105. ぷにぷにマウスランドへようこそ 3
この物語はフィクションです。実在の人物・団体・事件・名称等は一切関係ありません。
「つまり」私は非常に理性的に提案した。「遊園地の精神は、自発的な頸椎損傷の上に築かれるべきではないと思う」
「評価は悪くないわよ」
「墓地の環境評価も、たいてい静かよ」
真紀はすでにファストパスを二枚握っていた。
私はその二枚を見つめ、心情は初めて艦で実弾を装填したときとあまり変わらなかった。
唯一の違いは、そのときの私は、もう少し威厳があったということだ。
車両に乗り込んだ私は、安全バーを下ろし、何度もロックを確認した。真紀は隣に座り、重力シミュレーション装置の視察にでも来たかのように冷静だった。
「怖くないの?」
私は聞いた。
「そうでもない」
「あなた、世界の終わりが来ないと反応しないの?」
「本当に来たら、そのとき考える」
車両がゆっくりと登り始めた。
カチ、カチ、カチ。
一段上がるたびに、プニプニマウスへの私の恨みが一目盛り増えていった。
頂上の風は強かった。園全体が足元に広がっていた。色とりどりで、うるさくて、荒唐無稽で、糖蜜と資本主義で作られた楽しいトラップのようだった。
そして次の瞬間――
車頭が落ちた。
私は情けなく叫んだ。
優雅な短い驚きの声ではない。 本物の、まったく修飾のない、イメージ管理に一切使えない悲鳴だ。
風が耳元で爆発し、レールが反転し、火山口の特殊効果が熱気を噴き出し、車両は誰かが狂ったように振り回しているかのようだった。私は無重力と過重力の間で何度も処刑され、自分の魂が連邦に肉体からの離脱申請を出しているような感覚だった。
一方、隣の真紀は。
最初から最後まで、一声も上げなかった。
本当に、一声も。
ただそこに座り、髪が後ろへ吹き流される中、目は静かに前を見ていた。表情は、機器の防振性能をテストしているかのように安定していた。
二度目の反転のとき、私は彼女を一瞥し、瞬時に場違いな敗北感を覚えた。
この女は本当に人間なのか。
車両が終点に戻ってきたとき、私はほとんど分解されかかっていた。
足が地面に着いた瞬間、異次元から送還されたばかりのような錯覚があった。
真紀は安全バーを外し、振り返って私を見た。
「大丈夫?」
「大丈夫じゃない」私は手すりに掴まり、息も絶え絶えに言った。「さっき走馬灯が見えた。幼少期に他の人のお弁当のおかずを盗み食いしたシーンまで出てきた」
「刺激が十分だった証拠ね」
「それは売り文句にならない」
「でも、叫び声は元気だったわ」
「今のその評価が嫌い」
真紀の目の奥にごく淡い笑意がよぎった。
軽い。 腹立たしいほどちょうどいい。
それから、至極公平そうな提案をした。
「じゃあ、あなたが得意そうなものに変えましょう」
回転木馬のような、人道的な施設に連れていってくれるのだろうと思っていた。
彼女が連れていったのは、お化け屋敷だった。
名前はふわふわゴーストマンション。
この遊園地の命名システムが末期症状にあることは十分に証明されていた。
入り口は意図的に古びた外観の屋敷で、壁には偽の蔦が這い、窓の向こうでは時折黒い影が横切る。音響には多少の予算が使われていたようで、入り口からすでに呻き声、軋む音、何かが引きずられる摩擦音が聞こえてきた。
私は入り口の前に立ち、突然嫌な予感がした。
「最初に言っておくけど」私は真紀を見た。「こういう場所で本当に怖いのは、たいてい幽霊じゃなくて、スタッフが死角から飛び出してくる職業的な情熱よ」
「なら、内側を歩く? 外側を歩く?」
「……それって違いがあるの?」
「もし驚きやすいなら、内側の方がいい」
私は即座に反論した。
「誰が驚きやすいって言ったの?」
真紀はひどく静かだった。
「さっきのコースター」
「あれは生理反応で、カウントしない」
「わかった」
彼女はあっさりと答えた。あっさりすぎて、まったく信じていないことが丸わかりだった。
結局、お化け屋敷に入るとき、私は内側を歩いた。
これは屈服ではない。 戦術的な配置だ。
入ってすぐ、最初の幽霊が壁の後ろからバッと飛び出した。顔が三日分の給料を受け取っていないかのように白かった。私は反射的に肩をすくめ、次の瞬間、隣の真紀のひどく冷静な声が聞こえた。
「メイクは悪くないわね」
「今、メイクを評価してるの?」
「立体感がある」
「ここは美術鑑賞をする場所じゃない!」
さらに奥へ進むと、床が突然震え、天井から腸のような装飾が垂れてきて、破れたスカートの女幽霊が横から飛び出して大声で叫んだ。
私はあと少しで後退して壁にぶつかるところだった。
真紀はただ静かに振り返り、相手を一瞥した。
靴まで見た。
「防滑ブーツを履いてる」
私は信じられなかった。
「どこを見てるの?」
「実務的な考慮よ。この床、濡れて滑りやすいから」
「あなた、何かおかしいんじゃないの?」
