41. 信号弾 4
この物語はフィクションです。実在の人物・団体・事件・名称等は一切関係ありません。
二回目の交代で、私はようやく十分間、目を閉じた。
眠れたわけじゃない。ただ目を閉じて、HUDの赤い文字が脳みそを刺し続けるのを止めた。外の風の唸りがゆっくり低くなって、洞の中には呼吸音と、たまに軋む支持フレームと、みんなが計算しながら飲む水の音だけが残った。小さな音だ。小さすぎて、四人全員が自分にどれだけ時間が残っているかを計算していると、ふと気づかされる。
その十分間、期中の成績のことを考えた。期末のことも。上院の連中がこの実戦の結果を見て、誰を拾い上げて誰を捨てるかを決めることも。この腐った星が訓練のためだけにあるんじゃなくて、解体場だということも。生き残った奴が偉いんじゃない。ただ硬いか、噛みつくのがうまいかだ。
そこまで考えたら、かえって落ち着いた。
車の上でもう脚が震えていて、地面に降りた瞬間から誰かに守ってもらおうとしている連中と比べれば、少なくとも私には一つ分かっていることがある——文句を言っても圧力は小さくならない。だから、潰される前に自分を先に立たせておくしかない。
---
三時間以上経って、システムの通知音がようやく変わった。
【超大型焚風主体通過】
【外部温度、下降中】
【掩蔽離脱は遅らせることを推奨。二次熱流および生物活動の確認を待て】
目を開けたとき、洞の中はさっきほど蒸し器みたいじゃなかった。でも全員、水の中から引き上げてから一度干されたみたいな顔をしている。ジェスは土壁に背をもたせかけて目を半分閉じながら、手だけはまだ金属板の上に置いている。ハーヴィーは支持点を確認している。九島は最後の補水を表通りに配分している最中だ。
誰も「やり遂げた」とは言わない。
まだ第一ラウンドだ。そんなことを言うのは早すぎる。自分の墓碑銘を前もって書くのと同じだ。
顔を一拭きして、口を開く。声は砂を擦り合わせたみたいにしゃがれていた。
「最終守備ラウンド、二十分。それから洞を出る」
ジェスが目を開けて、私を一瞥する。「フロスト01、今の声、三十年もの安煙草みたいに聞こえる」
「文句を言える余裕があるなら、まだ大丈夫だ」
「私はずっと大丈夫だった」
「それは"うるさい"という意味だ」
ハーヴィーが短く割り込む。「全員生きてる。それで十分だ」
九島が私たち三人を見て、口元は笑っていないのに、ほんの少しだけ、力が抜けた。「同意。今のところは、十分です」
その一瞬は短かった。見間違えるほど短い。
でも、見えた。
本当に腹が立つ。
---
二十分後、私たちは封口を一層ずつ剥がした。
最初の空気が入ってきたとき、鼻が壊れたかと思った。
外はまだ熱い。焼けた後の錆びた鉄の匂いまで混じっている。でも、数時間前の「肺をそのまま煮沸できる」空気と比べれば、これはまだ慈悲と呼べる。空は煮詰めて失敗した鉛みたいな色で、林の中に正常な緑は一片も残っていない。焦げた黒と暗い赤と、まだ完全には死んでいない灰色だけだ。
私が先に頭を出して、蔓がないこと、大型の動く影がないことを確認してから、手信号を出す。
「フロスト03、先に出ろ。左を警戒。フロスト02が二番、地面と構造を確認。フロスト04が三番、物資を回収。最後に私が出る」
ジェスは出た瞬間に身を低くして左側を掃く。ハーヴィーは洞を出るなり工具の柄で周辺の地面を叩いて、空洞がないことを確かめる。九島は残した廃材、空になったパックと余分な泥封をすべて回収した。まるで、ここに命を隠していた証拠さえ残したくないみたいに、きれいに。
私が最後に這い出て立ち上がった瞬間、目の前の雨林全体が、火で舐めてから足で踏み潰されたみたいに見えた。
樹冠の大半が燃え落ちて、高い枝は黒い骨格だけが残っている。地面には灰白と赤が混じった細かい灰が一面に積もっていて、踏むと沈む。普通の泥じゃない。熱されすぎてぼろぼろになった土だ。数本の絞焚藤が丸ごと炭化して、宙に折れたまま、絞首刑にされてから風乾した蛇みたいにぶら下がっている。遠くには、まだ完全には死んでいない巨大羊歯が数本あって、葉を縮れさせ、縁を白くして、ときどき無意識みたいにぴくりと痙攣している。見ていると、もう一撃加えたくなる。
「絶景ね」ジェスが低く言う。「連邦が炭鉛筆で描いた観光ポスターみたい」
「タイトルまで考えてあげた」焦土の向こうを見ながら、口の端を引く。「『蒸発の森へようこそ、本日はまだ煮えてませんか』」
ハーヴィーがしゃがんで、刃先で灰の層を一枚めくる。「表面は冷えてる。下はまだ熱い。直接水坑は掘れない」
九島はもう小さなボードを開いて、ルートを引き直している。「焚風後は視界が開いた。でも遮蔽も減った。優位と危険が同時に上がってます」
「匂いも狂う」ジェスが空気を嗅いで、眉を寄せる。「焦げ臭が強すぎて、他のものが嗅ぎ取れない。私たちも虫も、同じ条件」
