょう」でも、「後で微調整しましょう」でも、「新しい状況が出たらまた話し合いましょう」でもない。
これで。
一回。
清潔で、気持ちよかった。
私は心の中で、ふっと息が抜けた。
なぜなら、これはつまり、少なくともこれから最も馬鹿げたことは起きないということだからだ——誰かが新しい報告を一つ持ってくるたびに、生徒会が全員で机をひっくり返し直すことは。今、机の上のものはもはや自己増殖する混乱ではなく、まだ面倒で重くて逃げ出したくなるが、少なくとも前に進み始められる何かになった。
ロイは修正した新しい予算欄を折り直し、ランは動線図の第二版を机の角に押さえ、ヘートヴィヒは対外公告の第一段落のタイトルを新たに書き直した。
そして私は、その空白の人名整理用紙を手に持ち、自分の麻煩がついに「流れと格闘する」段階から「まだ出場していないのに舞台を先に奪おうとしている人間を掘り出す」段階に正式に昇格したと感じていた。
よし。
これでこそだ。
私は椅子の背もたれに寄りかかり、長く息を吐いた。
「会長」
「何?」
「私は今、あなたがこういう時を実は楽しんでいるんじゃないかと少し思っている」
「どういう時?」
「みんなが事に押し潰されそうになっている時に、あなたが突然すべてを整理し直して、混乱に家法を執行するみたいな時よ」
真紀は私を見た。
その目は平坦で、冬の午後の凍った湖面のようだったが、下に何もないわけではないと私にはわかっていた。ただ、他の人に見せるのが面倒なだけで。
最後に彼女はただ言った。
「無駄が嫌いなだけよ」
……これは真紀らしい。
そしてその通りだ。
彼女は制御が好きなのではない。
浪費が嫌いなのだ。
流れが無駄になることが嫌い。
力が無駄になることが嫌い。
全員がすでに十分忙しいのに、どうせ死ぬことがわかっているバージョンに付き合って一緒に殉じることが嫌い。
だから、さっきあの一線を引いた時、処刑のように美しかった。
私は彼女を見て、不意に笑いたくなった。
「わかった」私は立ち上がり、その人名整理の空白紙をファイルに挟んだ。「じゃあ、あなたの時間を無駄にしようとしている最初の一批を掘り出しに行く」
真紀は頷いた。
「戻る前に、人気項目の名簿を先に持ち帰って」
「はい、会長」
私はそれに答えてから、振り返ってドアへ向かいかけたが、また入り口で立ち止まった。
なぜなら、突然あることに気づいたからだ。
今日一日、代表隊選抜がもたらした第一波の地獄は、実は今になってようやく本当に動き始めたのだ。
朝の会議は宣告だった。
昼の走り回りは採取だった。
そして今、机の上の流れがついに一度で確定し、次のステップはもはや紙と格闘することではなく——
人と格闘することだ。
枠を奪い合い、時間を奪い合い、面子を奪い合い、規則の解釈権を奪い合う、あの人たちと。
私は振り返ってオフィスを一瞥した。
真紀はもう次の書類を見ていた。
ヘートヴィヒは彼女の隣で対外稿を整理しており、字が一行一行、安定して落ちていた。
ロイとランも自分の戦区に戻っていた。
ジェスは記録冊の前に突っ伏したまま、魂が生徒会に質入れされたような顔をしていた。
よし。
全員が自分の地獄に戻った。
そして私は今から、地獄の温度を上げる次の名前を探しに行く。
私はドアを押し開け、心持ちがさっきより少し軽くなっていることに気づいた。
なぜなら、一番怖いのは麻煩が大きいことではない。
麻煩が大きくて、方向がないことだ。
今は方向がある。刃の向きもある。後は誰が最初に名簿から浮かび上がるか、だ。
私はファイルの中のあの空白の紙を見下ろし、不意にそれが妙に面白いと思った。
まだ書かれていない名前たちは、自分がもうすぐ不運な目に遭うことを、まだ知らないのだ。
「とても面白い」★四つか五つを押してね!
「普通かなぁ?」★三つを押してね!
「あまりかな?」★一つか二つを押してね!




