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フェイテルリンク・レジェンディア ~訓練場に籠もって出てきたら、最強になっていた。バトルでも日常でも無双します~  作者: 毘沙門 子子


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711/749

747 追加装備があります

   ◆◇◆◇◆


 私はルルアに降りる連合の戦艦に移動して、フードコートで、たらこパスタを食べていた。


 ルルアの軌道上を制圧したんで、今から惑星ルルアの地上にある基地に乗り込んで、取り戻し、銀河連合の宇宙にいるベクターを全滅させる作戦――なんだけど、腹が減ってはなんとやら。

 そこでたらこパスタというわけ。


 総大将はシュネちゃんに交代した。

 一兵卒になった私は、のんびりお食事タイム。


 というか今は全員、一兵卒。

 ユーグレノゾアのイベントは、シュネちゃんが却下した。


 ユーグレノゾアは『もう少し観察を』とか言ってたけど、シュネちゃんが『お前はこの奇跡のような状況の邪魔をするな!』ってちょっとキレてた。何回もループしてやっとたどり着いた世界みたいだもんなぁ。これブチ壊されたら、アイリスじゃなくてシュネちゃんが発狂しちゃう。


 こうしてシュネちゃんはプレイヤー全員、突入する連合の戦艦に移動させた。

 基地に乗り込みやすい戦艦らしい。


 ちなみにパスタはエネルギーになるのが速いから良いんだって。視聴者に聞いた。

 アスリートは試合前、主に炭水化物を摂るらしい。


❝ミートソースパスタは?❞

❝脂質が良くない。パフォーマンスが低下する❞


 詳しい視聴者、助かる。


 ちなみに一兵卒に戻ったアリスとリッカも、この戦艦に備え付けのジムで筋トレ中。キャッキャはしゃいでた。

 私は筋肉増量マシーンの何が楽しいのか、いっちょんわからんので、一人で涼ランガイドを付けに来たって訳。


 涼ランガイド星みっちゅしながら、連合ショップをARでウィンドウショッピング。

 あれ?

 私は、よく乳化されたたらこパスタを巻いた口に入れようとして、キョトンとした。


「イルさん。このVRギア、値段間違ってない? 連合に売るほうが高いよ」


❝えっ、mjd!? すぐ買わなきゃ❞


『え・・・なんですかマイマスター、怖い。検索します・・・・割引中の商品ではありますが、そんなことないですが』

「あっ、そっか私、色々割引の称号とか持ってるから。――じゃあ、これを大量に買って、連合に売りつけ・・・・」


❝またスウたんのオンリーチートか!❞


『まさか! 止めて下さいマイマスター!! 連合に喧嘩を売らないで下さい!』

「・・・・冗談だよ――売るなら鹸化(けんか)でも売っとく。アルカリアルカリ」

『石鹸でも作るつもりですか』


 もぐ――よく乳化されたパスタが旨い。


「・・・・閃いた!」

『えっ、なんですかマイマスター、もう閃かないで下さい。怖い!』


❝自分のAIに恐れられてて草w❞


「いや大丈夫だって。乳化ってさ」

『安いものは、なにも入荷してません!』

「〝ちちばけ〟の方」

『ああ、マイマスターの・・・・』


 私はセクハラしてくるAIにチョップを入れておく。


「乳化って、要は、本来混ざらないはずの液体を混ぜることなんだよね。例えば水と油」

『はい、存じております』


❝そうだったのか❞


「で、鹸化って、石鹸にすること。つまり水と油を混ぜられる物質が生まれる」

『イエスマイマスター』

「つまり、脂っこい料理にはアルカリをぶっ込んで混ぜれば鹸化ができて、乳化もできる! ――そう、水酸化ナトリウムならね!」


❝水酸化ナトリウムをそのままぶっこんだら、それはただの毒だ!❞

❝んなもん食えるか!w❞


『冥土の土産でも作るつもりですか』

「おっと・・・・じゃあ重曹かカンスイ辺りで――ラーメンの麺のカンスイってそういう意味なのかな? スープの油を上手く麺に絡ませる効果があるとか?」

『イルにはわかりかねます』


❝石鹸やら水酸化ナトリウムやら、今日の飯テロは美味しくなさそうだ❞

❝珍しい――口の中が石鹸の味だよ❞


 ラーメンを産んだのは、油をたっぷり使う国だしなぁ・・・なんて思っていると、通信ウィンドウが開いた。

 あ、タタセさんだ。


『スウさん、整備完了しました』

「はい! 向かいます!」


 迎えのジープが来た。

 出番だ!


❝スウたん、がんばえー!❞




 案内された薄暗い格納庫で靴音を鳴らしていると、


「マイルズ?」

「スウか。銀河連合にブルーテイルの改造が完成したと言われてな」

「マイルズの機体、壊れたもんねぇ」

「ああ」


 するとアリスまで来た。


「あら、マイルズもですか? わたしも連合に追加武装をサンライト・ショーグン・ゼロに取り付ける。と言われまして」


 アリスといっしょに来た、隣のリッカも、


「二人もか。わたしも追加武装が有ると言われてな――スウもか?」

「いや、私は別に」

「なんでスウさんではなく、わたし達3人に追加武装なんでしょう? マイルズは1位なのでわかりますが」

「一式 アリス。お前はもう5位だぞ、しかも効率的な狩りをせずに――だ」

「あー・・・」

「わたしは?」


 リッカが〈時空倉庫の鍵〉から何かを取り出しながら、自分を指さした。


「リッカ、お前のランキング上昇の勢いが凄まじい。お前みたいな上昇スピードをボクはスウ以外知らない。お前の上昇スピードは、恐らくスウの次だ。だから実力を買われたのだろう」


 リッカは胸を張って、鼻を天井に伸ばしてのたまう。


「まあリッカちゃんは強いもんなぁ」


❝強いと言うか、化物の域❞

❝・・・・なんだよ無双・合打ちって❞


 ふむ流石ベクターとの最終決戦。連合も本気を出してきたのかな。

 私が納得涼姫になっていると、アイビーさんがやって来た。


❝相変わらず超ミニスカから出る、おみ足が最高❞

❝踏んで欲しい❞


 今日も魑魅魍魎が暴れてんなぁ。

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