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離婚できないなんて…  作者: マーたん


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45/52

崩れ始めた秘密

⸻


■ 橘 ひより(たちばな ひより)


年齢:18歳

立場:高校三年生/黒瀬の妻


橘 ひより


本作のヒロイン。


普段は冷静で感情を表に出さない少女。


しかし本当は、


* 一途

* 愛情深い

* 独占欲が強い

* 我慢しすぎる


性格。


学校では教師と生徒として距離を守り続けていた。


それは、


黒瀬 恒一 を守るため。


しかし現在、


* 学校中の噂

* 教育委員会

* みくと美月の問題

* 榊原の陰謀


により精神的に追い詰められている。


それでも黒瀬への愛情だけは消えていない。


最近では再び、


⸻


「旦那様」


⸻


と呼ぼうとしている。


一言でいうと

壊されても愛を捨てられない妻


⸻


■ 黒瀬(くろせ) 恒一(こういち)


年齢:27歳

立場:高校教師(処分寸前)/ひよりの夫


黒瀬 恒一


国語教師。


秘密の結婚生活と、


相次ぐ問題によって人生崩壊寸前。


現在は、


* 教師辞職問題

* 教育委員会調査

* 校内スキャンダル


の中心にいる。


さらに、


榊原 漣司 の陰謀に巻き込まれていたことも判明。


しかし本人は、


⸻


「騙されたとしても、自分の罪は消えない」


⸻


と考えている。


今一番怖いのは、


教師を失うことではなく、


⸻


ひよりを完全に失うこと


⸻


である。


一言でいうと

全てを失いながら愛だけ離せない男


⸻


■ 水城 みく(みずき みく)


年齢:18歳

立場:ひよりの友人/黒瀬の生徒


水城 みく


孤独を抱えた少女。


叔父から脅迫され、


黒瀬へ接近するよう利用されていた。


しかし途中から、


本当に黒瀬へ惹かれてしまう。


現在は、


* 罪悪感

* 恐怖

* 自己嫌悪


で精神的に限界状態。


さらに、


美月と榊原の関係まで知ってしまい、


完全に心が壊れ始めている。


一言でいうと

利用されながら本気で恋した少女


⸻


■ 七瀬(ななせ) 美月(みづき)


年齢:18歳

立場:ひよりの親友/黒瀬の生徒


七瀬 美月


明るく社交的な少女。


しかし裏では、


榊原 漣司 と繋がっていた。


文化祭以降、


黒瀬へ意図的に接近。


関係を持ち、


証拠を作り、


黒瀬を破滅へ追い込もうとしていた。


さらに、


⸻


榊原の子供を妊娠している


⸻


という衝撃的事実も判明。


ただし美月自身も、


榊原へ精神的に支配されている。


完全な悪人ではなく、


愛情と依存の境界で壊れ始めている。


一言でいうと

利用する側であり利用される側の少女


⸻


■ 橘(たちばな) 剛玄(ごうげん)


年齢:52歳

立場:霧崎学園 校長/ひよりの叔父


橘 剛玄


私立霧崎学園 の校長。


通称:


⸻


「霧崎の鬼校長」


⸻


厳格で恐れられている存在。


しかし本当は情に厚い。


特に姪であるひよりを深く大切にしている。


現在は、


* 学園崩壊

* 教育委員会

* 榊原の陰謀


その全てと戦っている。


また、


黒瀬への怒りと、


“まだ信じたい気持ち”


の間で揺れている。


一言でいうと

怒りながらも最後まで守ろうとする叔父


⸻


■ 榊原(さかきばら) 漣司(れんじ)


年齢:45歳

立場:霧崎学園 教頭


榊原 漣司


第七章最大の黒幕。


穏やかな笑顔の裏で、


学校全体を操っている男。


今回の事件では、


* 美月

* みく

* 証拠写真

* 噂


を利用し、


黒瀬を社会的に抹殺しようとしていた。


さらに、


教育委員会問題にも裏で関与している可能性が高い。


目的は、


* 学園支配

* 剛玄失脚

* 黒瀬排除


と考えられている。


一言でいうと

笑顔で人生を壊す黒幕教頭


⸻


■ 奈々星(ななほし) 雫(しずく)


年齢:18歳

立場:ひよりの同級生


奈々星 雫


第七章から登場。


美人で成績優秀。


しかし内面には強い嫉妬を抱えている。


昔から、


ひよりばかり注目されることが気に入らなかった。


* 男子人気

* 教師人気

* 周囲の特別扱い


それら全てが癇に障っていた。


そして、


ひよりと黒瀬の秘密を知る。


その結果、


教育委員会勤務の父へ情報を漏らした。


本人は、


⸻


「悪いのは先生たち」


⸻


と思っている。


だがその裏には、


ひよりを壊したい感情も混ざっている。


一言でいうと

嫉妬から秘密を暴いた少女


⸻


■ 奈々星(ななほし) 雅臣(まさおみ)


