124. 高温のカドミウム惑星 1
この物語はフィクションです。実在の人物・団体・事件・名称等は一切関係ありません。
三十分後、私たちが下層の整備艙に集合した時、空気全体がすでにあの忌まわしい星のために予熱されているかのようだった。
もちろん、理論上は整備艙自体の温度制御はまだ正常に機能しているはずだ。少なくとも人が焼けるほど高くはないし、氷封惑星の時のように、鼻腔の空気まで凍りつきそうなほど冷たくもない。
だが心理的な作用のせいだろうか。メインスクリーン一面にあの高熱のカドミウム質惑星の地表熱画像が掲げられ、補給兵が高熱環境専用フィルター、熱エネルギー防護網モジュール、そして外付け冷却パックを次々と私たちの前に積み上げているのを見ていると、呼吸するだけで「もう少しでオーブンに入れられるぞ」という幻覚を帯びてくるのだ。
最近の雪風は、こういう幻覚を作り出すのがとても上手い。 しかも大抵の場合、その幻覚を現実にしてくれる。
下層整備艙にいる人数は多くない。 今回実際に降下する人員は、私、真紀、ジェス、ドワイト・"D"・バークリー、それに採集箱と回収ラックの運搬を担当する数名の兵士だけだ。アッシュは降りてこないし、アイダも降りてこない。
その点については最初は少し意外だったが、考えてみれば合理的だ。今回の任務は「高効率な採掘専門家チーム」というより、「まずは生きて足場を固め、運べるものを運び出し、この地獄の球体がさらに深く潜る価値があるかどうかを判断する」ための試験的な上陸なのだ。
言い換えれば、私たちのチームの機能は前衛兼雑用係であり、ついでに黒焦げの記念品になってしまわないかどうかのテストサンプルを兼ねている。
正直に言って、この職務内容はまったく喜ばしくない。
整備艙の両側から、機械アームが数着の改良型耐熱防護服を下ろしてきた。 氷原の時の低重力用外出服と比べると、今回の装備はさらに厚く、硬く、そして非情に見えた。表面の素材は艶消しブラックの耐熱スケイルプレートで覆われ、関節部には反射率の極めて低い金属繊維層が補強されている。胸元と背骨に沿って二本の熱交換導流溝が追加され、腰の側面には応急用の冷却カートリッジがぶら下がっている。
全体的なデザインは非常に雪風らしい。美しくなく、ロマンチックでもなく、着た後に自撮りして記念に残そうという気を一切起こさせない。だが、三百二十度の風暴の中で、遺言を残す時間を数分だけ余分に稼いでくれそうな説得力は確かにあった。
ジェスが口笛を吹いた。
「この装備、気合が入ってるわね」彼女は自分の前に降りてきた防護服の胸甲をポンポンと叩いた。
「これを着たら、太陽と喧嘩しに行く気分になりそう」
「あなたが喧嘩してきなさいよ」私は自分の装備を受け取りながら返した。
「私は少し離れたところから黙祷してあげるから」
「えー、冷たい」
「私、高温環境に対しては常に原則を持ってるの」
彼女は笑った。 相変わらず、少し不真面目な笑い方だ。 鬱陶しい。 そして、とても馴染みがある。
Dは反対側に立ち、すでに黙々と自分の装備の点検を始めていた。彼の動作は無駄がなく、最近プログラミングし直された暴力機械のようだ。まずバックルを確認し、次にシールリング、そして腰のツールマウント。ホルスターとヒートカッターの点検すら、まるで日常の呼吸のようにこなしている。
ヴィクトルに引きずられて「訓練」を受けて以来、彼という人間はますます「免許を持った鈍器」のようになっていた。より凶暴になったわけではない。より静かになったのだ。静かすぎて、こういう人間がいざ手を下す時は、おそらくあまり騒がしい過程を踏まないだろうと、直感的に確信させられるほどに。
傍らでは数名の兵士が、運搬用フレームと折り畳み式採集ラックを整理している。 彼らには名前がない。必要もない。少なくとも今は。こういう時、名もなき存在であることは妙な安心感をもたらす。誰かの顔にあまり多くの物語を与えなければ、この任務が「火を吹く金属の地獄へ石拾いに行かされる若者たち」ではなく、ただの普通の作業だと一時的に思い込むことができるからだ。
