表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
フェイテルリンク・レジェンディア ~訓練場に籠もって出てきたら、最強になっていた。バトルでも日常でも無双します~  作者: 毘沙門 子子


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

749/755

784 リアトリス派との最終決戦が始まります

 女の子だった――小さな。

 なんだか現実感のない感じで、まるで幻のような女の子だった。

 そんな子が宙に浮いて、飛んでくる。

 彼女はマザーグースの側面にくると、両腕を広げた。


 本当に綺麗な子だ、完璧に計算されたような美。

 ギリシャの彫刻が動いているみたい。――人造の完全美って感じ。


「やあ、スウちゃん、はじめまして」

「は、はじめまして」

「ボクの名前は、リアトリス。名前くらいは知ってるよね? 連理演算器だよ」

「・・・・貴女がリアトリス?」


 この子がリアトリス・・・なんだか希薄な存在感だなぁ。


「ボクの目的、わかるかな?」

「なんとなく」


 私が答えると、リアトリスは両手を胸に当てて、なにかを慈しむような表情になった。


「そう。ボクの目的はね、大好きな旧人類達の復活――」

「でも、そうしたら銀河連合のデータノイドさんたちはどうなるの・・・」

「偽物じゃない、彼ら」

「・・・貴女・・・・なるほど、そういう」

「そして、旧人類の復活には特殊な印石が必要なのよ。それはもうおびただしい数が必要。――だから勝手にマザーMoBを人間に戻されては困るの。でもプレイヤーには、旧人類が復活し始めているという秘密を守るため、いてもらわないといけなかった。――けれど、秘密がバレた今、もうプレイヤーは要らない。計画の邪魔になるだけ。というわけでプレイヤー達にはいなくなって貰うわ」

「勝手な理屈を・・・・」

「ボクは別に貴女達を呼んだわけでも、頼み事をしたわけでもない。だから、勝手と言われる筋合いはないよ」

「私はアイリスを人間に戻します・・・」

「本当にプレイヤーは邪魔ね――特に君。その意思の強さも、力の強さも!!」


 リアトリスの下、巨大な顔の口から、またなにか出てくる。


 バーサスフレームだ。

 私は艦内に通信。


「マイルズ、惑星に〖無敵〗いける!?」

『いや、フッ化水素の大気だぞ。即死級らしいぞ!?』


 ――あ、そうか。


『それに、惑星が破壊されたら大変なことになるぞ・・・』

「それは、マザーグースの次元折りたたみで逃げようと思う」

『・・・・ボクはまたブルーテイルをロストか』

「マザーグースにも転移補助装置があるから、逃げられるよ」

『むむっ』


 しかしリアトリスがほほえんだ。


「いっておくけどパレイサクでやったのは知ってるからね。〖無敵〗で惑星の自転を反転なんてさせないよ。これだけの質量を反転させるには、大地に直接触れないと駄目でしょう? だけど、パイロットスーツを脱いで手を出すのはオススメしないわ。――この惑星の大気の組成は、触れただけで即死級だから」

「でも、マイルズは〖毒無効〗だし」

『お前は、本当に容赦ないな』

『スウさんが鬼畜です』

『ひどい話だ』


 なんか、マイルズとアリスとリッカに呆れられた。


「甘いよ。そんなの警戒済み。マイルズ・ユーモアさんは常に〈臨界黒体放射〉が狙っているから、注意すると良いよ」

「う・・・〖無敵〗は駄目か」


 リアトリスが、広げた両腕から、自分を抱きしめるように動かした。


「スウ。なぜ強い君がいない時に、地球とのゲートを封鎖しなかったと思う? 地球とのゲートはいつまでも封鎖できるわけじゃない。君を始末しなければ意味がない。――さあ、決着をつけましょう。プレイヤーさんたち。そして―――スウ!!」


 言ったリアトリスが左腕を縦に振るった。刹那、レーザーの様な物が伸びて、マザーグースが真っ二つになった。


「えっ、――ちょ!! 全員退艦!! 急いで!!」


 艦砲射撃のために、リアトリスに側面を向けていたから、真ん中からバッサリ。

 すでにプレイヤーはバーサスフレームに待機していたんだろう。一斉にマザーグースから出ていく。


『空母イクトミ、出るから、取り付け!!』

『ティンクルスターも出ます!! 収容している時間はないのでどこかを握ってください!!』


「アリス、リッカ、私達も急ぐよ!!」

「は、はい!」

「これはちょっと不味いな!」


 私達も格納庫へ、ジープで走る。


「イルさん、怪我した人はいない!?」

『*ピーーー*』


 駄目だ、イルさんが故障してる。

 私はマイクで艦内に呼びかける。


「怪我した人はいませんか!! 〖再生〗します!!」


 って、戦艦の胴体が分かたれた部分に来た。

 ここはジープじゃ進めない。


「二人共!! 〖飛行〗!!」

「はい! 〖飛行〗」

「応!! 〖飛行〗!!」


 私達は飛んで向こう側へ。

 って、誰か倒れて気を失っている。

 クレイジーデイジーさんだ!!


「大丈夫ですか!!」


 私は駆け寄って〖再生〗。


「・・・ん・・・ぁ」


 意識が戻らない。私はクレイジーデイジーさんを、お姫様だっこ


「パイロットスーツに破けた場所はない・・・?」


 外はフッ化水素の地獄だから・・・肌が触れたら死んじゃう。

 私はクレイジーデイジーさんの体を確認。

 あ、破れてる!!

 危ない所だった。私は〈時空倉庫の鍵〉から、銀色のテープみたいなのを取り出して、破れた部分に貼る。応急処置だ。

 そしてクレイジーデイジーさんを抱きかかえて、飛ぶ。


「いそげ、いそげ――!!」


 すると、


『娘たちよ』

『我ら、ここに』


 サンライト・ショーグン・ゼロ・カスタムと、ルミライト・ダーリン・インフィニティ・カスタムが飛んできた。

 流石、意思を持った特機。


「ありがとうございます。サンライト・ショーグン・ゼロ・カスタム!」

「ナイス、ルミライト・ダーリン・インフィニティ・カスタム!!」


 アリスとリッカがそれぞれ、自分の機体に乗り込む。


『スウ殿も我の手に』

『いや、我の』


 なんか取り合いされてるけど、とりあえず近い方のルミライト・ダーリン・インフィニティ・カスタムの手に乗る。

 そうして私も、アイステイルを呼んだ。


『あっ、スウさんがリッカの方へ』

『カッカッカ』


 なんかアリスとリッカが、プチ内乱してる。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
更新お疲れ様です。 異世界召喚→追放モノのバカ王族みたく、勝手極まりないですねリアトリス…こいつには負けられませんねマジで。 自分は読んだことないですが、旧人類の復活計画…と聞くと原作漫画版ナウシ○…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