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フェイテルリンク・レジェンディア ~訓練場に籠もって出てきたら、最強になっていた。バトルでも日常でも無双します~  作者: 毘沙門 子子


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783 みんなが出撃して行きます

「デュランダルMarkⅫに乗ってたタスクさんは大丈夫?」

『バーサスフレームで脱出したようです』

「よかった。じゃあ、全艦、敵バーサスフレームを盾にするように上に舵。移動しながら、目標空母A’へ砲撃開始」

『イエス、マイマスター』

『ひゃっはー、敵はほとんど手出しできないぜ!』

『流石スウたん、艦隊戦の指揮能力もやべぇ』


 先に速さを溜めて来たからね。私達は、鶴翼のサイドを襲う騎馬隊みたいなもん。

 それから、


「プレイヤーの皆さん、出撃できる方は出撃して下さい。敵のバーサスフレームをよろしくお願いします。特にこちらの艦隊の前や後ろに回り込もうとしている機体を、手早く撃墜して下さい」


 すると通信が漏れてくる。


『てめぇ等、行くぞ!』


 香ナイトさんが、ドスの聞いた声を出した。

 バーサスフレームで出てくれるみたいだ。

 開いたウィンドウで、楽しそうに笑ってる。

 鳳ヘプバーンさんも、


『いつでもいいぞ!』


 プ、プリティ・ギルティちゃんも。


『おっしゃぁ! ぶっ殺しにいくぞ!』


 なんか、歯をむき出し、凶暴な顔で拳と手のひらを打ち合わせている。怖い。

 ねえ、あの人ヒーラー機じゃなかった・・・・? 殺す?

 香ナイトさんは、私の買ってあげたラウンドフェイスⅡ(アリスが前に乗ってた奴の15世代バージョン)に乗り換えた。

 プリティ・ギルティちゃんも、私の買ってあげた、シプロフロートⅡ(メープルちゃんが乗ってる奴)に乗ってる。


 3人とも、なんかそのうち、緑色の光とか放って『ゲッ◯ーの恐ろしさ、味わわせてやる』とか言い出しそうな位、凶暴な笑顔なんだけど。


『スウちゃん、私も行くよ、きらりん★』

「あ、きらりさん! お願いします!」

『クール様、タックネームで呼んで!』

「無理です。私のレベルでは、あの詠唱はできません」


 MPが足りない。

 私は、無理難題を一蹴。


『こちら、USSF所属マイルズ・ユーモア中尉出る』

「マイルズお願い!」


 マイルズ専用ブルーテイルも復活してる――やっぱりアイステイルと合体できそう。


『クール、俺もいるぜー。見事な指揮だった』


 アレックスさんだ!


「ドギー!」

『スウ、エクセレントな艦隊戦だった。敵のバーサスフレームは俺に任せろ』

「ユー・・・」

『私もいるよー』

「あ、スナークさん! 頑張ってください!」

『スウ、任せろ』

「スケさん! よろしくお願いします!」

『ぼくもいるよー』

「マリさん!」


 さすが銀河連合が選んだ精鋭達、心強いメンバーが揃ってる。

 次々出撃していくバーサスフレーム。

 イルさん、発艦案内で大忙し。


 イルさんに発艦案内を任せ、私が戦艦を操縦し、敵の砲撃を躱していると。


「わたしも出ますね」

「わたしもでるぞー」


 アリスとリッカも戦艦内移動用のジープに乗って、格納庫へ向かった。


 戦いは一方的だった。さすがトッププレイヤーたち。


『女騎士は伊達じゃない!!』


 言った香ナイトさんが、敵の弾丸をバリアで弾く。弾丸が傘に弾かれる雨のように飛び散る。


『可愛くてごめ~んね❤』


 プリティ・ギルティちゃんが、罪悪感なんか一切感じてない台詞を言いながらウィンクして、敵を一刀の下に切り捨てた。

 ねえ、あの人ヒーラーじゃないの? 乗ってるの、シプロフロートⅡじゃないの?


 さらに、マイルズ&アレックスさん。ユーとスケさん、マリさんが強い。


『貴様ら、この〝衝撃の誉れ〟、サニ――』


 あ、スケさんに、衝撃の誉れさんのヘリクスが真っ二つにされた。


『ん? なんだ、今のは』


 路傍の石ころ扱い・・・。


 マイルズのマイルズ専用ブルーテイルが〈超臨界・励起翼〉で、戦艦を斬り裂いた。


 アリス&リッカも合体して敵空母に取り付いた。そのまま4本の腕で、あっさり5枚に下ろした。

 あの二人も強い。元々強いのに特機だからなぁ・・・。


 さらにアリスが、返す刀で敵を上段からの一撃で切り捨てる。

 前にやってた、低い姿勢からの一撃だ。


地走先刃(ちばしりせんじん)!!』


 とか叫んでる。

 名前つけたのね。


 あ、なんかARに◤地走先刃◢とか表示された。

 銀河連合、サービスいいなぁ。

 通信ウィンドウの向こうのアリス、嬉しそうだし。


 これで敵の戦艦は全て片付いた。あとは空母だけかな。


「って、アレックスさんのブルーテイルが〈終炎〉使ってる。〈終炎〉って、一般にも配りだしたのかあ」


 すると、イルさんが教えてくれた。


『エンジンが止まりますが、掴んでから使えば、確実に相手を倒せるので評判が良いみたいです』

「まじかぁ」


 私が、適当に考えた武器なのに。

 アレックスさんが涙目で叫ぶ。


『畜生銀河連合! なんでマイルズには専用ブルーテイルあげたのに、俺にはくれねぇんだよ!! 6位だからか!? 6位だからくれないのかぁ!?』


 まあ・・・・せやろな。


『理由に気づいてらっしゃるではないですか』


 イルさん毒舌。


 あ、マリさんのフェアリーテイルが、大型化したパイル・フィンガーを使ってる。


『パァァァイル・・・フィンガァァァ!!』


 って聴こえてきた。

 マリさん好きそうだもんね、ああいう武装。

 でもマリさんって射撃型パイロットなんだよなぁ。

 ――ゲームなら、武装との相性が悪くて、使ってもらえないユニットだ。

 育てたら〝魂〟を覚えるので、愛があれば使える?


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