175.書類地獄 1
この物語はフィクションです。実在の人物・団体・事件・名称等は一切関係ありません。
ヘートヴィヒと一緒に器材管理室を出た後、私はすぐには引き返さなかった。
理由は単純だ。
風紀委員会が学生が事を大きくするのを防ぎ、器材管理室が制度が自爆するのを防ぐとするなら、射撃場の当番台が担っているのは最後の層、最も現実的で最も情け容赦のないもの——
自分が強いと思っている軍校生たちを、同じ場所で規則通りに銃を撃たせることが、本当にできるのかどうか。
考えるだけで頭が痛い。
「次は射撃場の当番台よ」私は手のファイルを叩いた。「ここも泣き言を言い始めたら、今日の代表隊選抜地獄の四天王がようやく揃ったことになる」
ヘートヴィヒは私の隣を歩きながら、平坦な声で言った。
「四天王?」
「風紀、器材、場地、射撃」私は指を折って数えた。「それに生徒会を加えたら、五馬分屍の豪華版ね」
「あなたの比喩は、いつもこんなに……鮮明なの?」
「ありがとう、言い方が丁寧ね」
訓練区の奥へ進むほど、空気の中の乾いた金属の匂いは濃くなっていった。
両側の壁に安全告示、場地使用規則、緊急訓練停止手順が貼り出され始め、さらに一枚、私が見るたびに「学校はそんなに学生が自分を消してしまうことを心配しているのか」と問いたくなる巨大な赤字の看板があった。
検定未了者、入場禁止。
至極もっともだ。
いかにもこの学校らしい。
楽しく学んでいるかどうかは気にしない。規則通りに血を流しているかどうかは気にする。
射撃場当番台は訓練区の主通道の角に設置されており、前面は一面の強化ガラスで、中の区分けされた靶位と模擬動態軌道が見渡せた。今はまだ正式な授業の最繁忙時間帯ではないが、中ではすでに何人かが基礎練習をしており、遠くから指令の声、機械の移動音、そして規則正しく、抑圧されたような金属の発射音が聞こえてきた。
当番台の中に一人の女がいた。
短髪で目つきが鋭く、制服の上に濃い色の射撃ベストを着ており、手元にはとっくに冷めたコーヒーと、書き込みだらけの場地スケジュール表があった。当番をしているというより、いつ爆発してもおかしくない弾薬庫を守っているように見えた。しかも人類の集合的知性に対する期待を、すでに前もって放棄しているような顔をしていた。
私を見て、最初の反応は挨拶ではなく、まず胸の識別証を確認し、次に手の資料を確認し、最後に直接聞いてきた。
「生徒会か?」
私は頷いた。
「副会長です、悪い知らせを届けに来ました」
彼女は無表情のまま、冷めたコーヒーを少し脇へ押しやった。
「手に持っているのが首都圏代表隊選抜なら、それは悪い知らせじゃない、災害予告よ」
……いい。
ここの人間の話し方は好きだ。
直接的で、心理的な準備をする手間が省ける。
私は概要ページを広げて渡した。
「今年、本当に復活させるんです」
彼女はタイトルを一瞥しただけで、低く息を吐き出した。
「やっぱり」
「どうやら今日の標準的な開幕の台詞みたいね」
「どの部署も同じだから」彼女は筆先で机を二度叩いた。「みんな、こういうものはいつか戻ってくるとわかっていた。ただ、よりによってこの時期に来るとは思っていなかった」
「この時期って?」
彼女は私を見た。
「年末で人手が元々乱れている。新年度のカリキュラムもまだ完全には固まっていない。上下院の来年の共通科目の調整案もまだ宙ぶらりんになっている。そこへあなたたち生徒会が前期統括を引き受けることになった」彼女の口調は死亡報告書を読み上げるように冷たかった。「こういう時期に選抜をやるのは、熱血じゃない、自殺行為よ」
私は机を叩きたくなった。
「その言葉、心の奥まで刺さった」
ヘートヴィヒは私の隣に立ち、当番台の上の場地配置表を静かに見てから聞いた。