年齢:50歳

立場:教育委員会職員/雫の父


奈々星 雅臣


教育委員会に所属する男。


冷静で理性的。


規律と秩序を重視するタイプ。


娘・雫から、


教師と生徒の問題を聞き、


私立霧崎学園 の調査へ関わることになる。


ただし、


単純な正義感だけで動いているわけではない。


教育界の隠蔽や腐敗を強く嫌っている。


一方で、


娘・雫の言葉に違和感も抱き始めている。


現在は、


* 真実

* 教育委員会としての責任

* 父親としての感情


の間で揺れている。


一言でいうと

真実を追う教育委員会の男


⸻


■ 私立霧崎学園


私立霧崎学園


現在、


完全崩壊寸前。


教師と生徒の問題だけではなく、


* 陰謀

* 内部腐敗

* 噂

* 教育委員会調査


まで発展している。


⸻


■ 現在の物語テーマ


この物語は今、


⸻


「壊された愛は、それでも本物なのか」


⸻


を描いている。

第七章:崩れ始めた秘密


 秘密は。


⸻


 一人が知れば終わる。


⸻


 そして。


⸻


 悪意を持った誰かが知れば、


 もっと最悪になる。


⸻


*


 朝。


⸻


 私立霧崎学園 。


⸻


 空気が重かった。


⸻


 教師たちは小声。


 生徒たちは噂。


⸻


「教育委員会来るらしい」


⸻


「やばくない?」


⸻


「黒瀬先生終わった?」


⸻


 その言葉が廊下を飛び交う。


⸻


*


 校長室。


⸻


 橘 剛玄 は険しい顔で座っていた。


⸻


 向かいには。


⸻


 スーツ姿の男たち。


⸻


 教育委員会。


⸻


「事実確認を行います」


⸻


 冷たい声。


⸻


「教師と生徒の不適切関係について」


⸻


 剛玄の眉間に皺が寄る。


⸻


「まだ確定した話ではない」


⸻


「ですが複数証言があります」


⸻


 机へ置かれる資料。


⸻


 黒瀬。


 ひより。


 みく。


 美月。


⸻


 剛玄が奥歯を噛む。


⸻


「……誰から漏れた」


⸻


 教育委員会の男が静かに答えた。


⸻


「生徒からです」


⸻


*


 教室。


⸻


 窓際。


⸻


 奈々星 雫 はスマホを見ていた。


⸻


 クラスでは目立つ女子。


⸻


 美人。


 成績優秀。


⸻


 だが。


⸻


 その目には強い嫉妬があった。


⸻


「……何であいつばっか」


⸻


 小さな呟き。


⸻


 視線の先。


⸻


 橘 ひより 。


⸻


 ひよりは昔から人気だった。


⸻


 男子。


 教師。


 周囲。


⸻


 みんな自然とひよりを見る。


⸻


 それが。


⸻


 雫は気に入らなかった。


⸻


「どうせ特別扱い」


⸻


 その感情は少しずつ歪んでいく。


⸻


 そして。


⸻


 知ってしまった。


⸻


 ひよりと黒瀬の秘密。


⸻


*


 夜。


⸻


 雫は父へ話した。


⸻


 何気ない顔で。


⸻


「ねぇお父さん」


⸻


「ん?」


⸻


「うちの学校ヤバいかも」


⸻


 父。


⸻


 奈々星 恒一 。


⸻


 教育委員会勤務。


⸻


 雫は笑いながら言った。


⸻


「教師と生徒が付き合ってるんだって」


⸻


 その瞬間。


⸻


 父の顔色が変わった。


⸻


「……誰だ」


⸻


 雫は少し考えたあと、


静かに笑った。


⸻


「黒瀬先生と、橘ひより」


⸻


*


「……以上が経緯です」


⸻


 教育委員会の男が言う。


⸻


 校長室。


⸻


 剛玄は目を閉じていた。


⸻


 最悪だった。


⸻


 学園内だけでは済まない。


⸻


 教育委員会。


 調査。


 処分。


 報道。


⸻


 全部が現実になる。


⸻


「黒瀬先生を呼んでください」


⸻


 静かな一言。


⸻


 終わりが近づいていた。


⸻


*


 一方。


⸻


 廊下。


⸻


 橘 ひより は空気の異変を感じていた。


⸻


 視線。


⸻


 ひそひそ話。


⸻


「……」


⸻


 分かる。


⸻


 もう、


隠しきれない。


⸻


 その時。


⸻


「ひより」


⸻


 振り向く。


⸻


 奈々星 雫 。


⸻


 笑っていた。


⸻


 でも。


⸻


 その笑顔は冷たかった。


⸻


「大変だね」


⸻


「……何が」


⸻


「全部バレちゃうかもよ?」


⸻


 ひよりの目が細くなる。


⸻


「……雫」


⸻


「別に?」


⸻


 雫は肩をすくめる。


⸻


「悪いのは先生たちじゃん」


⸻


 その言葉。


⸻


 正しい。


⸻


 でも。


⸻


 どこか嬉しそうだった。


⸻


*


 同じ頃。


⸻


 黒瀬 恒一 は呼び出しを受けていた。


⸻


「教育委員会がお待ちです」


⸻


 教師人生最大の地獄。


⸻


 そして。


⸻


 本当の崩壊が始まる。

⸻


 恋は秘密だった。


⸻


 でも今は、


 学校全体が敵になり始めていた。

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