私は防護服の下半身を着込み、胸元の熱エネルギー防護網のインターフェースと格闘していた時、真紀が歩み寄ってきた。
「適当に留めないで」と彼女は言った。
私の手が止まる。
「適当になんて留めてないわよ」
彼女は伏し目がちに、私の胸の脇にあるまだ完全に噛み合っていないロックの列を一瞥し、ひどく残酷な平坦さで言った。
「三番目の節が掛け違えてる」
私は下を見た。 ……本当に間違っていた。
私は何事もなかったかのように手を引っ込めた。 「私のせいじゃないわ。この装備のバックルの設計が、そもそも人類に対する悪意に満ちてるのよ」 「今のあなたがどれだけ眠いかを、正直に反映しているだけよ」
そう言うと、彼女はごく自然に手を伸ばし、その節のバックルを外し、位置を合わせ、押し込んだ。
カチッという音。 とても軽い。 なのに、なぜか私の背筋がそれにつられて引き締まった。
認めたくはないが、今、真紀が近すぎる距離に立つと、私の脳はプロ意識を保つのがひどく難しくなる。これは非常にまずい。特に、この整備艙のように至る所に人がいて、光があって、高熱の地獄へ降りる準備をしている真っ最中に、「彼女が近づいた時、私が怪しい馬鹿みたいに見えていないか」という、戦術的価値が皆無の私的な問題にリソースを割かなければならないのだから。
彼女は私の前襟を固定し終えると、そのまま私の腕部端末を呼び出し、熱防護のパラメータを調整し始めた。
「あなたの熱網の閾値、保守的すぎるわ」と彼女は言った。 「保守的なのは悪いこと?」 「保守的すぎると、正常な温度帯で緩衝枠を無駄に消費することになるの」彼女は指先で光幕を素早く滑らせ、いくつかの曲線を少し上に引き上げた。「重要なのはあなたが熱さを恐れるかどうかじゃなくて、本当に恐れるべき時に余裕を残せるかどうかよ」
いかにも彼女らしい言葉だ。 装備を調整しているように聞こえるが。 実際には、ついでに人間の方も調整しているようなものだ。
私は立ったまま彼女に任せ、下を向いて彼女の頭頂部と横顔のラインを見ていた。整備艙の白い天井灯が彼女の顔を照らし、元々あまり親しみやすいとは言えないその冷たさを、さらに際立たせている。
だが、彼女の手元の動作はひどく安定していて、そして細やかだった。その細やかさのせいで、私はこの光景がとても理にかなっていると思いながらも、同時にこう考えずにはいられなかった。この人は、こんなに至近距離で他人の防護服のパラメータを調整している時、それが他人の心臓にとっていかに不親切か、分かっているのだろうか?
おそらく昨夜の寝不足で、肝力と理性が一緒に半分ほど緩んでいたのだろう。私は本当に、こんなタイミングで低い声で口を開いてしまった。
「真紀」
「ええ」
「さっきの会議で、あなたが隠したあのデータ欄……」
彼女の手元の動作は止まらなかった。 すぐには私を見もしなかった。
ただ極めて冷静に、最後の熱防護のトリガー値をロックし、私の腕部端末を待機画面に戻してから、まるでこの言葉をずっと前から用意していたかのように、淡々とした語気で言った。
「帰ってから話すわ」
たったそれだけ。 余計な説明はない。 「今は都合が悪い」でもない。 「今は聞かないで」でもない。 私が想像していたような、もう少し柔らかい、あるいは迂回したバージョンのどれでもなかった。
だが、だからこそ、私は一気に言葉を継げなくなってしまった。
なぜなら、これが誤魔化しではないと分かっていたからだ。 彼女は本当に何かを隠している。 そして、本当に帰ってから話すつもりなのだ――私たちが、無事に帰ってこられたらの話だが。
喉元まで出かかっていた追及の衝動は、彼女のこの一言で綺麗に塞がれ、最後には少し栄養のない返事だけが残った。
「……分かった」
真紀はそこでようやく目を上げて私を見た。 その一瞥は短かった。 私の言葉がちゃんと耳に届いたかを確認するだけのようだった。