「射撃の項目で一番問題になるのは、靶位の数ですか? それとも校正の時間ですか?」
当番台の女はようやく彼女をちゃんと見た。
「両方よ」彼女はきっぱりと言った。「でも最初に問題を起こすのは、人間ね」
私は眉を上げた。
「哲学的な言い方ね」
「哲学じゃない、経験よ」彼女は古いスケジュール表を一枚引き抜いて私たちの前に置いた。「自分で見て」
それは以前の校内大型射撃試験の使用記録で、待機区、校正区、正式出場区、故障交換区が色分けされていた。その密度を見るだけで、当日の場地がいかに合法的に煙を吹く缶詰のようだったかが感じられた。
彼女は筆で一線を引いた。
「普通の試験なら大した問題にはならない。でも代表隊選抜となれば、出たい人間が普段より増えるし、時間枠を押さえたい臨時チームやクラブも山ほど出てくる。上下院が混ざれば、誰が先で、誰が後で、誰に優先権があって、誰が追加校正を申請できるか、全部が喧嘩の種になる」
「つまり」私は補足した。「五分遅れただけで、生徒会が黒箱操作をしていると疑われる」
「そう」
「さらに十分遅れたら、上院が下院を圧迫しているか、下院が上院の足を引っ張っているかという話になる」
「その通り」
「さらに十五分遅れたら——」
彼女はようやく私を見て、冷たく続けた。
「さらに十五分遅れたら、風紀が人を引きずり出しに来る」
完璧だ。
この死のプロセスは、どんな活動要綱より説得力がある。
私は要点をメモページに書き込んだ。
ヘートヴィヒも小さなノートを開き、ペン先を安定させて数行書き込んだ。彼女の字は整然としており、筆画まで教育を受けているかのようだった。
当番台の女がまた口を開いた。
「それから、動態靶と二人同期射撃の二項目は、楽観視しない方がいい」
私は顔を上げた。
「なぜ?」
「目立ちやすい分、問題も起きやすいから」彼女はガラスの向こうのある靶区に顎をしゃくった。「普通の授業でも、あういう場所で自分が使い物になると証明したがる人間が絶えない。正式な選抜になれば、もっとひどくなる。特に上院の——」
言いかけて、何かを思ったのか、一拍置いて、もう少し文明的な言い方に変えた。
「——体面を重んじる学生たちはね」
私は笑いそうになった。
これでもかなり配慮した言い方だ。
人間の言葉に翻訳すれば、大体こうなる:上院の、プライドが靶紙より薄い連中。
ヘートヴィヒは不快な様子もなく、ただ平静に一言添えた。
「下院も大人しくはしていないでしょうね」
「もちろん」当番台の女は快く頷いた。「下院は規則が偏っていると感じたら、不満を顔に直接書く。上院はどちらかというと、まず不満を体裁のいい言葉に包んでから、流れを自分に有利な方向へ傾けようとする。どちらも面倒、ただ面倒の種類が違うだけ」
私は思わず拍手したくなった。
「その分析、そのまま校内サバイバルハンドブックに印刷できるわ」
「それより生徒会の業務規則の一ページ目に印刷した方がいい」彼女は冷たく言い返した。「タイトルはこれで——全員が公平を望んでいるとは思うな、彼らはただ、公平に見える形で勝ちたいだけだ」
……これは毒が強すぎる。
毒が強すぎて、私はその場で心の中にメモを取り、後で真紀に届けようと決めた。
私は資料ページを前へめくった。
「では、こちら側から生徒会へのアドバイスは何ですか?」
彼女は三本の指を立てた。
「第一、校正時間を長めに取ること。隙間なく連続して場地を使おうなんて考えないこと。第二、人気項目を分散させること。動態靶と二人同期射撃を同じ時間帯にぶつけないこと。第三、故障交換と遅刻時の処置をあらかじめ書き固めること。そうしないと、当日に『銃に問題がある』を遅延戦術として使う人間が出てくる」
私は頷きかけて、ふと止まった。
「ちょっと待って」
