第63話 守のん セクシーコスプレ!?
キタのぽんより訓示である。
『昨今のテレビ番組のように、
タイトルに踊らされないように!』
朝食をなんとか無事に終え、
安全を確かめながら、
露天風呂でウォーキングの疲れを癒したオタ研の面々
5月にしては日差しが強く暖かい日であった。
伊勢神宮を参拝し、おかげ横丁で食べ歩き。
伊勢うどんまで堪能して――
オタ研一同は、ようやく“普通の合宿”を楽しんでいた。
だが。
本番は、ここからだった。
厳ちゃん、ぽんちゃん期待の!
守のんセクシーコスプレ タイムぅぅぅ!!!(にやにや)
旅館敷地内でのコスプレ撮影
私有地で貸し切り。
露出制限
――なし!!!
「このために、おれはあらゆる屈辱に耐えて来たんだ!」
『あへぇ、あへぇ
この時間だけは神様ってこと忘れて――
守のん推しとして、
守のんの雄姿をこの目に焼き付けるぞ!!』
(この変態どもめ――
でも、わたしも生で見たいかも♪)
(悠斗は冷静を装ってる――わたしの手前かな?)
(無念無想!無念無想!無念無想!
今から興奮するな!おれ!!)
悠斗である。
(――でも、守のんがお約束のセクシーコスプレしたら、
絶対、また大騒動になるよなぁ)
今回は全員コスプレが条件で、撮影まで秘密。
撮影時に一斉にお披露目♪
ただし、守のんとかすみんは後からランウェイ?を歩いて、
華々しく登場するらしい
「わくわく。二人で合わせってことは――
かすみんも……ってことだ♪」
(押し入れから見えなかった生着替えの――)
(悶 悶――解消♪)
(こら厳ちゃん!想像が頭の上に
立体映像として浮かんでるぞ!)
さぁ、二人以外は一斉にお披露目である。
悠斗 きゅんきゅん乙女の七兵衛
(まのんの推しキャラである)
まのん 『この世にブスなんていない!!』の夢ちゃん
(まのんのまんまでコスプレではない)
厳ちゃん 三色仮面
(なお、選んだ理由は“守のん推しキャラの彼氏だから”である)
下心しかなかった。
彩夏ちゃん
『ブラック魔法少女のさざなみちゃん』のモブ
あやのん
「「ここでプチセクシー きたぁぁぁ!!!」」
男子陣・キタのぽんの期待増長
「「守のん、かすみん……
期待しかない♪」」
「「わくわく♪」」
すると!
アニメのテーマソングが流れてきた!!!
「「あれ?」」
そして、噴水花火からあざやかな火花が上がり、
颯爽と守のん、かすみん登場!
男子陣 興奮MAX
「「「きたぁぁぁ!」」」
――が。
「われは史上最強の機動戦子カンタムン βββ!」
「わたしがカンタムンを一番上手く使えるのよ!」
あっけにとられる一同
そこにいたのは、段ボール装甲のロボであった。
「「誰か分からん……」」
続いて、名乗りを上げたのは!
「わがサックは通常の一・二倍のスピードよ!」
「「どっちや?」」
セクシーコスプレ終了ぉぉぉ!
カン、カン、カン!
「「さあ、コスプレタイム終わりぃ、終わりぃ、
帰ろ、帰ろ」」
男子陣、解散ムード。
βββが言った
「ちょっと!これから撮影なんだからお待ちなさい!」
守のんの声であった。
「あれ?まのん先輩、コスプレしないんですか?」
「いや、だから夢ちゃんだってば」
「先輩、まんまじゃないですか?ダメですよ!
ちゃんとなんかのキャラになって下さいよ」
まのん聞いてない
まのんが代表して聞いた
「守のん、なんでカンタムンコスなの?
みんないつもの(セクシー)を期待してたのに」
「いや~ジャンケンで負けて、かすみんの好きな
キャラになったんですよ~」
「本当は『脱いでください低森さん』をしたかったんですけど、
合わせだから、仕方がないですね」
戦犯はかすみんであった。
男子一同+神様
かすみんを睨む。
気に留めないかすみん
「格好いいでしょ♪カンタムンとサック♪」
「でもさぁ、今日暑いから早く撮影会をしましょうよ」
「だよね、今日はロボスーツの中はサウナみたいで
水着でも暑いのよ」
男子陣・キタのぽん、ぴたりと動きを止める。
期待復活!!!
((神よ……今だけは、真夏にしてぇぇぇ!!))
(わしにはムリゲー!)
キタのぽん悔しがる。
こうして、男子陣の邪念に満ちた撮影会が始まった。
ポーズをとり、お互いを撮りあい、
強い日差しの中、撮影は続く。
((もっと気温上がれぇぇぇ!))
「暑かったら、無理すんなよ。
脱いでいいからね。」
ただ単にロボ2人を気遣った悠斗
((いいぞぉ!悠斗))
源ちゃん・キタのぽん
「ごらぁ!悠斗! 何を期待してんのよ!」
「なんだよ――まのん?」
無自覚
(そうだ……こいつ天然だった――)
「悠斗は黙ってて!」
「なんでだよ!?」
((いけぇぇぇ!追撃!副部長ぉ!!))
――もちろん。
上下ラッシュガード着用であった。