それでも、私はその中から、とても真紀らしいものを読み取った――彼女は私に知らせないわけではない。ただ、それを知る順番を後ろに回しただけなのだ。目の前には任務があり、降下があり、高熱の風暴があり、生還率の計算がある。九島家の暗線や、彼女が隠したあの欄については、一時的にそれらの後ろに並べておかなければならない。
ひどく理性的で、嫌になる。 そして、正しい。
ジェスの声が後ろから漂ってきた。 「私、何かお邪魔しちゃった?」
私はその場で危うく飛び上がりそうになった。 振り返ると、彼女はすでに防護服を着込み、ヘルメットを小脇に抱え、いかにもわざとらしく知らん顔で立っていた。
この人間の最も恐ろしいところはここだ――彼女が本当にたまたま歩いてきたのか、それとも一番口封じしたくなるタイミングを狙って声を出したのか、永遠に区別がつかない。
私は軽く咳払いをした。 「邪魔だと分かってるなら、静かに立ち去る術を学ぶべきね」 「わあ、怖い」ジェスは瞬きをした。「ただ教えてあげようと思っただけよ。あなたの左脚の外付け冷却パック、まだ留まってないわよ」
私は下を見た。 ……本当に留まっていなかった。
上等だ。 今日の恥のノルマは、まだまだ使い切れそうにない。
真紀は私を笑わず、ただ少し身を屈め、私の脚の側面にあるマウントにその冷却パックをカチッとはめ込んでから、立ち上がった。 「これでよし」と彼女は言った。
ジェスは私たちを見て、口元の笑みをさらに深くした。
「二人の連携、本当にスムーズね」
「ありがとう」私は無表情で返した。
「あなたは自分のフィルターが逆についてないか、確認しに行った方がいいわよ」
「もう三回チェックしたわ」
「なら四回目をチェックしてきなさい」
彼女は笑いながら降参のポーズを取り、背を向けてDの方へ歩いていった。 彼女の背中を見ながら、私の心に、ひどく高尚とは言えない複雑な感情が再び少し込み上げてきた。
正直なところ、最近の私のジェスに対する態度は、「こいつは鬱陶しい」から「こいつは鬱陶しいが、いつがわざとで、いつがそうでないか、私には分かってしまう」へと進化しつつある。この理解自体がすでに十分に危険だ。
それに加えて真紀が隣にいるのだから、私の脳は最近、運命によって何かひどく不健康な実験にかけられているかのようだ。
整備艙の反対側から下士官の号令が響いた。
「最終チェック! ヘルメットの密閉、フィルター、熱網、応急水嚢、回収ラック!」 兵士たちが次々と応じる。
Dの側も装備が完了した。彼は最後の固定バックルをしっかりと押し込み、こちらを振り向いた。
「準備はいいか?」
「身体的にはね」と私。
「精神的には?」
「そういうものは、雪風号では必需品じゃないでしょ」
Dは驚いたことに私を二秒ほど見つめ、それから極めて平坦に一言返した。 「一理ある」
……ヴィクトルが彼を訓練した時、ついでにユーモアのセンスまで研磨したのではないかと、私は少し疑い始めた。
整備艙の外のランプが白からオレンジに変わり、降下モジュールがプレ起動に入ったことを示した。数名の兵士が折り畳み式の採集ラックと空の回収箱を小型降下艇に運び込み始め、金属の箱の角が甲板にぶつかって、ひどく乾いた、硬い音を立てた。
その音は、氷原での作業の時とはまったく違った。氷原の準備には、ガラスや霜を連想させるような、冷たく硬く、澄んだ質感があった。だが今回は、すべてが一度あぶられたかのように、金属の衝突音にすら少し焦げた匂いが混じっているように感じられた。
私はヘルメットを被った。視野の内周に、淡いブルーのインターフェースが浮かび上がる。
熱エネルギー防護網、オンライン。 フィルター循環、正常。 外付け冷却パック、スタンバイ。 体温モニタリング、正常。 心拍数、やや高め。
最後の一行は、見なかったことにした。
私たちは順に降下艇に乗り込んだ。 雪風の小型降下艇の内部は、お世辞にも快適とは言えない。座席は艙壁に沿って向かい合わせに配置され、中央には運搬用フレームの固定スロットが空けられている。数名の兵士が後部艙に近い位置に座り、互いにほとんど言葉を交わさず、装備が触れ合う音とシートベルトを締める音だけが断続的に響いていた。
