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お役所仕事inあの世

 ここはあの世。今日もせっせと閻魔様が天国と地獄の仕分けを行っています。

「おい秘書!次だ!」

「はい、閻魔様。次は、その生涯を全て他に捧げた、まさに天使にも負けず劣らずの存在ですね」

「ほう、昨今珍しいな」

「はい。救済、慈悲、慈愛、自己犠牲、奉仕、貢献…非の打ち所のない清廉な魂です」

「なるほど。…ん?あともうひとつ魂があるな。これは?」

「おや、どうやら紛れ込んでしまったようですね。これは…あぁ、ひどいな、こりゃあ。先程の魂とはまさに真反対。これぞ悪魔というべき存在です」

「嘆かわしいな」

「はい。暴力、恐喝、殺人、盗み、×××、※※※、さらに、◇◇◇にまで手を染めています。外道ですね、胸くそ悪い」

「うーむ、まさに白と黒だな。…そういえば大事なことを聞いていなかった」

「はい?」

「この2つの魂、元はなんだ?」

「人間の魂です」

「なんだと!それを先に言わんか、馬鹿者!人間の魂は地獄行きと決まっておる!さっさと地獄に送ってしまえ!」

 火を付けられたように秘書は、キビキビとした動作で2つの魂を地獄行きの火車に押し込んだ。

 閻魔はそれと同時に、地獄行きの判子を書類に押した。

「やれやれ、余計な手間を取らせおって」

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