12. 射撃訓練 4
この物語はフィクションです。実在の人物・団体・事件・名称等は一切関係ありません。
翌朝〇五〇〇、背中の痛みで目が覚めた。
目覚まし時計じゃない。
システム通知でもない。
昨日、玄武岩の壁と情熱的な抱擁を交わした背中の筋肉が一面、寝返りを打った瞬間に無言の抗議を一斉に開始したのだ。
目を開けて、天井を三秒見つめる。
いい。
まだ生きている。
それから五秒ほどかけて、今日これから何に向き合わなければならないかを思い出した。
カール。
近接格闘の第二限。
しかも昨日、私はわざわざ彼の前で「この若くて可愛い少女は明日も諦めない」という態度を見せてしまった。
……くそ。
口の硬さは、時として未来の自分に多大な事務的負担をもたらす。
ゆっくりとベッドから起き上がる。肩を動かすと側腹も一緒に引きつり、全身が昨日事故現場から引き上げられて今日また定時出勤を求められている老朽機械みたいだ。洗顔、着替え、髪を結び、呼吸器と訓練装備を装着し直す間ずっと、私は非常に正直に一つのことを考え続けていた。
今ここから窓を飛び降りたら、連邦は自主退訓と判定してくれるだろうか。
答えはおそらく、してくれない。
地面から拾い上げて医療テープを貼り、定時に授業へ行けと言うだけだ。
だから結局、この利用価値の高いボロボロの身体を引きずって、定時に訓練場へ現れた。
場所は昨日と同じ。
床も同じくらい硬い。
玄武岩の壁も同じくらい不愉快だ。
カールも同じくらい、合法的に教室に持ち込まれた軍用重機事故現場みたいだ。
彼は場の中央に立ち、両手を後ろで組んで、軍服を着た金属の墓標みたいに静止していた。他の全員はすでに整列していて、私が入場した瞬間、カールの目がこちらを向いた。
なるほど。
今日の最初の不運な奴も、やはり私らしい。
案の定。
「星野霜」カールの電子音が響く。配給を受け取りに来いと呼ぶみたいに平静だ。「前へ出ろ」
心の中で〇・三秒の黙祷を捧げてから、前へ出た。
隊列の何人かがこっそり私を見ている。
何人かの表情が面白い。「なぜまだ歩けるのか」と「よかった、今日もまず彼女が死ぬ」という二つの素朴な感情が混在している。
カールの前に立ち、首を軽く回す。
「教官」彼を見上げる。「先に確認させてください。今日は授業ですよね、公開解体ショーじゃなく」
「お前の出来次第だ」
「連邦版の天気予報みたいな回答ですね」
カールは無視して、合金の左手を上げた。金属関節が細かく調整音を立てる。
「昨日、お前は一つ学んだ」彼は言った。「言ってみろ」
彼を見上げる。
「まず死なない」
「後半は」
「それから、相手を先に死なせる方法を考える」
「よし」彼は言った。「今日は、その二つをつなげることを覚える」
眉が少し上がった。
「どういう意味ですか」
「昨日お前にできたのは、空間を盗むことだけだ」カールは私を見た。「今日は、打ち返すことを始める」
……ああ。
その言葉が出た瞬間、昨日ぶつけた背中の痣が、急に存在感を主張し始めた。
打ち返す。
人間語に訳すと——
殴られる回数を減らすだけじゃない。
殴られながら、同時に何かを返せ。
実に教育的だ。
カールが半歩後ろへ引く。
「ルールは同じだ。お前から来い」
息を吐いて、重心を落とす。
昨日までなら、この場所に立つだけで「この二メートルの軍用災害現場に壁へ叩き込まれないためにはどうするか」しか考えられなかった。
でも今は違う。
肩のラインが先に答えを教えてくれることがわかっている。
腰の回転がリズムを裏切ることがわかっている。
あの合金の左腕が最も恐ろしい部分じゃない——最も恐ろしいのは、彼がその腕をどう戦場に持ち込んでくるかだとわかっている。
動いた。
まず上へフェイント、それから下へ切り込む。
前足で床を蹴り、視線は中央に置いたまま、拳を追わず、顔を追わず、重心だけを追う。
カールはフェイントに乗らなかった。
でも、動いた。
右肩がわずかに沈む。
重心が前へ送られる。
膝蹴りのコースが見えた。
今回は退かなかった。
直接、彼の死角の内側へ踏み込んだ。
近い。
左腕内部の液圧システムが起動する低い唸りが、ほとんど聞こえそうなほど近い。
次の瞬間、彼の肘が降りてきた。
左腕で受ける。腕全体が半分痺れ、鉄パイプで神経を直接叩かれたような感覚が走った。製造元の会社に苦情を言いたい衝動が湧いたが、足は止めない。腰を先に回し、右拳を昨日確認した脇下の接合部へ直接送り込んだ。
ドン!
