113. 氷の惑星 2
この物語はフィクションです。実在の人物・団体・事件・名称等は一切関係ありません。
艦橋に戻った時、室内の空気は「入浴禁止を宣告されて全船が阿鼻叫喚」という荒波から、ようやく少し会議ができそうな程度にまで落ち着きを取り戻していた。
ジェスは私を見るなり、副制御席から身を乗り出した。
「戻ってきた! 苦情の整理、終わったよ」
「分類は?」
「一番うるさいグループは補給区、一番馬鹿なグループは居住区、一番事故を起こしそうなグループは——」ジェスは機関部の方向を指差した。「ヴィクトルが、もしお湯を盗む奴がいたら、コンデンサーの横に吊るして干物にしてやるって言ってた」
「上出来だ。分類は極めて正確」
艦長席に戻り、手を上げて氷封惑星のデータを正式にメインスクリーンへ切り替えた。
青白い死んだ球体が、艦橋の前方でゆっくりと自転している。美しく、冷たく、人類の死活などまったく気にかけていないガラス玉のようだった。
「各員、次の計画が確定した」私は言った。
ロイ、蘭、アカリ、アイダ、そして副制御席の横に座るジェスが、全員こちらを見た。
「まずこの氷封惑星へ行き水を補給し、その後ローレンス修理工場へ向かう」データを一つずつ開いた。「星体タイプ、氷封惑星。主要資源、二酸化炭素氷、水氷、活性銅。独自物質、氷晶、コンデンスカーボン。生命反応なし、暴風なし、大気希薄、危険度低。昼間温度マイナス七十八・四度、夜間マイナス百四十二・一度、重力〇・〇四G」
ジェスは〇・〇四Gと聞いた途端、顔をしかめた。
「それって、少し速く歩いただけで隣の県まで飛んでいっちゃうやつ?」
「星だ。県じゃない」蘭が冷たく訂正した。
「意味が通じればいいでしょ」
アイダが採集要件の表を追加した。
「第一陣の降下隊が必要だ。携帯ドリル、氷試料切断モジュール、回収袋、臨時融解タンク、低温水質一次スクリーニング設備を持参する。目的は観光じゃない。氷を掘り、溶かして水にし、持ち帰ることだ」
ロイが軽く手を挙げた。
「俺は艦に残っても構いませんが」
「誰も舵手を先に放り出そうとはしていない」私は言った。
「ありがとうございます」ロイのその感謝は、人生で不必要な屈辱を一つ回避できた時のように、非常に誠実だった。
ジェスはすぐに元気を取り戻した。
「俺、行けるよ」彼は言った。「今すぐ艦長席がもたらしたトラウマから離れたいし、それに低重力での写真撮影——」
私は彼を一瞥した。
ジェスは即座に言い直した。
「——低重力での採集は機動性が高いから、俺にぴったりだ」
「行くのは構わない」私は言った。「ただし、ヘルメットの通信で『みんな見て、俺今宇宙の辺境にいるよ』なんて台詞が聞こえたら承知しない」
「努力はする」
「信用できない」
艦橋で、ようやく誰かが少し笑った。
大笑いじゃない。
死にそうな日々の中で、人間がまだ人間である余裕を証明するために、辛うじて絞り出すような笑いだった。
アカリがだるそうに手を挙げた。
「私、行きたくない」
「理由は?」訊いた。
「低重力用の船外服って面倒くさい」アカリは堂々と言った。「それに私が降りたら、艦のセンサーは誰が見るの?」
上出来だ。
この一言は同時に二つの目標を達成している。一つ、個人的な厭世観の表明。二つ、外勤の合理的な回避。非常にアカリらしい。
蘭も口を開いた。
「私は艦に残る」彼女は言った。「外部通信とデータの統合は、今人手を減らせない」
「同意する」頷いた。
アイダは直接実務的な意見を出した。
「第一陣には、現場で材料を判断でき、設備を扱え、しかも手元の狂わない人間が必要だ」彼は私を見た。「補給区に、冷蔵保管と切断の経験がある下士官と兵士が二人いる。彼らを回せる」
「名前は」
アイダが二人挙げた。
一人は工務下士官のガオルオ、もう一人は補給兵のミーヤ。ガオルオは、騒音を出す機械なら何とでも恋に落ちそうなタイプの人間だ。ミーヤはさっき廊下で「スープが塩気のある温水に降格した」と愚痴っていた炊事班の若い兵士だ。いいだろう。採水中に何かあった時、少なくとも彼女なら真っ先に「この氷は煮て飲めるか」に気づくはずだ。
