12. 射撃訓練 1
この物語はフィクションです。実在の人物・団体・事件・名称等は一切関係ありません。
「横で見ていろ」と言い放った後、カールは本当に私を脇へ放置した。故障しているがかろうじて起動する機械を分解し終えて、冷却のために置いておき、次の機械の解体に取り掛かるような扱いだ。
私は場外に立ち、さっき私とキスを交わしたばかりの玄武岩の壁に背を預けていた。側腹が痛む。肩甲骨が痛む。呼吸するだけで連邦に税金を納めているような気分だ。だが痛みが増すほど、頭はかえって冴えていく。
ようやく気づいたからだ。カールのこの戦い方で最も悪辣な部分は、筋力が強いことじゃない。
彼の一つ一つの動きが「最初から正解はこれしかない」と思わせる説得力を持っていることだ。
最初に呼ばれたのは肩幅の広い丸刈りの男だった。地上陸戦隊からの転属組で、普段なら自販機をワンパンで凹ませていそうなタイプだ。
自信満々だった。
こういう連中はたいてい、一限目で特に教育的な死に方をする。
カールは構えすらほとんど変えなかった。相手が飛び込んできた瞬間、左へ半歩身をずらし、掌で肘を押さえ、膝を内側へ一閃させた。
ゴキッ。
丸刈りの男は骨折はしなかった——少なくともそうであってほしい——が、すでにその場に崩れ落ちていた。
「重心が高すぎる」カールが言う。
次は女性兵士だった。短髪で目つきが鋭く、一見して大人しく殴られるタイプではない。さっきの丸刈りより賢く、正面突破を避けて回り込み、フェイントをかけてから死角へ切り込んだ。
そして、カールに一撃で地面へ叩き伏せられた。
誇張じゃない。
本当に埃を払うみたいに、パシンと音がして、彼女は地面に這いつくばった。
「フェイントが綺麗すぎる」カールが言った。「『今から騙しますよ』と敵に教えているくらい綺麗だ」
……くそ。
屈辱的な評価だが、腹立たしいほど正確だ。
その後も次から次へと続いた。
背の高い奴、屈強な奴、素早い奴、凶暴な奴、叫ぶ奴、叫ばない奴。全員が順番に前へ出て、順番に教育された。三秒で横になる奴もいれば、十秒粘れる奴もいたが、結末はどれも似たようなものだった。カールは人間の戦闘本能を分解して誤答例にするための専用機械みたいで、一撃ごとにただ殴るだけでなく、お前がなぜ死ぬべきなのかを同時に教えてくれる。
私はその横で、ひたすら見ていた。
肩のラインを見る。
腰を見る。
踵を見る。
あの忌々しい合金の腕がいつ先に動くのか、それともあれはただの脅しで、本当に先に人を殺すのは重心の移動なのかを見る。
見れば見るほど、居心地が悪くなった。
理解し始めてしまったからだ。
カールは人と殴り合っているんじゃない。
彼は問題を解いているのだ。
学員が飛び込んでくる瞬間、彼が見ているのは隙だ。
顎が上がりすぎている。
歩幅が大きすぎる。
重心が浮いている。
肩が先に出ている。
勝ちたいという意図が見え透いている。
痛みを恐れる瞬間が早すぎる。
そして彼は、その隙間に丸ごと入り込んで、人間を解体する。
壁にもたれながら、さっきの自分のラウンドを頭の中で再生した。
一撃目、なぜ私は飛んだのか。
正面から受け止めたからだ。
二撃目、なぜ側腹に食らったのか。
拳は躱したが、彼の連続攻撃のリズムから自分を抜け出させなかったからだ。
三度目、かろうじて一手を弾けたのは、ようやく拳を見るのをやめて、彼全体を見るようになったからだ。
……そういうことか。
「彼がどこを打つか」を見るんじゃない。
「なぜ彼がそこを打てるのか」を見るんだ。
ああ。
これは少し気持ち悪い。
なぜなら、私は今日、本当に授業を受けているということになるからだ。
ただ単に殴り飛ばされているわけじゃない。
考えの途中で、カールの電子音が不意に響いた。
「星野」
顔を上げる。
「戻れ」
……はい、了解。
どうやら抜き打ちテストの時間らしい。
壁から離れて立ち上がり、右肩を軽く回す。背中はまだ痛むし側腹もまだ引きつっているが、少なくとも生まれたての小鹿みたいに足が震えたりはしていない。クラス全員が道を開け、私が場の中央へ戻っていくと、またあの視線がべったりと貼り付いてくるのがはっきりわかった。
今回は笑いものを見る目じゃない。
さっき殴り殺されなかったサンプルが、第二ラウンドのテストに耐えられるかを観察する目だ。
カールの前に立ち、見上げる。
「どうしました、教官」息を吐く。「さっきの集団公開処刑だけじゃ、教育への熱意が満たされませんでしたか」
「第二ラウンドだ」彼は言った。「お前から来い」
半秒、固まった。
……は?
「本気ですか」眉を上げる。「若くて可愛い少女に先手を譲るなんて、ついに最低限の紳士的配慮を覚えてくださった?」
「お前がどこまで学んだか、確認するだけだ」
「ああ」頷く。「なるほど、やっぱり人間性は皆無ですね」
カールは答えず、ただ私に向けて手を軽く上げた。
来い。
彼を見据え、ゆっくりと息を吸い込む。
高重力のせいで、一呼吸ごとに特別税を課されている気分だ。訓練場は静まり返り、自分のマスク内の微かな換気音と、遠くの基地換気システムの低い唸りまで聞こえる。肩が痛い。側腹が痛い。さっき弾いた右手の掌骨もまだ少し痺れている。
だが、それらの感覚が今はかえって、ペンで縁取られたように鮮明だった。
いいだろう。
行くぞ。
私が先に動いた。
直線的な突進ではない。
さっき自分から教材になりに行った丸刈りの男とは違う。左斜め前へ半歩切り込み、視線の角度をずらす。右手を先に上げ、わざと重心が肩のラインに乗るように見せかけ、彼の上段への意識を誘う。
カールは動かなかった。
いや、動いたが、ごくわずかだった。
左目の赤い光が微かに閃いた。肩のラインが少し沈む。それは、彼が私の本当の踏み込みを待っていて、こんな安っぽいフェイントには騙されないという合図だ。
上等だ。
私だって、これだけで通用するとは思っていない。
次の瞬間、姿勢を低く落とし、彼の左側から切り込んだ。
今度は拳は見ない。彼の腰を見る。
腰が回れば、膝が来る。
だからその膝蹴りが完全に上がりきる前に、半歩早く内側へもう半寸入り込み、彼の攻撃角度を殺す。右手で彼の手首の外側を叩き、左肩を直接彼の胸元へぶつけた。
ドン。
当たった。
強くはないが、確かに当たった。
クラス全体が一瞬静まり返る。
カールの身体が微かに揺れた。
ほんの一瞬だけ。
でも、正解を引いたとわかった。
私が強かったわけじゃない。
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