811 突っ込みます
◆◇sight:鈴咲 涼姫◇◆
核をバカスカ打ち込まれて、流石にリーサル・ハーピィの母船が沈んだ。
『よし、防衛機構0に向かいましょう! タスクさん、お願いします!!』
『任せろなのだ! *デュランダル前進開始!!*』
デュランダルが弾幕を受け止めてくれるから超らくちん。
回復もデュランダルだけに集中してるから、バリアが破れる心配はないし。
「〈汎用バルカン〉で、ちゅどん、ちゅどーん」
『とんでもない命中力ですわね。〖必中〗もなしに』
『ル、ルジェルナには劣る』
『当たり前ですわ』
さて、そろそろか。
「スウ、突撃します!」
『まだまだ敵だらけだけど!?』
『ま、まかせろ、私が回復してやる』
シャーリーが後ろを付いてきてくれた。
『まったく! じゃあわたくしも行くしかないじゃないですの!』
ルジェルナまで。
「綺雪ちゃんとリイムは、デュランダルのバリアの裏から援護射撃して!」
『はい!』
『コケッ!(うん!)』
流石に私とルジェルナの突撃には綺雪ちゃんじゃ付いてこれない。
私とルジェルナは、交互に前に出ながらハーピィの群れの中を突っ切っていく。
「さ、流石に被弾しちゃう!」
一旦下がって――、
『お、おら、回復だ』
「あ、ありがとう!」
『シャーリー! こっちもお願いしますわ!』
『りょ、了解!』
ルジェルナと2人で、「被弾したら下がって、回復してもらい前に出直す」を繰り返す。
『戻ったぞ!』
「あ、マイルズ!!」
『風穴を開ける必要がるんだったな?』
「うん!」
『メシエカタログ、射出してくれ!』
『了解。主砲を、マイルズへ射出せよ』
「ふぁ!?」
ビックリして後ろを向くと、メシエカタログの主砲が本当に戦艦を離れ、こっちに飛んでくる。
それをマイルズが受け取った。
『マイルズ専用ブルーテイルの最強追加装備、〈ハイパー・超臨界・黒体放射〉だ』
「バーサスフレームで、戦艦の主砲ぶっ放すの!?」
『その通り』
『なんでマイルズばっか! きぃ』
なんか、アレックスさんが通信ウィンドウの向こうでハンカチを噛んでる。
「よし、大分接近した」
てか、やっぱでっか!
敵の体っていうか、地表だもうこれ!
地表が近づいてくる!
「この敵、ちゃんと重力が有る・・・」
でも軽め――中身は空洞だからか。
「じゃあ、みんなで私が攻撃した場所に集中砲火してくれる!?」
『コピー』
『よろしくってよ』
『か、回復は任せろ』
「トビラ・オブ・カナガワ!」
私は、ネックレスを握って〈時空倉庫の鍵・大〉を開く。
全弾一斉掃射だ!
機関銃、大砲、ロケットランチャー、荷電粒子砲。
〈汎用バルカン〉、〈汎用スナイパー〉、〈臨界黒体放射〉。
コンパクトミサイルミサイル。
「全部持ってけぇ!!」
私が持ちうる火力を全弾同時に地表に放つ、放つ。放ち続ける。
後ろにいたみんなも私が撃ってる一点に全火力を集中砲火。デュランダル方向からも火力が飛んでくる。
私が撃った場所に打ち込まれまくるみんなの攻撃。
綺雪ちゃんも、デュランダルのバリアの裏から打ってる。
って、なんか防衛機構が私に向かって側面を向けた
『死ね、スウ!!』
あ、ユニーバサルシティ攻略の時より酷い、これ、避けられないかも・・・!
「シャ、シャーリーさん! 回復でき――」
『ま、まずい、ルジェルナを回復してるから、手が!!』
「さ、3択ブースト、シールド――胴体パリィ―――!」
だめだ、連射火器で集中砲火されるとパリィしきれない!
❝やばい! スウが死ぬ!?❞
私が被弾し始めると、
『スっちー!』
プリティ・ギルティちゃんからヒールが飛んできた!
『スウさん!』
メープルちゃんからもだ!
『当職もいますよ!!』
エレノアさんまで!
『くそ―――っ! 邪魔な仲間たちだ・・・!』
「ど、どうだ! 私はもうボッチなんかじゃないんだからね!」
すると笠木くんが余計なことを言う。
『学校では微妙だけどな』
「笠木くん!?」
『やっぱ凄いな、鈴――スウは』
『ああ。ちなみに俺等、全員一式の配信に出て本名いっちまったから、別に本名言われても大丈夫だぞ』
「茅野くんと、本郷くん!」
『僕はさっき通信したね』
「十十くん!」
『わたくしもいますわ!』
「西園寺さん!?」
『私もいますわ』
『俺もいるぞー!』
『へへ、えっと、本名はダメか。スウさんいるよ~』
「御子柴さん!! 黒田さん!! 佐藤さん!!」
『スウっち、やっちまえ!』
チグだ!!
「割れろぉ!!」
『空いた!!』
ウェンターさんが叫んだ。
粉塵があんまり晴れないからよく見えないけど、どうやら穴が空いたみたいだ。
「突っ込みます!!」
すると、オルカンさんが指示。
『頼む!! ――全機、アイステイルに続け!!』
空いた穴から内部に入ると――予想外に迷路とかになってない。
凄まじい巨大空洞。
『おい、タスクここにはデュランダルは入れない! 撤退しろ!!』
プリティ・ギルティちゃんが、タスクさんに状況を説明してる。
「〖マッピング〗!」
10キロ以内に、敵の反応がない。奥に進むしかないか。
『スウさん!』
『用事を済ませてきたぞー』
アリスとリッカが戻ってきた!