頭の中で名簿を大まかに固めた。
第一陣の降下隊に、英雄は必要ない。
必要なのは——手を動かせる人間、言うことを聞く人間、いつ無闇に足を踏み出してはいけないかを知っている人間、そして〇・〇四Gの環境下で自分をゴミ袋のように空へ弾き飛ばさない人間だ。
氷封惑星を見つめ、最後に肘掛けを一度叩いた。
「よし、まずはこれでいく」私は言った。「第一陣の降下隊は、ジェス、工務下士官ガオルオ、補給兵ミーヤ、それに保安部の動力装甲要員一名。アイダは遠隔での水質と設備の支援。蘭とアカリは艦に残る。ロイも艦に残る。そして、誰が隊を率いるかだが——」
一拍置いた。
ジェスの目が少し輝いた。明らかに「もしかして俺?」という危険な期待を抱いている。
無表情で言った。
「まだ検討中だ」
ジェスの肩が即座に落ちた。
上出来だ。彼には現実に対する畏敬の念を少し残しておく必要がある。
艦橋の面々が、採水装備、低重力用船外服、そしてあの大きくて不格好な融解タンクを誰が背負うかについて、より日常感のある新たな愚痴を交わし始めた時。私はメインスクリーンにある死んだ氷の星を見つめながら、心の中ではっきりと理解していた。
今この瞬間から、雪風の本当の厄介事が、一つまた一つと降りかかってくるのだと。
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さて、採水隊の人選が決まると、雪風の空気は「みんな平等に貧しい」状態から「よし、これから数名が宇宙へ水乞いに行かなければならない」段階へと即座に移行した。
ロマンチックに言えば、生存作戦だ。
率直に言えば、今すぐ外へ出て氷を掘らなければ、数日後には人を罵るにもまず唇を舐めて唾液が残っているか確認しなければならなくなる、ということだ。
整備甲板の装備ラックの前に立ち、倉庫の奥から引きずり出されてきた低重力用船外服の列を見つめながら、私の最初の感想は「専門的」でも「感動的」でもなかった。
——これを着ると、時代遅れの特撮番組で第三話あたりで死ぬ量産型の雑魚兵士にしか見えない。
「代理艦長、この船外服が使える最後のロットだ」アイダはタブレットを小脇に抱え、もう一方の手で胸部装甲の外殻を叩いた。今日の食堂のスープに塩が入っていなかったと告げるような冷静な口調だった。「左膝のスタビライザーは二着が半拍遅れる。二号噴射パックの姿勢制御は時々痙攣を起こす。ヘルメットの除曇モジュールは一つ手動で再起動が必要だ。だが安心しろ、着用者をそのまま先祖の元へ直行させるレベルではない」
「あんたの『安心しろ』の基準は、実に連邦軍の後方支援らしいな」私は言った。
「褒め言葉として受け取っておく」
「褒めてない」
「だが私は褒め言葉として処理する」
ため息をつき、装備リストの照合に目を落とした。切断モジュール、熱溶ドリル、携帯回収袋、氷試料固定クリップ、生命維持予備カートリッジ、索具、磁気パイル、緊急回収ワイヤー。どれもロマンチックな代物ではないが、今はラブレターよりずっと頼もしく見える。少なくともラブレターでは氷は溶かせないし、水を濾過することもできない。〇・〇四Gの地表で足を踏み外して漂っていく馬鹿を、ロープで引き戻すこともできない。
採水隊の第一陣は、最終的に五人に決まった。私、アイダ、ロイ、蘭、そしてジェスだ。
ロイは揚陸艇の操縦が必要だからだ。この艦でロイすら操縦桿を握るのを恐れるなら、他の人間は祈りながら着陸するしかない。蘭は地上の通信と地図の校正を担当し、アイダは水循環と採集設備の主責任者だ。ジェスは……ジェスは死んでも来ると言い張ったからだ。
「俺をおまけの景品みたいに言うのは反対だ」ジェスはすでに船外服のインナー防寒着を抱え込み、眉を高く吊り上げていた。「これは自ら志願したって言うんだ。偉大なる前線精神。艦の歴史書に書いたら見栄えがいいぞ」
「艦外に出られるって聞いて興奮しただけだろ」
「そうだよ、艦内の節水令でもう気が狂いそうなんだ。配給表に載ってない空気を吸いに行きたいんだよ」
