132.活性インジウム惑星 1
この物語はフィクションです。実在の人物・団体・事件・名称等は一切関係ありません。
アッシュの指が投影起動キーを押した。
メインスクリーンが点灯した瞬間、艦橋全体が眼球に青白い太陽を直接押し込まれたような感覚に包まれた。
「……くそ」
私はごく小さく罵った。
無知のせいじゃない。
純粋に生理反応だ。
それほど、眩しかった。
第三惑星がメイン画面の中央に浮かんでいた。神聖とさえ言えそうなほど、しかし本能的に近づきたくない高輝度の青白色を放っている。綺麗というだけじゃない。綺麗なのに不吉、という種類のものだ。
誰かが惑星を一つ、発作中の青色巨星の視野に放り込み、強烈な放射線に何層も何層も焼かれて、発光して、歪んで、地平線さえ地平線に見えなくなるまで燃やし続けたような光景だった。
遠方の弧が揺れている。
投影の乱れじゃない。
あの惑星自体の重力場が、本当に動いている。
地平線全体が波のように上下に揺れていた。ゆっくりと、でもゆっくりだからこそ余計に不快だった。風でも、雲でも、普通の地質活動でもないと、はっきり分かってしまうからだ。
空間そのものが、規則に従うのを嫌がっているように見えた。
画面の上方では、青白い亀裂の帯が天空を横切っていた。巨大な刃で大気を叩き割り、中に冷たい電光を詰め込んだようだった。雲はない。通常の意味での天候もない。その高空全体が、何か見えない力に引き裂かれた後、「今にも砕ける」という状態を永続的に維持しているようだった。
アカリが環境マーカーを何層か重ねた。
「第三目標星、暫定分類:極端不安定・活性インジウム惑星」彼女は言った。「仮称コード、Chromatic-3」
「センスのない名前ね」ジェスが頬杖をついて言った。
「もっといいのがある?」
「あるよ。『降りたら頭おかしい三号』」
「記録却下」アッシュは顔も上げなかった。
私は笑いそうになって、無理やり堪えた。
よかった、艦橋の空気はまだ完全に窒息するほどじゃない。でも視線を画面に戻すと、かろうじて掘り出した軽さは、あの惑星にすぐ飲み込まれた。
地表では、青色の高輝度光柱が山脈と鉱区の間から天空へ直接突き刺さっていた。惑星の骨を地底から引き抜いて、中の発光する神経を晒し出したようだった。
アカリがその一本を拡大した。光柱の周囲の地面は、鉱脈のような、あるいは巨大な生物が死後に残した発光する血管のような、青い金属模様で歪んでいた。
「主要資源確認」アカリは続けた。「活性インジウム、純フェライト、そして嵐環境下で形成された嵐晶体。加えて特殊汚染物質が二種類。現在、活性染みと重力微粒として標記している。前者は未知の活性を持ち、後者は局所的な質量分布と機器の校正を乱す」
「人間語で」ハーヴィーがいないので、今回はロイが先に口を開いた。
アカリは無表情でデータページを次の層へめくった。
「人間語で言えば、あそこは埃でさえあなたより意志を持っているかもしれない、ということ」
「うまい訳だ」Dが言った。
メイン画面が嵐のシミュレーション映像に切り替わった。
それから私は、山が一つ丸ごと飛ぶのを見た。
……誇張じゃない。
本当に飛んだ。
画面の中で、重力嵐が鉱区の縁を掠めた。地表に安定して乗っていた巨岩、採掘の残骸、半分の山壁までが、まず薄い青い光を帯び、次に見えない巨大な手にゆっくりと天へ持ち上げられていった。
次の瞬間、高空の風速が急上昇し、浮遊した物体が半空で直接引き裂かれた。破片は異常に輝く金属の星塵となり、歪んだ気流に沿って遠くへ吹き散らされた。
私はその映像を見つめながら、第二惑星がずいぶん親切に見えてきた。
毒性惑星の殺し方は少なくとも直接的だった。
この惑星は違う。
これは、まず「わあ、綺麗」と言わせてから、その感嘆ごと地面に押し込むか、空に投げ上げて粉砕する類の代物だ。
