↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
フェイテルリンク・レジェンディア ~訓練場に籠もって出てきたら、最強になっていた。バトルでも日常でも無双します~  作者: 毘沙門 子子


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

767/775

802 用事

   ◆◇sight:三人称◇◆


『やっぱりお前達か、』


 アリスとリッカがとんだ先に潜んでいたのは、金と銀の豚のような機体だった。


『トゥイードルダ、トゥイードルテ』


 リッカが言うと、トゥイードルダと、トゥイードルテが、アリスとリッカに通信を入れて来た。


『どいて』

『どいてほしいの』


 アリスが低い声で尋ねる。


『なぜですか』

『スウを殺しに行くわ、防衛機構と戦ってるときに不意打ちすれば、勝てるかもしれないわ』

『スウでも殺せる可能性があるの』


 アリスが、「ざわり」としたオーラを纏う。


『私が自分の親友を殺すと言っている人間を、通すと思いますか?』

『お前らだけは通さない。散!』


 アリスとリッカは、機体を分離して、金と銀の武者とナイトのような機体に分かれた。そうして金と銀の豚のような機体達に立ちはだかる。


『貴女達にとって、スウは大事な人?』

『貴女達にとって、スウは大事な人なの?』

『そうですよ!』

『ああ!』


 アリスとリッカの返事に、トゥイードルダとトゥイードルテが返す。


『私達は、スウに大事な人を殺されたわ』

『殺されたの』

『なら、貴女達にスウさんを殺されたら、わたし達がどんな気持ちになるか分かるでしょう・・・』


 トゥイードルダとトゥイードルテは、機体の中で首をふる。


『それでもスウは殺すわ』

『殺さないといけないの』

『大切な人とは、ハンプティ・ダンプティの事ですか? スウさんは彼を救おうとしていましたよ?』


 アリスの言葉に、双子が目を瞑る。


『これは私達のケジメなの』

『ケジメだからやるの』

『貴女達のケジメに、スウさんを巻き込まないで貰えますか?』

『関係ないわ』

『関係ないの。私達がやりたいからやるの』

『・・・問答無用ですか』


 リッカが、唸るような低い声を出す。


『問答ができないならば、お前らはここで畜生のように、死ね』

『問答ができないと言うなら、わたしは貴女方を物言わぬ者として、屠りましょう』


 リッカのルミライト・ダーリン・ゼロが宇宙で回転する。


『消えた!?』

『消え――』


 リッカの機体、ルミライト・ダーリン・インフィニティ・カスタムは鏡のように輝く黄金の機体。元から宇宙では見えにくい。

 それがリッカの消える動きをしたのだ。常人には、まるで見えないだろう。

 リッカの〈ハイパー・ソードリボルバー〉が、トゥイードルダの黄金の機体、トゥルッフを凪ぐ――が、


『ちッ! ――なんて硬い機体!』


 分厚い装甲が〈ハイパー・ソードリボルバー〉の一撃を弾き返す。


『そう、トゥルッフとトゥルウィスの装甲は抜けない――当てても無駄』

『それは・・・・どうだろうな! 立花放神捨刀流――』


 リッカが黄金のトゥルッフを袈裟斬りに、斬りかかる。


『刃衣!』


 言ってリッカが剣に体当たりしようとした――かつてダンジョンで黒・ティタティーのパイロットスーツ、シルバーセンチネルを抜いた技だ――だが。


『っと・・・・〈ハイパー・ソードリボルバー〉は両刃だ・・・』


 技開始寸前で、停止した。


『トゥイードルテ、敵は放神捨刀流を使ってるみたい』

『放神捨刀流? ハンプティ・ダンプティの?』

『なるほど、そっちも知っているのか』

『刃衣――剣に体当りして威力を上げようとしたのね』


 アリスのサンライト・ショーグン・インフィニティが、銀色のトゥルウィスに突撃。 


『ならば――!』


 手にした火縄銃のようなものをトゥルウィスに押し付け――


『〈臨界黒体放射〉です!』


 閃光を放つが――トゥルウィスの白銀の塗装を剥がしただけ。

 塗装が剥がれた部分から覗く、黒い何か。


『――まさか、黒体ですか!?』

『そう。トゥルッフ、トゥルウィスには銀河連合から手に入れた黒体塗料が塗られているの』

『・・・・熱武器無しで、その装甲を抜かないといけないって訳ですか――では、合体してパワーを上昇させましょうか・・・』 

『よし、わたしメインで合体するぞ、アリス!』

『はい!』

『こっちも合体する』

『合体するの』


 アリスの黄金の機体が鎧パーツになって、リッカのルミライト・ダーリン・インフィニティが纏う。


『『ルミライト・ムシャリッカ・ゼロ推参! (インフィニティ)翔ける(ゼロ)な私達の可能性は無限に広がり、()く先は誰にも決められない!』』


 トゥルッフとトゥルウィスが合体すると、相撲取りか、山のようなイノシシ顔のメカになった。

 武器は、ナギナタらしい。


『『トゥルッフ・トゥルウィス――最強の猪の魔物なの!』』

『なかなか、ノリが良いですね』


 アリスが不敵に言うと、トゥイードルテトゥイードルダも不敵に返す。


『そっちが名乗りを上げるなら』

『こっちも名乗りを上げるのが礼儀なの』


 アリスは思った――「この子達とは気が合うんじゃないか?」と。


『やっぱり止めませんか・・・・わたし達、仲良く慣れると思うんです』

『それは無理――ハンプティ・ダンプティは私達の生きる意味だった』

『生きる意味を奪われたら、奪った人に仕返しする以外、生きる意味がないの』

『そんな悲しい生きる意味・・・・スウさんに仕返しを終えたらどうするんですか――本当になにも残りませんよ!?』

『死ぬわ』

『死ぬの』

『なんで!?』


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
更新お疲れ様です。 復讐を終えたら自分も死ぬ…か。こういう復讐系の輩って理屈で動いてない=他人の言葉に耳を貸さないんですよね。 こんな大事な時だけテンプレキャラになりやがって…厄介ですな。 それで…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。