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フェイテルリンク・レジェンディア ~訓練場に籠もって出てきたら、最強になっていた。バトルでも日常でも無双します~  作者: 毘沙門 子子


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777 送ります

「〖第六感〗!!」


 〖第六感〗をアクティブ使用――これは、下!?


 私は合体を解除して、人型形態になって、切りかかってくる刀を、アイステイルの足で受け止める!


「だから、受け止めちゃ駄目なんだって!!」


 切り飛ばされるアイステイルの足。


「エンジンが1機減らされた・・・っ!!」


 これじゃ、幾らバーサスフレームの中でも最高の速度を持つアイステイルでも、速度でAUⅢに勝てない!!

 というか、アイステイルはもう翼が一つしかないから、合体しておかないと!

 私は急いでブルーテイルと再合体。


 ゾーンに入っても追い込まれてる――もっと深く潜る? ――でも、ここにアリスはいないから・・・セカンドに入ったら、多分戻れなくなる。


「こうなったら・・・・」


 私はロケットを全弾、適当に放つ。

 急上昇。

 相手が追いかけてくるので、武器をどんどん捨てて相手の邪魔をする。


『こんなもの!』


 だけど全てはコーレルリヒに切り払われる。

 マイルズが困惑の声を出す。


『スウ大丈夫か、武器がもう黒体放射系しかないぞ』

「軽くしたの!」

『軽く・・・か。なるほど』


 機体を軽くして速度と上昇力を得た。

 なんとか相手の上を取れてる。


「マイルズ、合体を解くから、人型を利用して、失速機動行くよ――!!」

『なに!? スウ、なぜその機動を知っている!?』

「合体解除!!」


 貴方のコピーに教えてもらいました!

 私達は、相手の上空で、機体を人型にした。


「シャドウ・アサルト!!」

『名前まで!! どういうことだ!?』


 マイルズは言いながらも、合体。スーパー・ブルーテイルになる。


『〖未来視〗――なに!? なんだこの反転は!? 飛行機にこんな事ができるわけが・・・・』


 コーレルリヒ、優秀なパイロットだから、飛行機の特性を知りすぎてる。


『狙いはスコルか!! スコル躱せ!!』


 するとマイルズが反応する。


『させるか!! ――』


 マイルズが、スコルを照準に捉えた――。


『――〈臨界黒体放射〉!!』


 するとコーレルリヒが、スコルを庇って――え・・・。

 マイルズの放った〈臨界黒体放射〉がコーレルリヒを、撃ち抜いた。

 コ、コックピット辺りだ!


 私なら、コックピットなんて撃ち抜けない。躊躇しただろう。――でも、マイルズが火器管制だったから、


『コーレルリヒィィィ―――ッ!!』


 私は叫んでいた。スコルも叫んでいる。コーレルリヒが赤いウィンドウの向こうで血を吐いている。

 マイルズはウィンドウの向こうで、静かに目を閉じた。「やった」とも「すまない」とも言わない。――ただ、「やるべきことをやった」という表情だ。


『流石だ、銀河連合最強の男――』

『悪いが、容赦はできない。コーレルリヒ、お前は強すぎだ。――ボク等にとって危険すぎる』

『ありがとう。最高の賛辞の一撃だ。――冥利に尽きる。敬意を以て撃ち抜いてくれたこと、感謝する』

『ああ。地球最強の男が、最大の警戒を以て、最高の力で撃ち抜いた。油断は――無しだ』


「コーレルリヒ!!」


 私が叫ぶと、コーレルリヒが目元を緩めた。


『スウ、最後だ。1つ聞きたい――』


 コーレルリヒは、ただ、穏やかに微笑んだ。


『――俺のこの死に、意義は有っただろうか』

「死にたがりなんて――大っきらいだ!!」


 私はあふれる涙もそのままに、叫んでいた。


『・・・そうか・・・・すまん』


 滲む視界で、言葉を嗚咽に途切れそうにしながら、私は返す。


「――だ、だけど、ありがとう・・・え、えりかちゃんを・・・詩音ちゃんを・・・千歌ちゃんを助けてくれて。――沢山の子どもたちを助けてくれて・・・・そしてスコルさんも助けたんだよ。コーレルリヒのお陰で、沢山の幸せが護られた、あの子達はコーレルリヒを忘れない。意義はあるよ」

『そ・・・そうか・・・・よかった・・・』

「絶対あるよ・・・!」

『――リッカに、よろしく言っておいてくれ。・・・・葉隠、――読んでみたかった。と』

「あっ! 私、〖再生〗っていう傷を治すスキルを――!」

『か・・・構うな・・・間に合わ・・・・ない・・・・・・』


 コーレルリヒが静かに目を閉じた。

 その体の力が抜けた。


「あ・・・・あ・・・ああああああああああああ―――っ!!」


 私はこめかみを押さえて頭を振り乱した。

 コーレルリヒ、コーレルリヒ!!


「死にたがりなんて―――大っ嫌いだぁぁぁぁぁぁッ!!」


 白いAUⅢが、夜の海に落下していく・・・・水柱が上がった・・・コーレルリヒが沈んでいく。

 黒く滲んでいく。


『よ、よくも・・・・コーレルリヒを、殺ってくれましたね―――スウ!!』


 そ、そうだ、まだスコルが・・・・!


『スウではない。撃ったのは、ボクだ!』

『へえ。なるほど、そうですか。――貴方は、マイルズ・ユーモアでしたか? ・・・・忘れませんよ? その名前ッ!』


 1対2は不利と見たのか、スコルが退いていく。

 マイルズは「スコルを追おう」とは言わなかった。


『大丈夫か、スウ』

「う・・・・うん・・・大丈夫」

『――作戦はいけるか?』

「うん。やらないと・・・・戦争を終わらせないと――コーレルリヒの死は無駄にできない」

『よし、ベクター戦、最後の作戦を開始するぞ』

「了解!!」


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― 新着の感想 ―
更新お疲れ様です。 …やはり戦死してしまいましたかコーレルリヒ。 ガンダ○SEEDの「殺されたから殺して、殺したから殺されて、それで最後は本当に平和になるのかよ!?」というカ○リの慟哭を思い出す、悲…
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