かすりじゃない。
偶然でもない。
少女漫画的な根性で限界突破したわけでもない。
本当に入った。
拳が当たった瞬間、そこが純粋な金属じゃないとはっきりわかった。装甲板と本体の間にある、より短くより脆弱な移行部だ。カールの身体が半拍止まり、左目の赤い光が一段階明るくなった。
その代償として、彼の膝が同時に私の大腿外側を直撃した。
脚全体が一瞬抜けて、視界が揺れ、「若くて可愛い少女」という五文字を「高重力訓練場の新鮮な足の不自由な素材」に書き換えそうになった。
でも退かなかった。
正確には、退けなかった。
だから、その痛みを丸ごと飲み込んで、肩を前へ押し込み、左手で彼の右手首を掴み、二撃目を無理やり送り込んだ。
今度は顎から頸の側面へ。
もちろん、本当には入らない。
あの半分の顔は、小口径の火力を受け止めても平気そうだ。
でも、触れた。
しかも二発続けて。
二発。
私、星野霜、十四歳、この壊れた星に来てまだ二日も経っていない。今、高重力環境の中で半機械化教官と近距離で打ち合って、本当に二発当てた。
……くそ。
これ、考えるだけで少し気分がいい。
残念ながら、気分の良さは寿命を延ばさない。
カールは次の瞬間、肩でそのまま私を弾き飛ばした。
昨日ほど派手じゃない。壁に叩きつけられることも、床の雑巾になることもなかった。でもその力は相変わらず理不尽なほど硬くて、胸が詰まり、三歩後退してかろうじて踏み止まった。
訓練場が静まり返った。
完全な沈黙じゃない。
「全員が、まだ見えるはずのないものを見てしまった」という種類の静けさだ。
息を切らしながら、右手の指の関節が痺れている。大腿外側は工事車両に轢かれたみたいに痛い。肩も熱い。それでも、笑いが止まらなかった。
「教官」息を切らしながら彼を見る。「今回は少しだけ後悔しませんでしたか。若くて可愛い女の子をチタン合金製の家庭内暴力教材と組み合わせたこと」
カールは私を見た。
左目の赤い光が、はっきりと閃いた。
錯覚じゃない。
今回は絶対に違う。
昨日のがただのシステムの焦点合わせなら、今日のこの明るさは、少なくともある程度の——
驚き、だ。
ああ。
この戦争冷蔵庫も、最初から私を教材専用の的として設定していたわけじゃないらしい。
カールはゆっくりと手を下ろした。
「もう一度」
なるほど。
この人にとって、これはかなり上等な肯定の言葉だ。
第二ラウンドが、さらに速く始まった。
でも今回、私の世界はもう「ただ痛い」だけじゃなかった。
見える。
分解できる。
判断できる。
彼の左手が動けば、先に肩を見る。
腰が回れば、先に足を動かす。
膝蹴りが来る前に、すでに自分の脚をそのコースから外している。
全部が成功するわけじゃない。
一度は払い飛ばされ、手首を掴まれて半回転させられ、肩を一掌で叩かれて感覚を失いかけた。でも殴られるたびに、一秒前より「なぜこの一撃をもらったのか」がわかるようになっていく。
この感覚は奇妙だ。
絞肉機に放り込まれながら、絞られている最中に機械の歯車の回り方を学んでいるみたいだ。
非常に不健全だ。
でも、非常に効果がある。
三度目の打ち合いで、ついに本当のリズムを掴んだ。
カールの直拳が来たとき、今度は拳を見なかった。彼の右足の着地点を見た。その点が落ちた瞬間、身体ごと斜め半歩ずれて、拳を耳のそばに通り過ぎさせる。同時に左手で彼の前腕を外へ流し、右拳は顔ではなく鎖骨の下の肩の窪みに近い部分へ打ち込んだ——重傷を与えるためじゃない。彼のリズムを一瞬だけ断ち切るためだ。
ドン!
