第60話 合宿の夜だよん
激辛ポテチの刑で
咳き込みながら部屋に戻ってきた厳ちゃん
「守のん!てめぇぇぇ!
よくもやりやがったなぁ」
「ゲホゲホ」
部屋中が、大爆笑に包まれた。
「痛ぇぇぇ(涙)」
そこに気が利くまのんが、
お茶を持ってきた
「厳ちゃん、大丈夫?
お茶しかないけど、飲んで」
「さすが、まのん先輩
優しい♪」
もちろん
「にっがぁぁぁぁぁっ!?」
苦悶の厳ちゃん
センブリ茶である
まのん+守のん
ハイタッチ
「だからトイレと食べ物は
気を付けろって言ったじゃん」
悠斗。経験者は語る
いつも通りのまのんに
微笑む悠斗
その笑顔が、少しだけ眩しくて。
まのんは、上を向いて背を向けた。
……だめだ。
このままじゃ、また変なことを考える。
「もう大丈夫!
イタズラ開始!!」
まのん&守のん
ターゲット、厳ちゃんに
LOCK ON!!!
そんな中
「なあ、厳ちゃん。
厳ちゃんは凄いな。」
「何がですか?」
「好きな人に何でも言える関係って、
羨ましいよ」
「まさか、守のんの事ですか?」
「天敵ですよ!
あいつとは最初から犬猿の仲ですから、
お互いに言いたい放題ですよ。」
嘘である。
もちろん、悠斗も真に受けていない。
「羨ましいよ――」
「おれたちは近すぎて――
大事にしすぎたのかもしれない」
空気を読んだ厳ちゃん
「逆に羨ましいですよ。
男女でお互いに大事に思い合える関係って」
「おれは、近すぎて言えない。
厳ちゃんは、言いすぎる。
……ちょうど真ん中くらいなら、よかったのかな」
その時、厳ちゃん討伐
始動!
まのんが仕掛ける
「ねえ、厳ちゃん。今日は押し入れで寝るんでしょ♪
寝心地を確かめてみたら?」
もちろん、誘導である。
先輩の命令?ゆえ
ノリで入ってみる。
外から鍵を掛けて
監禁完了!
守のん第二師団の第一次攻撃が始まる。
「ねえ、スマホを見てみようよ」
(何!?)
「待ち受けが“守のん”だったりして
どうする守のん?」
(まさか、おれのスマホ!?)
「やだぁ~ないよぉ~
恥ずかしい。」
脂汗が出て来る
厳ちゃんピンチ!!!
(やべえ!守のんのコスプレ写真のまんまだ!!!)
(やめろぉ―!)
(やめてぇぇぇ!)
「やっぱり、守のんじゃん♪」
(終わった……)
「やっぱり、好きなんだ」
思わず声が出た
「違う!守のんは厄払いにちょうどいいんだよ!!」
一同。もはや笑いを堪えられない。
(もう告白するしかない――)
「守のん、自分の写真を待ち受けにするなんて
好きだねぇ~」
押し入れの中
どってぇ!
全員 畳を叩いて爆笑中!
図星だった。
第二次攻撃開始!!!
「ねえ、比べっこしようよ♪」
(なにを?)
「やっぱり、彩夏ちゃんとまのん先輩 大きいぃ」
(これって……あれの話だよな――
まさか脱いでる!?)
耳が巨大化する厳ちゃん
必死に襖のすきまから見ようとするが……
見えない。。。
「守のんとかすみんは
ちょうどいい大きさで形と色が綺麗!」
悶 悶
(まじか!)
(見たいぃぃぃ!)
襖一枚を隔てて――生殺しである。
「ポテチ比べ、終了ぉぉぉ♪」
押し入れの中
どってぇ!
全員 遠慮なく大爆笑である
(くそぉぉぉぉ!守のん!!)
第三次攻撃開始 トドメである。
にやりとした守のんが、
鞄の中から何かを取り出す。
「……守のん? それ、何?」
「秘密です♪」
次の瞬間。
「くっさぁ!!!」
「守のん、いつの間にそんなの……」
「あぁ~駅前の干物店で売ってたので、
使える!って思って買っときました♪」
団扇を使って【くさや】の匂いを襖の隙間から
押し入れに充満させる“守のん”
「くせぇぇぇ!!!」
即座に
襖の隙間から白旗が掲げられた。。。
厳ちゃん
屈辱の伊勢条約を締結
「これに懲りたら、
女の子をいやらしい目で見ないことだね♪」
「参りました(悔)」
だが、厳ちゃんは負けを認めながら
寝首をかくつもりだった
「さぁ、楽しんだことだし
そろそろ宴会もお開きにするか」
まのんが後輩に声を掛ける
「じゃ、せっかくだし
もう一度、露天風呂に入ってから
寝ようか。」
これが厳ちゃんに反撃の機会を与えてしまった。
厳ちゃんが内線を使って
なにやら連絡。
その頃……
「この宿は露天風呂だけは
いいよねぇ~」
「ですよねぇ~解放感があるし、
海が見えるの最高ですよぉ~」
女将がスイッチON
ビリ!ビリ!ビリ!
「ぎゃぁぁぁ!痛いぃぃぃ!!!」
露天風呂に浸かっていた女子4人
あまりの痛さに露天風呂から
飛び出た!
「何?何ぃ!?」
「痛いんだけどぉ(涙)」
にやけた女将が登場
「あれ~どうなされたんですかぁ?」
「お湯加減はいかがですか?」
伊勢の乱
対戦相手 守のんが応えた
「最悪です。何をしたんですか!?」
「えぇ?何もしてないけど……」
「ただ、露天風呂は電気風呂だから
スイッチを入れただけですけぉ(笑)」
「そんなの聞いてないです!」
「あれぇ~露天風呂の入口に書いてますけど?」
白い天井に薄いグレーで
【露天風呂は電気風呂です】
見えるかぁ!!!
女子4人(やりやがったなぁ!!!(怒))
(厳蔵くん、敵は取ったわよ)
伊勢の乱
この後、乱戦になる。
男湯で厳ちゃん
大爆笑中♪
一矢報いた♪
そんな中で、悠斗とまのんは
すっかり気持ちが落ち着いて、
笑顔だった。
湯上がり。
まのんは、
悠斗の好きなコーヒー牛乳を一本だけ買った。