「何?」
「今の言い方、本当にそれをやった人間がいるってこと?」
彼女は私を見た。表情に一切の波紋がなかった。
「学生が遅延戦術を思いつくのに何年かかると思う?」
私は黙った。
いい質問だ。
この学校は軍官を育てる前に、規則の隙間を縫うことにかけては非常に優秀な人間たちを先に育て上げていたらしい。
ヘートヴィヒは先ほどの三点を整理し直し、措辞を確認してから口を開いた。
「生徒会が先に人気項目の分散案と故障交換の条件を前期通知に入れた場合、射撃場側で先に確認してもらえますか?」
当番台の女はこの時、彼女を見る目が入室直後よりも明らかに真剣になった。
「できるわ。試合当日に現場で誰かに押しつけられて即席で判断するより、先に見た方がずっといい」
そう言ってから、また何かを思い出したように手を伸ばし、脇から小さな書式を一枚引き抜いた。
「それから、場地使用の順番は教官にだけ聞かないこと。当番台にも聞きに来ること」
私は受け取った。
「これはどんな血の滲む教訓?」
「教訓じゃない、規律よ」彼女は言った。「教官が管理するのは訓練と項目だけ。どの時間帯の前後の片付け時間が一番食われるかを知っているのは当番台だけ。生徒会が教官版そのままで日程を組んだら、最後に紙の上では繋がっているのに、現場では全然繋がらないことになる」
私はその「校正・片付け緩衝」と書かれた表を見下ろし、思わず感嘆した。
「つまり、この代表隊選抜の本質は、各部署が連携して理想的な流れが全員を道連れに殺すのを阻止する戦争なのね」
「理解が早いわ」彼女は言った。
「苦労しているから」
隣のヘートヴィヒがごく軽く笑った。
その声は小さかったが、スケジュール表と場地規則で満ちたこの場所では、妙にはっきりと聞こえた。私は横目で彼女を見て、彼女がうつむいてさっきの数点をノートに補足しているのに気づいた。口角にはまだわずかな弧度が残っていた。
……この女、今日は機嫌が良すぎないか?
不意に今朝の九マス弁当を思い出し、さらに風紀委員会の前で言われた「あなたが隣で解説してくれたから、少し面白くなった」という一言を思い出し、私は自分の生存環境が何か単純ではない方向へ傾きつつあるような気がした。
危険だ。
だが今はそれを処理する時間ではない。
私は当番台からもらった書式を全部ファイルに収め、彼女に頷いた。
「わかった、今日はここまで。後で生徒会が初版の日程と人気項目の分散案を送るから、駄目なところを先に撃ち落としてもらえると助かる」
「喜んで」彼女は感情なく言った。
「やっぱりこういうプロの方々は、人の夢を却下するのが大好きなのね」
「試合当日に現場で泣かれるよりマシよ」
返す言葉がなかった。認めるしかない。
帰ろうとした時、彼女がまた何かを思い出したように付け加えた。
「そうそう、先に心の準備をしておいた方がいい」
私は振り返った。
「何が?」
彼女はペンを机に置き、口調は相変わらず平坦だった。
「第一輪のエントリー熱がこれだけ高ければ、射撃項目では八割方、先に人気候補が浮き上がってくる。その時、生徒会は流れを組むだけじゃなくて、人がまだ出場していないのに、場外でお互いを気に入らない状況を先に処理しなければならなくなる」
……来た。
「システムの問題」から「人間が問題を起こす」方向に、ようやく動き始めた。
私の目が光った。喜んでいるのではない。これが本当の厄介事の始まりだとわかったからだ。
「名前はある?」
彼女は私を一瞥した。
「生徒会は自分で調べるのが得意でしょう?」
「みんないつも焦らすから」
「まず下院の射撃部に聞いてみて」彼女は最後に一言だけ教えてくれた。「それから、上院に靶道を先に空けてもらって当然だと思っている人間が一人いる。名前は自分で掘り出しなさい」