「大気状況、極度に荒れている」アカリは言った。「青色巨星の放射線が長期にわたって上層構造を引き裂いており、全時間帯で極端な超重力嵐が存在する。嵐が来ると、局所風速が音速を超え、引力場が同時に失衡する。簡単に言えば、この惑星では吹き飛ばされることを心配するだけでなく、まず軽くなって、それから突然重くなって膝をつくことも心配しなければならない」
蘭が重力係数を引き出した。
数値が表示された瞬間、私でさえ頭皮が粟立った。
〇・二G〜四・五G。
「……これは重力係数じゃなくて、カジノのテーブルね」私は言った。
「そうね」ジェスが気だるそうに続けた。「しかも胴元は明らかに私たちを生きて帰す気がない」
アッシュがようやく口を開いた。
「だから今回は耐久勝負じゃない」
彼はメイン画面を複数のタスクウィンドウに分割した。青色の鉱脈、高嵐区域、予測安定ウィンドウ、地表ルートシミュレーション、回収シーケンス、全部同時に展開した。
「今回は速く、正確に、冷酷に。他の戦い方はない」
彼は地表の鉱区の一角を指した。
そこには三本の活性インジウムの噴出脈が走っていた。惑星の内核から突き刺さってきた青い骨釘のようで、眩しいほど輝いていた。周囲の地形は重力波に打たれて溶けて再成形されたように見え、ずれた岩層と半浮遊の岩片が至る所にあった。
「『神風』が最後に必要な最高品質の燃料は、これで補う」アッシュは言った。「活性インジウムだ」
隣で誰かが軽く息を飲んだ。
価値が分からないからじゃない。
その価値がどれほどのものか、全員が分かっているからだ。
雪風は今、あちこち継ぎ接ぎしながらどうにか前へ進んでいる患者のようなものだ。前の二惑星で補ったのは命だった。血だった。艦が先にバラバラにならないための基礎資源だった。三番目は違う。
三番目で補うのは——
本当にここから離れるための、資格だ。
アッシュの口調はまだ平坦だった。
「この採集が終われば、輪機室は旧式の新型可制御核融合熱汽ボイラーを新式のヘリウム・水素駆動炉に換装し始められる。活性インジウムを『神風』に投入して、最終段階の超光速燃料調合を行う」
ハーヴィーは艦橋にいなかった。代わりに、ヴィクトル主任機関長の接続ウィンドウが右下に開いた。
老機関長の顔が右下の隅に現れた瞬間、私は「今回は本当に前へ動く」という実感を覚えた。ヴィクトルはふだんブリーフィングのメイン画面にはあまり顔を出さない。出てくるのは、これから起きることが輪機室も頭を上げなければならないほど重要な時だけだ。
彼の後ろには炉心の整備架が一面に広がり、配管が内臓のようにぶら下がり、赤と黄の警告灯が明滅していた。画面は工学的な尊厳に満ちた騒々しさだった。
「ハーヴィーはここにいる」ヴィクトルは言った。声は砂紙で磨いたようだった。「今日は地表に出さない。旧炉の解体と新炉の接合部校正を見させている。この部分を一節でも間違えたら、点対点ジャンプじゃなくて、点対点殉爆になる」
「相変わらず士気を高めてくれてありがとう」アッシュは言った。
「どういたしまして」ヴィクトルは当然のように答えた。「ただ、下に行って資材を奪ってくる時に、こっちが手工芸をしているわけじゃないことは覚えておいてほしい」
画面の隅で、ハーヴィーが分解されたモジュールの山の後ろから頭を出した。手に校正パネルを持ち、「私は採集エンジニアなのになぜ今炉心の出産を手伝っているんだ」という複雑な表情をしていた。
私たちを見つけると、すぐに手を上げた。
「先に言っておきますが、地表に出ないのが怖いからじゃありません。輪機室が今、私の貴重な脳みそを地表より必要としているからです」
「安心して」ジェスは言った。「あなたが爆発しそうなものの近くにいるのが一番向いてるって、みんなずっと思ってたから」
「これは褒め言葉、それとも呪い?」
「あなたの今後の活躍次第」
艦橋に短い笑い声が上がった。
ヴィクトルも低く鼻を鳴らした。たぶん人間版の同意だ。
アッシュが画面をタスクのメインウィンドウに戻した。
