157.三人組 1
この物語はフィクションです。実在の人物・団体・事件・名称等は一切関係ありません。
外に出た途端、ジェスは異常に興奮したナビゲーションモードに突入した。
まるで、二人を連れて普段一人でやると怪しまれることを堂々とやるための合法的な通行証を、ついに手に入れたかのようだった。
彼女は先頭を歩き、足取りは軽く、まるで今日の行程を都市伝説級の完璧なルートとして組み立て済みであるかのようで、ときどき振り返っては私たちを急かした。
「早くしてよ、二人とも何でそんなにのんびり歩いてるの」彼女が急かす。「もたもたしてると、いいものが全部なくなっちゃうわよ」
歩きながら、私は彼女が言う「いいもの」が服のことなのか、それとも白昼堂々口にするのが憚られる何かのことなのか、ひどく聞きたくなった。
「先に言っておくけど」私は腕を組み、できる限り自分がまだ状況を掌握しているように聞こえる語調を保った。「今日、もし変な場所に連れて行ったら、その場で埋めるから」
「シモ、友達を信じなきゃ」
「あなたへの最大限の信頼は、あなたが必ず何かをおかしな方向に持っていくという確信よ」
「それはおかしくするんじゃなくて」ジェスは不満げに訂正した。「センスがあるって言うの」
「あなたのセンスが私の人生に迷惑をかけないよう願っている」と返そうとしたとき、隣の真紀がごく軽く笑い声を漏らした。
……笑ったのか。
私は思わず彼女の方を見た。
真紀は今日、本当に様子がおかしかった。壊れているわけではない。プライベートの人間に近すぎるのだ。
普段の、外を歩くだけで制度の陰が自動的に付いてくるような圧迫感がない。髪もあれほど几帳面に収めていない。ただ自然に隣を歩いていて、ジェスがくだらないことを言い始めると、口の端すら動く。
これは危険だ。
なぜなら、九島真紀がただ冷たく、硬く、決定権を持っているだけなら、私にはまだ対処法がある。
でも彼女が少し意地悪な気配を帯び始めると、私は本能的に、何かまずいことが起きると感じてしまう。
十分後、私の直感は相変わらず腹立たしいほど正確だと証明された。
ジェスがある店の前で立ち止まり、振り返り、両手を広げた。偉大な文明の遺跡を除幕するような表情だった。
「着いた」
私は顔を上げて店名を確認した。
名前はひとまず置いておく。その文字列自体が「まともな人間は入る前に三秒躊躇すべき」という雰囲気を放っていたからだ。
ショーウィンドウの展示はさらに言うまでもない。黒、ワインレッド、ダークパープル。レース、ストラップ、半透明の生地、そして一目見ただけで通報を検討したくなるデザインがいくつか。
私はその場に立って、二秒黙った。
さらに二秒黙った。
それからジェスを振り返った。
「これがあなたの言う『いい店』?」
「そうよ、ランジェリーショップ」
「こういうものを『ランジェリー』の一言で片付けるの?」
「じゃあ何て言うの」ジェスはまばたきして、無実の顔をした。「物理的な構造としては、確かにランジェリーでしょ」
私は彼女の歪んだ論理に喉を詰まらせそうになった。
「これはもうランジェリーじゃない、これは――」
考えたが、結局十分に文明的な言葉が見つからなかった。
真紀がそのとき私の横に立ち、私の視線を追ってショーウィンドウを一度見た。
「換えましょう」とは言わなかった。
眉すら寄せなかった。
「入ってみましょう」
私は勢いよく振り向いた。
「……本気で?」
真紀は私を見て、コンビニに寄って水を一本買おうと提案するような顔をしていた。
「来たんだから」
来たんだから?
真紀、あなた今その言葉が共犯者の台詞にどれだけ聞こえるか分かってる?