うなずいて、すぐに命令を更新する。
「分担を変える。フロスト03は前方二十メートル、生きているものと頭上を見ろ。フロスト02は地面の温度差、使える資材、掘れるかどうかを確認。フロスト04はルート、時間、水の処理を管理。私はHUD、シェルター方向、他班の痕跡を見る。間隔は二人分に開けろ。熱がまだ出ている根域を見つけたら、まず報告。踏むな」
「了解」三人がほぼ同時に返した。
いい。声はまだそれぞれ癖だらけだが、テンポはもう一つの隊のものだ。
---
私たちは焚風が掃いた後に開けた空間を伝って、西南に斜めに切り込んでいった。公式休憩所の方向はHUDにまだ光っていて、遠くはないが見るたびに歯が浮く標識だ。そっちに真っ直ぐ突っ込むつもりはない。今は林全体が焼かれた直後で、生き物が動き直す。他班も動き直す。今一番危険なのは、道がないことじゃない。全員が最初の一息を奪い合おうとしていることだ。
少し進んだところで、ハーヴィーが手を上げた。
「停」
全員が止まる。
彼は工具の柄で、前方の一見平らな灰地を軽く突いた。灰の層が崩れて、下から今も光を放つ根脈が一本むき出しになった。腐った金属みたいな赤だ。熱気がすぐに吹き上がってくる。
「地火の袋」ハーヴィーが言う。「表面は冷えてる。下はまだ生きてる」
「ルートに記録」と言う。
九島がすぐにボードに赤い×を入れる。「焚風後の熱陥没域。敵の足止めに使えますが、拠点には不向き」
「人の言葉で言えば、他人を嵌めるのに使える」ジェスが補足する。
「そうだ」と言う。「必要なら自分たちが嵌まる可能性もある。全員、頭に入れておけ」
---
さらに十分ほど進んだところで、ジェスが急に手を上げて上を指した。
見上げると、焼けた骨格の枝の間に、黒い殻のかたまりがいくつかぶら下がっている。ヘルメットくらいの大きさで、表面が半分割れて、中は空だ。
「あれは何」声を落とす。
九島が二秒見た。「耐熱封殻だと思います。焚風の前に入って、焚風の後に破殻する何かの」
「つまり——」ジェスが言いかけた瞬間。
右後ろの焦げた枝の山から、細く、軽い羽音がした。
頭皮がぞわりとした。
ハーヴィーが私より早く、焦げた木片を一枚別の方向に蹴り飛ばして音源をずらした。次の瞬間、黒い影が灰の山から飛び出して、その音を追って別の枯れ枝の茂みに突っ込んでいった。さっきの鋸蜂とは違う。もっと小さく、もっと速い。口器が細長くて、尾部に半透明の薄い翅を引いている。
「動くな」低く言う。
そいつは間違えた標的に二秒だけ止まって、すぐに飛び去り、焦げた枝の骨格の間に消えた。
音が遠くなってから、ゆっくり息を吐く。
「新しいルール」口を開く。「焚風後に最初に出てくるものは、推測するな、触れるな、英雄になろうとするな。まず騙して遠ざけろ。倒すのは後だ」
「同意」ハーヴィーが言う。
「補足」九島がすぐに続ける。「高温後は匂いが乱れる。防虫剤の効果が落ちてる可能性がある。再テストが必要」
ジェスが鼻を鳴らした。「最高ね。昨日の怪物もまだ覚えきってないのに、今日はもうアップデート版」
「期中テストへようこそ」と言う。「これはまだ前菜だ。期末には、たぶん自分で死に方を設計させられる」
言い終えてから、胸の奥でいつもの苛立ちが上がってきた。
期中の成績、期末の伏線、上院の連中がこの実戦の結果を見て次に誰を引き上げ誰を切るかを決めること。そういうものが見えない鉤みたいに、一歩一歩に引っかかっている。生き残るだけじゃ足りない。生き残り方が「使える」と判断されなければならない。この制度は家畜の選別でさえ、効率よくやる。
その火を押し込んで、HUDに目を戻す。
「前方二百メートル、低地に水の反射あり。熱値は低め、罠の水には見えない。フロスト04、使用可能か評価しろ。フロスト02、外周から先に匂いを確認。フロスト03、周辺に短期停止点を設定できるか見ろ。補水して、長居はしない」
「了解」三人が同時に動き出す。
そういうことだ。
誰も自分が一番賢いと証明しようとしない。誰も他人のミスを砥石に使わない。口はまだ悪い。顔もまだ憎たらしい。でも命令が出たら、誰かが拾い、誰かが補い、誰かが言い終わらなかった後半を先にやっておいてくれる。
この連携はロマンチックでも優しくもない。
角ばった四枚の鉄が、火風暴に一度思いきり叩かれて、ようやく互いの噛み合い方を覚えた。次に叩かれたときにバラバラにならないために。
手の中で熱くなった切断刃を握り直して、第144班を率いて焦げた雨林を踏み、次に生き延びられる場所へ向かって進んだ。
焚風は過ぎた。
本当に面倒なことは、今から始まる。
「とても面白い」★四つか五つを押してね!
「普通かなぁ?」★三つを押してね!
「あまりかな?」★一つか二つを押してね!