「第二目標、嵐晶体」
メイン画面が別のシミュレーション映像に切り替わった。
重力嵐の強度がピークに達した瞬間、古い岩の亀裂から突然、眩しい青い結晶が爆発的に生えてきた。地表に稲妻が実体化したようだった。小さな塊ではない。亀裂から一秒以内に巨大な結晶柱が丸ごと生え出てくる。惑星全体の静電気を骨に変えたような輝きだった。
「これは嵐の強度が最高に達し、引力の引き裂きが最も激しい時間帯にのみ形成される」アカリは言った。「ウィンドウは短く、位置は固定されず、生成区域は重力反転を伴うことが多い」
「人間語で」私は言った。
アカリが私を一瞥した。
「人間語で言えば、吹き飛ばされるか潰されるかしやすい時に、車から降りて石を叩く必要がある、ということ」
「……連邦の納税者が自分たちの税金の使い道を知ったら、泣くと思う」
「違う」Dが傍らで淡々と言った。「これが何に使えるか知ったら、もっと大声で泣いて、もっと多く持ち帰れと言うだろう」
認めたくないが、彼は正しかった。
アッシュが次の一言でその理由を補完したからだ。
「嵐晶体は最高品質の反物質コア材料のシーケンスに組み込める」彼は言った。「これがあれば、雪風号は動ける新しい炉を持つだけじゃない。跳べて、加速できて、跳んだ後に自分を燃やし尽くさない、完全なシステムになる」
艦橋が数秒間静かになった。
アッシュはその静けさをあまり引き延ばさなかった。
手を上げ、重力安定ウィンドウを画面の中央に引き出した。
「任務の核心は一つだけだ」彼は言った。「全員が覚えておけ。この惑星は英雄気取りを許さない。精密作業だけを受け付ける」
複数の予測ルートが同時に点灯した。
「採集隊は引力が最低値に落ちる短い安全期を待ち、全地形車両で活性インジウムの噴出帯に突入する。シモ、お前がウィンドウの判読と地表重力波シーケンスの修正を担当する。アカリがモデルを一緒に監視する。数値が半拍でもずれたら、即座に撤収。迷わない」
「了解」私は言った。
「第一梯隊外勤は、私、D、真紀」アッシュは続けた。「ロイは近軌道待機、蘭が回収軌跡の校正を担当。ジェスは艦橋に残り、通信遅延、重力微粒の干渉、二次嵐の早期警戒を担当する」
ジェスが片眉を上げた。
「病床に縛り付けられると思ってた」
「考えた」アッシュは言った。「でも病床は私に文句を言わない。副操縦席は言う」
「感動した。私、設備に負けたんだ」
「定年まで生き延びて、ゆっくり消化しろ」
私はジェスを横目で見た。
彼女も気づいて、こちらを向いた。
口の悪い一言もなかった。
眉を上げることもなかった。
「艦長代理、今日も人生を振り返ってみませんか」という憎たらしい顔もなかった。
彼女はただ、短く二本の指で自分のイヤホンを叩いてから、ごく軽い手振りをした。
任せて。
……この女が急にまともな同僚みたいになると、昨日キスしてきた時より怖い。
私は無表情でメイン画面に視線を戻し、何も受け取っていないふりをした。
真紀が私の横に立っていた。何も言わなかった。
でも彼女がさっきのやり取りを見ていたのは分かっていた。
なぜなら、私が次の地表断面図のレイヤーを開いた瞬間、彼女が自然に、ぼんやりしていた重力波の境界線の一本を拡大してくれたからだ。
「ここ」彼女は低く言った。「四・五Gがこの亀裂帯から外へ翻る場合、車両は正面から切れない。押し潰される」
私は彼女が標示した一区間を見て、すぐに頭が繋がった。
「なら低G回弾の二秒の空窓を使って、側面の斜面から滑り込む……」
「そう」彼女は言った。
たった一言。
平坦で、短かった。
なのに私の心臓は非常に情けなく一拍乱れた。
くそ。
昨夜のあれは「一晩寝れば自動リセット」機能がないらしい。
アッシュは私たちの方で起きていた、専門的な判読に全く向いていない内心の動揺など気にもせず、続けた。
「もう一つの追加リスク。活性染みだ」
