12. 射撃訓練 2
この物語はフィクションです。実在の人物・団体・事件・名称等は一切関係ありません。
今回は馬鹿みたいに力線を真正面から受けるような真似はせず、先回りして彼の空間を盗み取ったからだ。
「へえ——」自分でも思わず笑い声が漏れた。息を切らしながら見上げる。「あんたも絶対に動かないってわけじゃないんですね、鉄くず先生」
この減らず口が、即座に彼の反撃を呼んだ。
当然の理屈だ。
カールが右腕を押し下げ、そのまま私の肩を極めにかかる。今回は準備ができていた。踵を先に回し、身体ごと彼の肘の横から外へ滑り抜ける。肩が彼の金属胸甲をかすめるように通り過ぎた。その瞬間、かすかな機械油の匂いと、高温合金の冷たい匂いがした。
そして、見えた。
彼の脇下——いや、正確には、義肢と本体装甲の接続部にある小さな隙間。回転によって一瞬だけ露出した隙だ。
短い。
目が騙されているのかと思うほど短い。
だが、身体はすでに動いていた。
左足で踏み込み、腰をねじり、右肘を内側へ叩き込む。
ガン!
軍用金庫に肘打ちを食らわせた気分だった。先祖も認識できないような罵倒が口から飛び出そうになったが、その一撃は確実に入った。カールの身体が半拍止まる。左目の赤い光は、今回はただ閃いただけでなく、明らかに一段階明るくなった。
……お?
本当に少し驚いている。
くそ。
最高に気分がいい。
地獄の中で半口分だけ余計に息が吸えただけなのに、自分のために花火を打ち上げたくなるような、そういう爽快感だ。
残念ながら、喜ぶのが早すぎた。
カールは次の瞬間、逆手で私の手首を掴み、身体を回転させて私を前方へ引きずり込んだ。
視界が反転した瞬間、頭に浮かんだのは実に学術的な結論一つだった。
終わった。
ドゴン!
背中から落ちた。床の硬さは非常に誠実で、高重力も非常に熱心だった。二つが協力して、さっきのささやかな達成感をぺしゃんこに潰してくれた。喉が詰まり、肺の空気がまた搾り出される。今朝飲んだ配給飲料を基地に返却してしまいそうになった。
カールは追撃しなかった。
手を放し、一歩下がって私を見下ろす。
「さっきよりはマシだ」と彼は言った。
床に転がったまま二度息を吐き、かろうじて言葉を絞り出す。
「お褒めいただきどうも……ついでに賞状でもくれませんか。『本日のやや殴られにくかったで賞』って書いて」
「賞状はない」彼は言った。「あるのは次だけだ」
……くそ。
この場所は本当に、ユーモアのセンスまで配給不足らしい。
床に手をついて起き上がる。手首はまだ痛いし、背中もまだ痛い。だが、頭の中の感覚はますます研ぎ澄まされていく。
さっきのは運が良かったわけじゃない。
本当に見えたのだ。
彼の踏み込みが。
彼のリズムが。
あの隙間が。
そして私は、本当に一撃を叩き込んだ。
たった一撃でも。
装甲車を爪楊枝で突くようなものだとしても。
当てた事実は変わらない。
立ち上がったとき、カールの左目がまた赤く閃いた。
今度はほぼ確信できた。あれは単なる焦点合わせじゃない。
あれは——確認だ。
戦術補助システムが目標を再マーキングし、ついでに一行の注記を更新したような。
まだ壊れていない。継続試験可。
カールがクラス全体に向き直り、声を叩きつける。
「見たか」
見ていない勇気のある奴はいない。
「こいつは依然として弱い」
……ふざけんな。
「だが、頭を使い始めた。顔面だけで拳を受けるのをやめた」
クラス全員が、一斉に怒られたように静まり返る。
私は横に立ちながら、思わず頷きそうになった。
なぜなら、その言葉は本当に的を射ていたからだ。
カールが再び私を見る。
「さっきの一撃を覚えておけ」
「どの一撃ですか」肘を揉みながら返す。「床の装飾品にされた一撃ですか」
「違う」彼は言った。「お前が本当に当てた一撃だ」
私の動きが少し止まる。
カールの電子音は相変わらず平板だったが、さっきよりもほんの少しだけ、プロフェッショナル特有の、あの忌々しい冷静な肯定が含まれていた。
「力じゃない」彼は言った。「タイミングの差だ」
「お前は速くもないし、重くもない。だが、空間を盗むことを覚え始めた」
彼は合金の腕を持ち上げ、指の関節を軽く曲げた。
「艦内での近接戦闘において、生き残る者はたいてい最強の人間じゃない。相手のリズムを真っ先に盗んだ人間だ」
私は何も言わなかった。
急に感動したからじゃない。
その言葉が本当に役に立つからだ。役に立つものほど厄介なものはない。
それは頭の中にこびりついて、今後殴られるたびに勝手に浮かび上がってくるようになるからだ。
カールは背を向け、次の人間を呼び始めた。
私は再び場外へ放置された。今度は壁にもたれず、ただ立って、見ていた。
全員がどう間違えるかを見る。
カールがどう解体するかを見る。
最初は格好良く、安定していて、自分の人生の主役になる資格がありそうに見えた人間たちが、どうやって一秒でただの平凡な人間の骨組みに解体されるかを見る。
そして、見れば見るほどわかってきた。
本当の秘訣は「華麗に躱す」ことじゃない。
「反撃がクール」なことでもない。
愚かな真似を一つ減らすことだ。
さらにもう一つ減らす。
さらにもう一つ減らす。
まずは顎を突き出さない。
まずは重心を明け渡さない。
まずは強がって半拍余分に耐えようとしない。
まずは勝ちたいからといって、自分を丸ごと押し付けない。
連邦の戦闘哲学は、つまるところ、まったくロマンチックではない。
天才は要らない。
耐久性のある悪党を求めているのだ。
この授業がようやく終わったとき、全身が誰かに一度分解されて組み直されたような状態だった。訓練着の背中は大きく濡れていて、それが汗なのか、さっき地面に叩きつけられたときにどこかから滲み出た冷や汗なのかはわからない。腕、腰の横、肩、痛む場所を線で結べば星図が描けそうだ。
カールが前に立って締めくくる。
「今日はここまでだ」
クラスの誰も、大きく息を吐く勇気はなかった。呼吸音が目立ちすぎると追加訓練をさせられそうだからだ。
「帰って、一つだけ覚えておけ」彼は言った。「お前たちの身体は、勇敢さを証明するためのものじゃない」
その目が、ゆっくりと私たちをなめるように一巡する。
「生きて任務を完遂するためのものだ」
彼の視線が、最後にまた私の上で止まった。
「星野」
「はい」
「明日は一番に出ろ」
……くそ。
そう来ると思った。
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