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フェイテルリンク・レジェンディア ~訓練場に籠もって出てきたら、最強になっていた。バトルでも日常でも無双します~  作者: 毘沙門 子子


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749 アリスが強くなってます

「ご安心を、ルミライト・ダーリン・インフィニティ・カスタムのみしっかり固定されます。他の機体は上に乗れても風の影響や加速で吹き飛ばされかねないので、アイステイルは低速にならざるを得ません」


 なるほどなぁ。

 私は大事な疑問を口にする。


「というか飛行機の上に人型ロボを乗せて大丈夫ですか・・・飛べるんですか?」

「ルミライト・ダーリン・インフィニティの追加ロケットで解決しました」

「力技ァ」


 どんな物体でもパワーさえあれば飛べるからなぁ・・・。

 するとリッカが、〈時空倉庫の鍵〉から「うます棒(博多明太・マヨネーズ味)」取り出し、ビニールを剥きながら首を振る。


「だが、足を固定されると困るぞ、技が使いにくい」


 私は補足しておく。


「飛行機の上でドタバタされるのも困るんだけどね、下手したら墜落するで」

「ご安心を、ルミライト・ダーリン・インフィニティの腰の辺りを見て下さい」


 8つの視線が、銀色の機体の腰を見る。

 なんか生えてる。


「尻尾?」


 猫みたいな尻尾が追加されてた。

 あそこがルミライト・ダーリン・インフィニティの変更点だったのか。


「あれがアイステイルに突き刺さり固定します。そうしてジンバルのように、どの軸でも自由に動けます」


 リッカが、納得リッカになる。


「なるほど、腰を固定して自由に動き回れるのか」

「墜落の問題は、スウさんなら大丈夫でしょう」

「私に丸投げ!?」


❝まぁスウたんなら大丈夫だろう❞


 という感じでみんなが強化された。

 私、追加武装でした。


 リッカが私にうます棒(夜の屋台・焼きそば味)を渡しながらニヤリとする。


「これでいつでもスウにマウントを取れるな」

「・・・いらないことを考えるな」


 ただまぁ、合体はアリスとリッカだけの特権だったのが、私も参加できるようになって――こう、選択肢が増えたのはワクワクかも。




『スウさん! 右腕になって下さい!』

『スウ、こっちだ、ボードになれ!!』

『スウ、合体するぞ!』


「私を取り合わないで!?」


『連合も、スウさんが一人だけとか、片手落ちじゃないですか! 右腕だけに』


『連合も、スウさんが一人だけとか、片手落ちじゃないですか! 右腕だけに』

『そこな。まずスウを3人用意するのが先決だろう』


「怖いこといわないで!?」


 私が何人も培養槽に浮かんで笑ってる光景とか、冗談じゃないよ!?


❝1人くれ❞

❝スウを1家に1人の時代か。胸が熱いな❞


「魑魅魍魎は黙って!」


 私達は現在、ルルアの基地内部にいる。

 コロニーを突き刺したみたいな基地だったんだけど、巨大さが尋常じゃない。

 コロニーの横にバーサスフレームを並べると、バーサスフレームが人間サイズに見える巨大さ。

 あと、ルルアは大気のない惑星だけど、基地内には空気が有る。


 私は、バーサスフレームが立って歩いて戦えるような巨大通路のある基地。

 高さも横幅も百メートルはありそう。正面にはずっと、通路が続いている。

 通路で戦ってるので、現在アイステイルは人型だ。


 ちなみに敵はあんまり強くない。

 私とマイルズとアリスとリッカなら、余裕で倒していける程度だ。

 今もアリスが、AUⅢと向き合ってる。


「面ェェェン!!」


 アリスはカウンター気味の面でAUⅢを倒していく――てか、一ノ打刀じゃん、あれ。

 流石にリッカに対抗するには、アリスも奥義的な物が必要になってきたもんね。

 ・・・・てか、滅茶苦茶低く構えてる。

 八相の構えで、四股を踏むみたいな姿勢・・・。

 ――あっ、そうか。アリスが刀を低く構えることで、相手の面へ刀が早く到達するって言ってたっけ。

 じゃあ体も低く構えるほど、到達が速い――そういう理屈か。


 みずきと大分、進化ツリーがズレて行ってるなぁ。アリスもどんどん強くなってる。


『エイ、ヤー!!』


 アリスは、AUⅢが襲いかかってくると「エイ」で相手の剣を、刀の鎬で弾き膝を地面に着いて、さらに低い姿勢になりながら「ヤー」で相手を斬ってる。

 あれは威力も高そう。

 どこで習ったんだろう。自分で考えたのかな?


 そんなアリスの姿を見て、リッカが「ニヤリ」。ライバルの成長が嬉しいのだろう。

 アリスが勢い良く宣言する。


『まけませんよ、リッカ!!』


 戦闘民族どもめ。

 爆散するAUⅢのパイロットが叫んだ。


『お前達は何と戦っているんだぁ!!』


 ほんそれ。


 私も、また1機沈めた。


 ベクター軍の最終拠点なのに、手応えないなぁ。


 ここでなんか通信が来た。

 赤いウィンドウだから、敵からの通信だ。


『貴様等ァ!! 豪傑隊のメンバーをこれほど安々と!! 何者だ!!』

「えっ、なに、誰・・・・羽瀬川 ナズンみたいな勢いの人?」

『羽瀬川 ナズン!? あんな豪傑隊程度の腕のパイロットと、このコーレルリヒ・ワーグナーを同じにするな!!』

「ああ、羽瀬川 ナズンって、やっぱりそういう立ち位置なんだ?」

『マイルズ・ユーモアだ』


 あ、マイルズが名乗ちゃった。


『マイルズ・ユーモア!? 聞いているぞ、連合のトップエースだな!?』

『銀河連合所属ではないがな』


 コーレルリヒ・ワーグナーという人の白いAUⅢが、太ももから剣を射出した。

 ――いや、刀だ。


『ほう、刀か』


 ルミライト・ダーリン・インフィニティが前に出た。


『刀なら、わたしが相手してやろう。立花 みずきだ』

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