メイン画面に近地偵察映像が映し出された。ある岩層の表面に、油膜のようでいて、ゆっくりと蠕動している暗青色の汚れが付着していた。至る所にあるわけではなく、高エネルギー沈積区域の近くに点在していた。まだ生きていることを認めたくないのに、本当にまだ動いている何か、という感じだった。
私はすぐに眉をひそめた。
「この名前、誰がつけたの?」
「暫定記述名」アカリは言った。「汚れのように見えるが、放射線と重力変化に対して活性反応を示すため」
「あなたの言い方を軍の言語に訳すと、『何なのか分からないが、確実に友好的ではない』ということ?」
「そう」
素晴らしい。
この艦は本当にどんどん正直になっている。
アッシュがデータを閉じた。
「現時点では主要回収目標に含めない。避けて、標記して、必要なら焼く」彼は言った。「私たちの任務は惑星の悪意の芸術的表現を研究することではない。活性インジウムと嵐晶体を持ち帰り、雪風号の炉換装を始めることだ」
この一言で、ブリーフィングの骨格が立った。
探検ではない。
発見でもない。
未知との浪漫的な遭遇でもない。
奪って、帰って、炉を換えて、跳ぶ。
シンプルで、残酷で、非常に雪風らしい。
ヴィクトルの接続が隅で一つ咳払いをした。
「こちらから一言補足する」
アッシュが彼を見た。
老機関長は手の扳手を肩に乗せ、今日の昼食に塩を足すかどうかを話しているような口調で言った。
「お前たちが最後のこの活性インジウムを持ち帰れば、私はあの旧式ボイラーを引退させられる」彼は言った。「新炉が点火されれば、雪風号はもう命綱一本で前へ這う廃鉄じゃなくなる。その時は、本当に点対点で跳べる」
半秒間を置いた。全員に、この言葉の重さを消化させるかのように。
「だから、死ぬな」彼は言った。
「……素朴な激励ね」私は小声で言った。
「効けばいい」Dが答えた。
その通りだ。
効けばいい。
アッシュは最後に全ウィンドウを一枚の総覧図に収めた。あの青白い、発光する災害本体がメインスクリーン全体を再び占領した。無言でこう告げているようだった。
来い。
取れるものなら取ってみろ。
アッシュは画面を見たまま、声をもう一段低くした。
「これが最後の一つだ」彼は言った。
艦橋で誰も口を開かなかった。
全員が、その言葉の後に続かなかった部分を理解していたからだ。
これを回収すれば。
雪風号は炉を換えられる。
炉を換えれば、私たちはもう一区間ずつゆっくり這うだけの艦ではなくなる。
私はあの発光しながら発作を起こしているような惑星を見つめ、ゆっくりと息を吐いた。
昨夜のことはまだある。
今朝の気まずさも、医療区画のデータも、真紀が差し伸べた手も、ジェスの異様なほど静かな引き下がりも、全部まだある。
でもこの瞬間、それらは全部、あるべき場所へ静かに退いた。
消えたのではない。
道を空けたのだ。
目の前のこの惑星のために。
雪風号のために。
そして、ここまで必死に戦い続けて、ようやく手が届きそうになってきたものの——
帰れる可能性のために。
私は目の前のリスクシーケンスをメインコンソールに引き出し、指先で最初の地表重力波予測を開いた。
「よし」私は言った。
「じゃあ、このイカれた発光惑星が今日どうやって私たちを殺そうとしているか、見てみよう」
ジェスが軽く笑った。
「その一言、ずいぶん元気が出た、艦長——」
彼女は半拍止まった。何かを思い出したように。最後に後半を引っ込めて、言い直した。
「星野中尉」
私は横目で彼女を見た。
彼女は副操縦席の縁にもたれ、口元にごく薄い弧を浮かべていた。それ以上は何も言わなかった。
そして真紀が私の横で、低く一言付け足した。
「先に向こうの思い通りにさせるな」
私は彼女を見ず、ただ第二層のモデルを開きながら、口角が上がりかけているのを堪えた。
「言われなくても」
「とても面白い」★四つか五つを押してね!
「普通かなぁ?」★三つを押してね!
「あまりかな?」★一つか二つを押してね!