ジェスは即座に元気百倍になり、勅許を得た密輸商人のようだった。
「そうよそうよ!」彼女は私の手首を掴んで中へ引っ張り込んだ。「シモ、そんなに保守的にならないで。これも新しい世界を知ることの一部よ」
「あなたの新しい世界は私から遠ざかっていてほしいの!」
しかし、抗議は無意味だった。
一秒後、私はすでに引きずり込まれていた。
店内の香りは危険だった。
臭いわけでも、安っぽい香料でもない。そこに長く立っていてはいけないと無意識に感じさせる類の香りだ。室内の照明は暖かみがあり、その暖かさは明らかに意図的で、すべての電球が言葉にしにくい素材を引き立てるために専門に設置されているようだった。
棚の品物は整然と並んでいて、その整然さはほとんど邪悪だった。分類は明確、カラーコードは完全、タグまでが「ようこそ、大人の世界の転落の入り口はこちらです」と語りかけてくるようだった。
私はドアから三歩以内に立ち、精神的には今すぐ逃げ出したく、肉体的には負けた顔を見せられないという理由で踏みとどまっている状態に入った。
落ち着け、星野シモ。
あなたは雪風号で生き延びた人間だ。
真空、爆発、失連、戦場、時間のズレを経験した。
こんな場所で先に倒れるわけにはいかない。
……正直に言えば、ここが私に与えるプレッシャーは、敵艦の艦橋に引けを取らないのだが。
ジェスはすでに魚が水に戻ったように自在で、いくつかの棚の間を慣れた様子で行き来しながら、くだらないコメントを発し続けていた。
「これは大人っぽすぎる。今のあなたの新バージョン状態には合わない」
「これは悪くないけど、あなたが羞恥で自爆しそうで怖い」
「ああ、この色は微妙ね。着こなせないと悪役の情人みたいになる」
私は訂正したかった。
一、私は着るつもりはない。
二、着るとしても、あなたに見せる気はない。
三、なぜ彼女は今日が必ず試着の段階まで発展するかのように話しているのか。
逃げ出すタイミングを計算していると、真紀が隣の衣架から一枚の黒いものをさっと引き抜いた。
目の端で捉えた瞬間、私は現場で昇天しそうになった。
布地が少ないとは言えない。布地そのものが自分の仕事内容に迷いを感じているとしか言いようがない。黒いレース、細いストラップ、そして明らかに日常の民生品ではない野心が漂っている。
真紀はそれを手に持ち、振り返り、非常に真剣な目で私を見た。
「これはどう?」
私の頭が一秒、空白になった。
「……何」
「好きに見える?」
私は彼女を見つめた。
次にそのものを見つめた。
また彼女を見つめた。
「真紀、今あなたが手に持っているのが何か、分かってる?」
「分かってる」彼女の口調は過剰なほど平坦だった。「だから聞いたの」
ジェスは横で自分の手の甲を非常に力強く噛み、顔全体に「今すぐ笑い死にそうだけど一秒も見逃せない」と書いていた。
私は深く息を吸った。
「よくない」
「そう?」真紀はそれをわずかに持ち上げ、視線を私とその布地の間で一往復させてから、ゆっくりと一刀足した。「今のあなたに、わりと合うと思うけど」
私は危うく現場で昇天するところだった。
「どこが合うの!?」
「輪郭」と彼女は言った。
私は一瞬固まった。
真紀はすぐに笑わず、わざと語調を和らげることもしなかった。ただ当然のように私を見ていた。その目は澄んでいて、腹立たしいほど澄んでいて、この言葉を冗談として誤魔化せないほど澄んでいた。
つまり、でたらめを言っているのではない。
本当に見ていたのだ。
私のこの身体が以前と違うことを、彼女はすでにとっくに、はっきりと分かっていた。
ちょっと待って。こういうときくらい、気づかないふりをしてくれてもいいんじゃないの?
「九島さん」ジェスがとうとう割り込んできた。笑いで崩れながら。「それは容赦なさすぎる。シモのCPUが直接焼き切れる」
「もう焼き切れてる」私は無表情に言った。「しかもあなたたち二人の合作よ」
ジェスは両手を挙げて降参したが、反省する気はまったくなかった。
「まあまあ、せっかく来たんだから、視野を広げるのも悪くないでしょ」
「私の視野はここまで広げなくていい」
「人は過去に縛られてはいけない」ジェスはしみじみと言った。
「ランジェリーショップに人を引きずり込んだ人間の口からその言葉を聞くと、まったく説得力がない」
真紀はそのとき、隣から二枚目を引き抜いた。
今度はワインレッドで、さっきより一段と過剰なデザインだった。もはや日常かどうかの問題ではなく、高度な罠装備の類に見えた。
彼女はそれを見て、また私を見た。
「この色は悪くない」
今度は言葉を発する気にもなれず、ただドアから脱出したくなった。
「あなたたち二人、今日は本当に私を殺すつもり?」
「違うわよ」ジェスがすぐに返した。「あなたの審美眼を育てているの」
「育てなくていい」
