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フェイテルリンク・レジェンディア ~訓練場に籠もって出てきたら、最強になっていた。バトルでも日常でも無双します~  作者: 毘沙門 子子


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800 テイル小隊出撃します

 結構重い元素も混ってるせいか、機体の翼に抵抗を感じる。

 これは、慣性ダンパーと併用すれば大分利用できそうだ。

 あとブラックホール方向に、ガッツリ重力を感じる。

 これも利用できそう。


『篇世機、サンライト・ナイトアリス・インフィニティ・カスタム出ます!!』


 私が出た次に、リッカが復活してないのか、アリスとリッカは合体状態で出発してきた。


『リッカ、起きてください! 戦いが始まりますよ!!』


 すると、リッカの通信が『*ピーピー、ガーガー*』なり始め。

 通信ウィンドウの向こうで白目を剥いたリッカが、ネットミームで見たような式をつぶやき出す。私も意味わからんのが結構有った。


『Hψ = Eψ・・・R_μν - (1/2)R g_μν + Λ g_μν = (8πG / c^4) T_μν・・・f̂(ξ) = ∫ f(x) e^(-2π i x ξ) dx・・・∇ × E = -∂B / ∂t・・・e^(iπ) + 1 = 0・・・・』


 宇宙猫系の画像とかの背景の式だ、多分。

 どれもリッカが知ってるとはとても思えない式ばっかりだけど、大丈夫か、これ。


『…阿弥陀様!? ああっ、これが成劫(じょうごう)壊劫(えこう)ですか!?』


 や、やばい、この世の始まりと終わりを見始めた!

 私は〖テレパシー〗を送る。


(リッカァァァ!! 起きろぉぉぉ!!)


『ハッ!? ――ス、スウの声がっ!』


 通信ウィンドウの向こうで白目を剥いていたリッカの目がスロットみたいに戻ってきて、周りを見回した。

 

『こ、ここはコックピット内か・・・』

「リ、リッカ、大丈夫?」

『あ、ああスウか。・・・何か、凄いものを見た気がしたんだが・・・・な、何も思い出せん』

「リッカはあのエナドリ、飲んじゃ駄目だと思う」

『そ、そうだな。もう飲むのは止めておこう』


 さて、後方から続々とプレイヤー達が発進してくる。


 ウェンターさんの通信が聞こえてくる。


『クラン星の騎士団(ステラーリッター)のみんな! これが最後の戦いになるかもしれない! 頑張ろう!』

『『『おおおっ!!』』』


 星の騎士団所属の戦艦は3隻に増えてた。

 最初は1隻だけしか保有してなかったのに、懐かしいな。


『スウさん、お姉ちゃん!! 頑張りましょう!!』

「おおっ、舞花ちゃん!」

『ええ! 行くよ、舞花!!』

『うんっ!! お姉ちゃんが2番目に発艦していって、ちょっと自慢だったよー!』


 姉妹が会話しとる。


『お姉ちゃーん』

『あー・・・楓か』


 こっちも姉妹の交流が。


『忘れ物ない?』

『ないに決まっとろうが。全部〈時空倉庫の鍵〉に入っとるわ』


 私が「妹いいなぁ」と、微笑ましい気持ちになっていると、


『スウさーん!』

「あっ、綺雪ちゃん!!」


 そうだ、私にも妹がいた!

 綺雪ちゃんの水色のスワローテイルが近寄ってくる。


『最後かもしれないから、僚機になって良いですか?』

「もちろん! 私、綺雪ちゃん、アリス、リッカで1小隊だね!」


 ビスカムアルバム、スワローテイル、篇世機。見た目もサイズも、能力も、ちぐはぐの小隊だけど。


『やった! やっと夢が果たせました!』

「でも、危ない時は離れてね・・・?」

『はいー!』

『コケー(ママー)』


 そうそう、今回はリイムの力が必要だからね。彼にもリイム専用サジテイルで来てもらってる。

 グリフォンな見た目の白い機体が飛んでくる。


『リイムちゃんも一緒に小隊くみましょ』

『コケー!(うん、綺雪さん!)』

『あっ、スウさん! 今回は小隊名は、何にしますか?』

「――えっ」


 綺雪ちゃんのきらきらした目が通信ウィンドウ越しに、私を見てる。

 なるほど、前のテイル小隊がよっぽど嬉しかったんだな・・・どうしよう。なににしよう。

 思いつかねーや。


「じゃ、じゃあ、今回も、テイル小隊で!」

『はいっ!』


 うわっ、びっくりした。天使が微笑んだのかと思った!


 私が心で囚人服に着替えて、ヨコシマになっていると、防衛機構0が、弾幕を放ってきた!


 弾幕が、なんかジグザグに動いたり言ったり来たりしてる。

 分裂もし始めた!


『なんですかこの弾幕!! こんなの今まで!!』

『コケェ・・・(リ、リイム躱せないかも・・・)』

「さ、さすが最後の敵って感じだね・・・!」


 しかも防衛機構0は側面をこちらに向けて、丁字有利もしっかり取ってきてる。

 銀河連合艦隊から通信が聞こえてくる。オルカンさんの声だ。


『*隊列を急いで組み直せ!! 相手の好きにさせるな!!*』


 タタセさんから通信が入る。


『ス、スウさん、お願いがあります!!』

「は、はい」

『どうも、防衛機構0を倒すには内部に入る必要があるみたいなんです』

「みたいですね」

『それなのに入口がどこにもなくて・・・・突破口を開けますか? どこかに大穴を開けてください!!』

「わ、わかりました。やれるだけやってみます。――綺雪ちゃん、アリス、リイム、ビスカムアルバムを盾にして付いてきて!!」

『はい!』

『了解です!!』

『コーケ!(はーい!)』


 かなり躱しにくい弾幕だし、ビスカムアルバムが大きすぎて被弾する。

 だけど、ビスカムアルバムなら強力なバリアがあるし、少々ダメージを受けても回復装置付きだし、ヒールドローンのアルハナも、リッカのヒールドローン――ニニュエとランスロットもいるから大丈夫。

 まあ、ちょっとそのうちビスカムアルバムが壊れそうだけど、そうなってもアイステイルで戦えば良い。最後だろうから、ビスカムアルバムが壊れても問題ないだろう。


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もうチョイ待ってたらこの世とあの世の真理を言語化出来たかも知れなかった(惜しい)
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