十分だ。
今すぐ全部明かさなくていい。
人が浮かび上がってきそうだとわかれば、後は書けるものがある。
私は彼女に手を振った。
「ありがとう。この情報提供料は生徒会の心の傷の帳簿につけておく」
「さっさと行きなさい」
「そんなに怖い顔しなくても」
「早く」
私とヘートヴィヒは当番台を出た。扉が閉まった瞬間、外の空気が中よりほんの少し柔らかくなった気がした。
私はファイルに増えたメモを見下ろし、長く息を吐いた。
風紀委員会は権限を求めている。
器材管理室は現実を求めている。
射撃場は時間と分散と夢を見るなと求めている。
よし。
生徒会の手元にあるのはもはや活動通知ではなく、一層一層の信管を取り外して検査している爆弾だ。
ヘートヴィヒは私の後について歩き、二歩ほど進んでから口を開いた。
「さっき、かなり細かく聞いていたのね」
「細かく聞かないと、後で死ぬのが私だから」
「それだけじゃないでしょう」
私は振り返った。
彼女は私を見ていた。口調は相変わらず平坦だったが、その平坦さの下に、何か正確なものがあった。
「あなたはただ情報を集めていたんじゃない」彼女は言った。「会長のために、誰かが揉め事を起こしそうな場所を先に拾い出していた」
私は半拍止まった。
……この言葉、正確すぎる。
正確すぎて、先に言い返すべきか、見透かされたふりをしないべきか、一瞬判断がつかなかった。
最終的に私は肩をすくめるだけにした。
「仕方ない」私は言った。「うちの会長は麻煩事を分解して見るのが得意だから、長くそばにいるうちに、私も少し不運なスキルを身につけてしまったのよ」
ヘートヴィヒは私を一瞥し、目線がわずかに長く留まった。
「少しじゃないわ」
「ほう?」
「もうずいぶん慣れているわよ」
……終わった。
こういうことを言ってはいけない。
特に、こんなに普通の口調で言ってはいけない。
聞いた側が、その場で言い返すべきかどうか決めかねてしまうから。
私は咳払いをして、ファイルを胸に抱き直した。
「ありがとう」私は言った。「その言葉で、帰ってからもう一回分の分担会議を乗り越えられそう」
彼女は軽く頷いた。
「それはよかった」
私はその、自分が今さっき何か危険なことを言ったとは全く気づいていないような端正な顔を見て、人生がますます厄介になっていくと思った。
真紀が彼女を私に押しつけたのは、絶対に単なる校内案内のためではない。
これは高度な職場ストレス試験だ。
私はリストを見下ろし、「射撃場当番台」の行に線を引いてから、長く息を吐いた。
「よし」私は言った。「先に生徒会に戻ろう」
ヘートヴィヒが私を見た。
「続けないの?」
「今日はここまでで十分よ」私は手のファイルを振った。「これ以上回ると情報が散らばりすぎて、真紀が再整理しにくくなる。今戻るのがちょうどいい——風紀、器材、射撃場、三方の条件が揃った。あの人が元の流れを正式に死刑宣告するのに十分な材料よ」
ヘートヴィヒはしばらく黙ってから、静かに言った。
「あなた、会長のことをよく知っているのね」
「仕方ない」私は前へ歩き出した。「私こそが毎回彼女と一緒に流れに押し潰される人間だから」
彼女はついてきた。何も言わなかった。
だが私にはわかっていた。今の彼女の一言は、ただの問いかけではなかった。
そして今は、それを深く考える時間ではないとも。
なぜなら前方の生徒会室には、会長が一人待っていて、私たちが外から集めてきた火薬の匂いを全部机の上に広げるのを待っているからだ。
その時になって初めて、代表隊選抜のこの地獄は「外部巡礼」から「本部作戦」へと正式に変わる。
「とても面白い」★四つか五つを押してね!
「普通かなぁ?」★三つを押してね!
「あまりかな?」★一つか二つを押してね!