当たった。
彼の腕が一瞬引いた。私はすでに内側へ踏み込んでいて、膝を彼の内腿へ軽く当てて、すぐに退いた。
一連の動作が終わるのが、自分でも追いつかないほど速かった。
カールが止まった。
クラス全体が静まり返った。
今回は「まだ生きていたのか」という静けさじゃない。
「本当に何かを学んだ」という静けさだ。
その場に立ち、胸が激しく上下している。心臓が肋骨を内側から打ち抜きそうなほど速い。でも口の端が、どうしようもなく上がっていった。
まずい。
「本当にやれた」というこの感覚、思春期の少女にはかなり危険だ。すぐに癖になる。
カールは私を見た。
左目の赤い光がまた閃いた。
今回は即座に動かず、電子音で一語一語を叩きつけるように言った。
「今回は、少しましだ」
……ああ。
これはほぼ、成績表に「再利用可能」の判子を押してもらったに等しい。
嘴を叩こうとした、その瞬間。
訓練場の側扉が、ドンと音を立てて開いた。
スライドじゃない。
非常に無礼な勢いで蹴り開けられた。
全員が反射的に振り向いた。
訓練場の空気より少しだけ刺激的な匂いが先に入ってきた。
煙だ。
正規軍の配給品みたいな、文明を装った薄味の電子タバコじゃない。
本物だ。
闇市のやつだ。
辛くて、乾いていて、鉄屑と夜を一緒に燃やしたような匂い。
それから、彼女が入ってきた。
背が高い。
かなり高い。
カールみたいな非人間的なサイズじゃない。体の比率が理不尽なほど綺麗で、肩のラインが澄んでいて、脚が長くて、多くの人間が瞬時に人生の不公平さを実感するような、そういう高さだ。髪は極短のベリーショートで、横顔のラインが軍刀で削り出したみたいに鋭い。右目の位置には深色の戦術義眼が嵌まっていて、レンズの内層を細い光の流れがときどき掠めていく。左目は、百メートル先から人を壁に釘付けにするような冷たさだ。
口には葉巻を咥えている。
飾りじゃない。
本当に吸っている。
着ているのは正規の教官制服ではなく、戦場風の黒灰色のシューティングジャケットで、袖は肘まで捲り上げ、手袋は半指タイプで指先が出ている。その露出した指は長くて、安定していて、見ただけでわかる——あれはワイングラスを持つ手じゃない。引き金を引いて誰かの家庭を壊す手だ。
入ってきた彼女は、クラス全体を見なかった。カールも見なかった。
直接、私を見た。
その視線は正確だった。
狙撃スコープみたいに正確だった。
私は即座に、この女に対して三つのラベルを貼った。
第一、非常に危険。
第二、非常に付き合いにくい。
第三、その存在感が腹立つほどかっこいい。
彼女は煙を一口吐いて、冷たく口を開いた。
「これが、第一特別運用科から送り込まれてきた小娘か」
大きくない声だ。
でも十分に冷たい。
カールが振り向く。
「ミラ」
ああ。
なるほど。
ミラはカールを無視して、私に向けて顎をしゃくった。
「報告書より、ずっと栄養失調に見えるな」
私の眉が跳ね上がる。
「ありがとうございます。あなたは私が想像していた以上に、新兵を銃口の調整に使いそうな狂人教官に見えます」
彼女の口元がごくわずかに動いた。
笑いじゃない。
刃が一瞬光を反射したような動きだ。
「口は悪くない」と彼女は言った。「手が遅くなければいいが」
カールが冷たく口を開く。
「まだ俺の授業中だ」
ミラはそこで初めてカールに視線を向けて、葉巻を口から外し、指の間で軽く二度叩いた。
「今からは違う」
「授業変更の通知は受けていない」
「通知するつもりがなかったからだ」彼女は言った。「射撃区の暴風シミュレーションパラメーターが更新されたばかりでね。あの子の身体からリズムが抜けないうちに、即応反応を測っておきたい」
訓練場全体が、祭壇の横で誰かが安全ピンを抜いたような静けさに包まれた。
私はその場に立ち尽くし、頭の中に残ったのは一言だけだった。
うわ、マジか。
この女は人を借りに来たんじゃない。
奪いに来たのだ。
カールは彼女を見た。金属マスクの内部から、極細の電流ノイズが漏れた。
「今日の近接格闘はまだ終わっていない」
「近接は明日やればいい」ミラは言った。「金属暴風の中で引き金を引けないなら、この先喉の締め方を教えても燃料の無駄だ」
……この論理は恐ろしい。
さらに恐ろしいのは、妙に筋が通って聞こえることだ。
二人の狂人の間に挟まれながら、連邦に学員向けの心的外傷保険があるかどうかを手を挙げて確認したくなった。「教官同士の奪い合いによる学員の人生観への損害」をカバーする特約付きで。
カールが最終的に私を見た。
「星野」
「はい」
「行け」
一瞬、固まった。
……え?
そんなにあっさり手放すのか。
カールは私のその一瞬の茫然を読んだようで、電子音が氷みたいに平板に響いた。
「近接の授業は逃げない」彼は言った。「あちらで壊されなければ、明日戻ってきて続けろ」
なるほど。
この一言で、なぜか笑えなくなった。
ミラはすでに外へ向かって歩き出していた。ドアの手前まで来て、振り返りもせず一言落とした。
「ついてこい、小娘。担いで射撃場まで運ばれたいなら話は別だが」
彼女の長身の後ろ姿を眺め、それからカールを見た。
「教官」私は非常に誠実に聞いた。「ここでは『正規の転科手続き』という概念を、辞書ごと削除してるんですか」
カールが返したのは一言だった。
「走れ」
……はい、了解。
すぐに追いかけた。
「とても面白い」★四つか五つを押してね!
「普通かなぁ?」★三つを押してね!
「あまりかな?」★一つか二つを押してね!