「あの星の空気は、主に希薄な二酸化炭素と氷晶の塵だけど」
「……シモ、そういう話し方してると本当に友達なくすよ」
「いるわよ」一拍置き、視線が無意識に甲板の反対側へ流れた。「少なくとも、一人は」
ジェスは私の視線を追い、すぐにあの殴りたくなるような、だが今は半病人だから本当に殴るわけにはいかない笑みを浮かべた。
真紀は少し離れた整備通路の入り口に立っていた。軍服の上着は着ておらず、濃い色の防寒ショールを羽織っているだけだった。負傷からまだ完全に回復していない顔色は普段より少し白く、それゆえにその目は一層冷たく、明るく見えた。彼女がただ静かに立っているだけで、整備甲板の雑音はその一角だけを自動的に避けているかのようだった。空気さえも、艦内循環システムが無理やり絞り出した工業の副産物ではなく、本来の空気のように感じられた。
その場ですぐに、見て見ぬふりをしたくなった。
なぜなら、見れば歩み寄りたくなるからだ。
そして歩み寄れば、自分が今代理艦長であることを忘れ、放課後の河川敷で拗ねる十七歳の青春ラブコメの馬鹿なヒロインになってしまいそうだったからだ。
残念なことに、私はその両方に似ていた。
「よし、まずは着方の指導だ」手を叩いて、情けない考えから無理やり自分を引き剥がした。「アイダ、始めて」
アイダは頷き、ページを切り替えるようにあっさりと始めた。
「低重力用船外服は三層構造だ。第一層は密着型の保温インナー、体温維持と汗の回収を担当する。第二層は微加圧作業服、第三層が外骨格と噴射パックモジュールだ」アイダは言いながら、インナー防寒着を足首から引き上げる動作を示した。「重要なのは格好良さじゃない、密着度だ。特に首、手首、足首の三箇所。ここで皺を作った奴は、外に出た瞬間、寒さで人生を疑うことになる」
「そういうことはもっと早く言ってほしかった」ロイは防寒インナーと苦戦しており、悪意に満ちた白いナマコに絡みつかれているようだった。「これ、連邦軍に入隊した時の身体検査の服より着にくいぞ」
蘭は横で手袋の固定リングを引きながら、顔も上げずに言った。「少なくとも、咳をしろとは要求されない」
整備区が半秒間、静まり返った。
そしてジェスが最初に吹き出し、ヘルメットを落としそうになるほど笑い転げた。
ロイの表情は傑作だった。反論したいが、蘭の顔があまりにも平静なため、これ以上言い返せば自分がひどく惨めな負け方をすると悟り、最後は恨めしそうにジッパーを一気に胸まで引き上げた。
「蘭、最近シモの悪い影響受けてない?」ジェスが目尻を拭きながら言った。
「事実を述べただけ」蘭は言った。
「大真面目な顔で刺してくるのが一番怖いんだよ」
アイダが外骨格の固定バックルの実演に入った時、私を直接捕まえて現場の教材にした。
「代理艦長、手を上げて」
「待って、なんで私?」
「あんたが一番ちょこまか動くからだ。先にあんたを固定しておかないと、他の奴らも釣られて乱れる」
極めて不敬な評価だが、不幸なことに事実に近かった。私は諦めて腕を広げ、アイダが胸の固定ベルトを締め、バックパックのエネルギー線を接続し、両腕の姿勢制御モジュールをロックするのに任せた。
「低重力歩行の原則は簡単だ」アイダは言った。「あそこを地面だと思うな。自分のすべてのミスが三倍に拡大される舞台だと思え。歩幅は小さく、重心は低く、推力は軽く。〇・〇四Gで普段の力で地面を蹴れば——」
そこまで言うと、彼女はついでに私のふくらはぎの後ろを軽く突いた。
私は本能的に半歩前へ踏み出しただけだったが、体がふわりと不自然なほど前へ浮き上がり、向かいの装備ラックに衝突しそうになった。
ロイが無意識に手を伸ばして私を掴んだが、彼自身の腰のバックパックがまだロックされていなかったため、逆に私に引っ張られてバランスを崩した。二人は、誰が発明したのか分からない高価な冷凍食品の袋のように、空中で無様にぶつかり合った。
ジェスはその場でしゃがみ込んで笑い転げた。
「とても面白い」★四つか五つを押してね!
「普通かなぁ?」★三つを押してね!
「あまりかな?」★一つか二つを押してね!