「それは有効な批判にならない」
抗議を続けようとしたとき、前方から突然気流が押し寄せ、骸骨の頭が一列に赤い目を光らせ、低周波の振動と鋭い音響効果が合わさって、確かに少し雰囲気が出た。
私は無意識に横へ一歩縮んだ。
そのとき、手の甲が真紀の手に触れた。
ほんの一瞬だ。 ごく軽い。
だが光が薄く、音響が乱れ、周囲が偽の幽霊だらけなのに誰一人彼女ほど冷静ではないこの場所で、その触感はひどく鮮明だった。
私はさりげなく手を引こうとした。
だが次の瞬間、真紀はごく自然に手を返し、私の手首をしっかりと握った。
十指を絡めるのではない。 その場で昇天しそうになるような、粘着いた動作でもない。 ただ、確実に握っていた。
前にまだ何かが飛び出してくる。壁に当たらないように、という意味で。
問題はそこだった。 彼女が合理的な行動をすればするほど、私の心拍には逃げ場がなくなっていく。
「……怖くない」私は声を落として言った。
「うん」
「その『うん』は適当よ」
「私はあなたを拆穿していない」
「じゃあ、感謝すべき?」
「いいわよ」
「あなた、たまに本当に図太いわね」
「今のあなたの手の温度よりは低いわね」
……終わった。
この一言は本当に性質が悪かった。
私は一瞬、お化け屋敷の低温の音響効果で背筋が冷えているのか、それとも彼女のこの一言の方が怖いのか、判断できなくなった。
お化け屋敷から出たとき、彼女がいつの間にか手を離していたことに気づいた。
だが、何かに軽く押さえられたような感触は、まだ手首に残っていた。
本当に鬱陶しい。
その後、私たちはもう少し穏やかなアトラクションをいくつか回った。
リバーライド。 射的コーナー。 内臓の位置が集団で入れ替わったのではないかと疑わせるほど回転するコーヒーカップ。 それから、妙に精緻なフロートパレード。
一番荒唐無稽だったのは、真紀が射的で、小さなプニプニマウスのストラップを私のために取ったことだ。
私はその、顔はまだ殴りたいがサイズが縮んだことで辛うじて世界の終わりの前兆に見えなくなったぬいぐるみを手に持ち、複雑すぎて言葉にならない気持ちになった。
「あげる」真紀は言った。
「受け取り拒否できる?」
「ずっと見てたじゃない」
「あれは敵情視察よ」
「なら持ち帰って、視察を続ければいい」
「……あなた、強引に押し付けるのが得意ね」
彼女は答えず、ただそのストラップを私の手に押し込んだ。
そして私は本当に捨てなかった。
この事実は、プニプニマウスよりも警戒すべきことだ。
遊園地を出るころ、空はもう暗くなっていた。
帰りの車内、私は座席の背もたれに体を預け、今日の精神的な消耗量は中規模のシミュレーション戦にまったく引けを取らないと感じていた。
ただ、以前私を消耗させていたのは砲火であり、口令であり、一歩間違えれば人が死ぬというプレッシャーだった。今日私を消耗させたのは、ブサイクなマスコットと、ジェットコースターと、九島真紀の感情を表に出さない各種の攻撃だった。
観光路線が駅に滑り込んだとき、窓の外の空はすでに重く沈んだ色に変わっていた。
私たちが車を降りた瞬間、最初の一滴が叩きつけてきた。
大粒だった。 文学部が好んで書くような、細くロマンチックな雨ではない。 空がバケツをひっくり返したような、積年の恨みを一気に晴らすかのような、本格的な土砂降りだった。
「走って!」
私はほとんど本能で叫んでいた。
真紀も時間を無駄にせず、袋をしっかり抱えて私と一緒に駆け出した。街の人波が瞬時に四散し、看板の光が雨のカーテンに切り刻まれ、路上の屋台が慌てて片付けを始め、歩行者は軒下やアーケードを目指して走った。通り全体が三秒のうちに、休暇の夜から大規模な避難現場へと変わった。
私たちは角を一つ曲がり、さらに半ブロック走り続けた。靴底が跳ね上げる水しぶきは、もう一組のプニプニマウスを養殖できそうなほどだった。雨が顔を叩きつけ、視界がぼやけた。私に見えたのは、前方に明かりのついた看板があり、入り口に庇があることだけだった。
「あっち!」
私は真紀の手を引いて、そのまま飛び込んだ。
ドアを押し開けた瞬間、冷気と香水の匂いが同時に押し寄せてきた。
私は大きく息を吸い込み、顔の雨水を手で拭いながら、「やっと助かった」と言いかけた。
次の瞬間、壁の装飾が目に入り、その言葉は喉の奥で固まった。
ピンク色のライトテープ。
ハート型のオブジェ。
ガラスケースの中には、一般的なビジネスホテルには絶対置いていないような、アダルトグッズ。
そしてカウンターの奥には、控えめなつもりなのだろうが、どう見ても控えめに失敗している看板があった――
「カップルご利用 休憩3時間 お得プラン」
私は、その場で完全に固まった。
「とても面白い」★四つか五つを押してね!
「普通かなぁ?」★三つを押してね!
「あまりかな?」★一つか二つを押してね!




