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順序は大事
「あんたがそんなチャラい男だとは思わなかったわ!」
捨て台詞を残して彼女は去った。夜景が綺麗なこの展望台。捨て身の覚悟で告白したにも関わらず、結果は手酷いものとなった。
大学生にもなって、未だに彼女がいないのは僕だけだ。友人からは「順序」を守らないから彼女ができないんだとバカにされる。
ようやく見つけた脈アリの娘。しかし焦った結果、「順序」を間違え、撃沈だ。
ゴンドラに乗り、市街に降りる。そこは夜の町。いわゆるホテル街。腕を組んだ男女がいちゃいちゃと吸い込まれるように消えていく。
彼らはカップルではない。
ホテルで行為の後、告白する。うまくいけばカップル成立だ。それが「順序」だ。
「告白して恋人になる。ヤるのはその後って考えがおかしいのかなぁ」
今日も「愛の」ホテルは盛況だ。それを尻目に僕は今日も独り寝。