「シモ」真紀が不意に口を開いた。声を少し落として、私だけに聞こえるように言うような声だった。「耳が赤いわよ」
私は全身が硬直した。
無意識に手が耳に向かいかけて、途中でようやく気づいた。
罠だ。
「九、島、真、紀」
彼女はついに笑った。
さっきの、口の端がわずかに動く程度のものではない。
短く、軽く、でも本物の笑いだった。目尻が少し緩み、彼女全体が突然ずっと若く見えた。そして少し――意地悪に見えた。
終わった。
これは彼女が真剣な顔をしているときより、よほど反則だ。
ジェスは横でしゃがみ込むほど笑っていた。
「もう無理」彼女は棚に寄りかかりながら息を切らして言った。「シモ、あなたって本当に面白い。今日連れ出して大正解だったわ」
「笑い続けるなら、このレースの列に埋めるから」
「それはそれで本望よ」
「その志は本当に情けない」
店員がようやく私たちの騒ぎに気づいたらしく、訓練された笑顔を携えて歩いてきた。お手伝いが必要かと聞いてくる。
その瞬間、私はとうとう限界に達した。
「大丈夫です、ありがとうございます。お店を間違えました」
撤退命令に署名するような断言だった。
ジェスがまだ口を開こうとしたが、真紀がすでに一歩先に手にしていた二枚の危険な布地を棚に戻し、それから非常に静かに頷いた。
「うん、十分遊んだわ」
私は彼女を振り返って睨んだ。
認めた。
今のあなた、さっきわざと私をからかっていたと認めた。
真紀は私の視線を受け、表情はまだ淡かったが、目の奥に残っている笑いの余韻は、どう見ても犯行の証拠だった。
「行きましょう」と彼女は言った。「本当に着られるものを買いに」
この言葉は、ようやく人間の言葉に聞こえた。
私は長く息を吐いた。準備もなく、戦術もなく、尊厳のかけらもない、しかも両面からの挟み撃ちという伏撃戦に引きずり込まれた気分だった。
ジェスが私の肩を叩き、革命の同志が負傷した戦友を慰めるような顔をした。
「お疲れ様、シモ」
「黙って」
「でも、あなたって本当にからかいがいがあるのよ」
「それは褒め言葉じゃない」
「私にとっては褒め言葉よ」
言い返す気力もなく、私はそのまま出口に向かった。真紀が半歩遅れてついてきて、私の横を通り過ぎるとき、手の甲が私の手首をかすめた。触れてすぐ引いた。まるで通り過ぎるついでのような接触だったが、その一瞬は、さっきの荒唐無稽なレースの数々より、よほど心を乱した。
彼女が私を笑っているのは分かっている。
ずっと見ていたことも分かっている。
私たちはその店を出て、普通の世界の光の中に戻った。私はアーケードの下に立って空を一度見上げ、今しがた何らかの成人向け迷宮から生き延びて脱出してきたような気分になった。
「次の店は」私は厳粛に宣言した。「もし同じ種類の店だったら、本当に縁を切るから」
「大丈夫よ」ジェスは手を挙げて保証した。「次は本当のお店よ」
「さっきも『いい店』って言った」
「あれも確かにいい店よ。ただ、今のあなたが必要としている種類のいい店じゃなかっただけ」
連邦が将来、分類と推薦の機能を持つ何かを担当させるとしたら、絶対にジェスだけはやめてほしい。彼女は多くの人を傷つける。
今度は真紀がさっさと前に出た。
「私が案内する」
その三文字が出た瞬間、私はほとんど条件反射的に、半口ほど息が楽になるのを感じた。
見ろ。
彼女はジェスと一緒になって私を蒸発させたくなるほどからかっておいて、次の瞬間には一言でリズムを引き取り、気づけばこちらが「よし、ようやくまともな方向へ戻る」と感じてしまう。
こういう人間は本当に、腹立たしくて……まあ、それ以上は言わない。
私は二人の後をついていき、手を上着のポケットに突っ込んで、できる限り「さっきランジェリーショップで耳が赤くなっていたのは私ではない」という冷淡な表情を作った。
もちろん、ジェスはまったく見逃してくれなかった。
「シモ」
「何」
「さっき、一枚か二枚、こっそり二度見してたって認めない?」
「ジェス・マッカロウ」
「分かった、黙る」口では言いながら、顔の笑いは一ミリも引っ込まなかった。「でも先に言っておくけど、次の本当のお店でも、私の提案権は保留するからね」
「あなたの提案権は前の店で永久停止になった」
「不公平よ」
「これを民意の反発と呼ぶの」
真紀が前を歩きながら、今度は本当に少し声に出して笑った。
短く、軽く、でも聞こえた。
そして私はふと思った。さっきの十分間の精神的損害は、ひょっとしたら代償ゼロではなかったかもしれない。
少なくとも――
少なくとも、彼女は今日、いつもより笑っている。
……くそ。
そう思うと、さっきの十分間の損失が、なおさら割に合わない気がしてくる。
「とても面白い」★四つか五つを押してね!
「普通かなぁ?」★三つを押してね!
「あまりかな?」★一つか二つを押してね!