Dは私の斜め向かいに座り、すでに固定された黒い装甲板のようだった。ジェスは私の隣に座り、ヘルメットを膝の上に抱え、全体的にリラックスしすぎているように見えた。これから人を半焼きにするような鉱石の星へ降りるのではなく、ピクニックにでも行くかのようだ――ピクニックの場所がたまたま地獄の隣だった、という前提だが。
真紀は私のもう片方の隣に座った。 この座席配置は最悪であり、致命的だった。
なぜなら、大きすぎず小さすぎない、互いの存在を感じ取るにはちょうどいい距離感の中で、私は彼女とジェスの間に挟まれることになったからだ。宇宙は時々本当に暇を持て余している。一人の人間の精神状態を嘲笑うために、わざわざ座席の配置まで工夫してくるのだから。
ハッチが閉じる。 ロックの音が落ちた後、雪風内部のあの聞き慣れた艦体の低鳴りが、ゆっくりと別の、より直接的な振動に取って代わられていった。推進準備、分離、姿勢制御。降下モジュール全体が、見えない手によって母艦の腹の中から摘み出されたように短く沈み込み、すぐさま下方への降下を始めた。
私は無意識に側面の窓を見た。
最初は、外はまだ深宇宙だった。 純粋な黒。すべてがまだ始まっていないような黒。雪風の艦体の縁が視野をかすめた。灰黒色で、細長く、修復の痕跡と、理不尽なほどの存在感を漂わせて。だがその黒は、すぐに別の色に食い尽くされた。
まず、暗赤色。 朝焼けのような美しい赤でも、警報灯のような人工的な赤でもない。 星体そのものから滲み出してくる、重苦しい、鉄がある温度まで熱せられた時にしか出ないような赤だ。
次に、焦黒色の地表の輪郭が浮かび上がってきた。灰の下から巨大な死体が寝返りを打つように。さらに降下すると、惑星表面の紋理がますます鮮明になった。縦横に交差する冷却マグマの河道は黒い傷跡のようにうねり、その間から剥き出しの鉱脈が不吉な金属の反射光を放っている。星全体が地殻ではなく、まだ呼吸している鉱床であるかのようだった。
大気層には金属の粉塵が漂っている。 この高度から見ると、それは埃というより、空に撒かれた暗火のように見えた。細かく密に、恒星の光を受けて、美しさと悪意の中間のような光を反射している。世界全体が歪み、熱波が地平線を震わせ、その赤黒い地表は、永遠に安定することなどないように見えた。
私は窓の外を見つめながら、一瞬、ツッコミを入れることすら忘れていた。 その光景には、本当に理不尽なほどの圧迫感があったからだ。
氷封惑星とは違う。 氷原は静寂で、蒼白で、感情を持たない墓場に足を踏み入れたような気分にさせる。だがこの高熱のカドミウム質惑星はまったく逆だ。それは生きていて、狂躁的で、空気のすべての寸が癇癪を起こしているように熱い。沈黙などしない。すべてを焼き尽くそうとする企みを、隠す手間さえ惜しんでいるのだ。
私はついに口を開いた。 「……ひどく醜いわね」
ジェスが隣で笑い声を上げた。 「壮観だって言うかと思ったのに」 「壮観なんて言葉は旅行パンフレットの用語よ」私は、焼けてひび割れた血管のようなマグマの河道を窓越しに睨みつけた。「これはむしろ、宇宙が私たちをどれだけ嫌っているかを展示しているみたい」
真紀は笑わなかった。 彼女も窓の外を見ていた。ヘルメットのバイザーが暗赤色の光を微かに反射し、彼女全体がその星の色で薄く塗られたように見えた。二秒後、彼女はようやく淡々と言った。
「少なくとも、鉱脈は十分に目立つわ」
極めて合理的だ。 そして、極めて真紀らしい。 他人が終末の風景を見ている時、彼女がまず見るのは、どこが掘れるかだ。
私がもう一言返そうとしたその時、降下艇が一瞬軽く震え、姿勢制御スラスターが角度を修正し始めた。暗赤色の地表が、一気に視野いっぱいに広がった。
それは、星に近づいているというより、巨大な溶鉱炉の中に落ちていくような感覚だった。深宇宙の黒は完全に背後へと退き、目の前の終末のような赤と焦黒色だけが、一寸また一寸と窓の外を飲み込んでいった。
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