主と狂った竜
もふちゃんからのお知らせ「もふぃっ!もふぃもふぃっ!!」
メイリィ「もふちゃんかわいい~♡なんて言ってるのかなぁ~?
もしかして、私のこと励ましてくれてるんですかね。かわいいですね~。
もう、今回の語り手がまた、ヒロインの私じゃなくても、
もう何にも気にならな・・・く、ないわぁ~~~」(ずーん。)
自身の角と同じ銀糸の髪を持つ美しい少年を連れてきた主は、
新たな竜帝となった。
主は、常に俺を傍に置いた。
主の傍に控えている傍ら、とても美しい女性に出会った。
初めて知る感情に、心が舞い踊った。
彼女と何気なく交わす言葉が、どれも大切だった。
だけど、常に傍で支えてきた主が
彼女を娶ると聞いた時は、嫉妬に狂った。
あぁ・・・何故・・・同じ血を引くと言うのに、
何もかも、主に奪われて来たのか。
皇子と言う名も、竜帝の座も・・・そして、彼女も・・・
それでも、今があるのは主のおかげだった。
だからこそ、その嫉妬も全て呑み込み、
彼女が主のものになるのを見届けた。
けれど、主は皇子を授かると、あっさりと彼女を捨てるように
突き放し、冷遇し、皇后の宮に押し込めた。
そしてひとり、あの白銀の王の妹を娶り、毎日のように寵愛した。
あぁ・・・何故・・・
彼女は日に日に狂っていった。
更に彼女を追い詰めたのは、
恐ろしいほどの力を秘めた、底知れないバケモノ・・・
彼女を解放してあげたかった。
母から受け継ぎ、こっそりと溜めてあった、
主の母から生み出された、この“毒”を使って。
彼女を騙し、これを与えれば制御ができるようになると教え、
彼女に毒を盛らせた。
それでもなお、死なず、度々暴走を起こすバケモノ。
そして狂った彼女は、主の寵姫に手を出した。
寵姫は幸い命は助かったものの、寵姫に手を出した彼女は、
取り押さえられ、幽閉された。
彼女の憂いを断ち切りたい・・・
気の狂いそうな彼女の理性を未だ縛り付けるのは、
自らが産んだ御子が皇太子となると言う希望・・・
だから、寵姫の御子さえいなければ・・・
次の皇太子は彼女の子に決まる・・・
だから、寵姫の子を害した。
だがその時、声が聞こえたのだ・・・
死んだ御子は、しゃべれるはずがないのに・・・
―神龍を害した咎は必ずや汝を苛む罰を与えるだろう―
これであなたは救われる・・・
そして彼女に手を差し伸べたが、拒絶された。
彼女が愛していたのは、ただひとり、たったひとりの男だけだったから。
そして以来、彼女に異変が起こった。
毎日のように、神龍の祟りだと呻きながら、醜く、やせ細っていく彼女。
どう言うことなのか、わからなかった・・・
だがその時、ふと、御子をこの手にかけた時の言葉が、蘇った。
そうか・・・これは・・・神龍の・・・呪いなのではないかと。
だからこそ、もう一度神龍を作ろうと思った。
彼女のために、第2妃に産ませた子は、
彼女に瓜二つだが、輝く白い鱗を持つ竜族の子だった。
これで、神龍の呪いは解かれる・・・!
だが、彼女の元へと走った先に、彼女は待っていなかった。
主が言った。彼女の行為は目に余る。
尼僧院に送ったと。
その尼僧院がどこにあるのか・・・それは聞けなかった。
何故ならば、そんなことを聞けば、
彼女への想いを、感づかれるから。
でも、果たして、彼女は本当に尼僧院に預けられたのか。
あんな状態で、どうやって・・・?
その時、主の服の袂に、血痕のようなものを見つけた。
・・・あぁ・・・そう言うことか・・・と、理解した。
この主は、秘密裏に、彼女を処分した。
第2妃に度重なる嫉妬による嫌がらせを行い、
その身を害した・・・罪で。
更に第2妃はそのことが原因で、主に会うことを拒絶し、
かれこれ1年近く、宮の奥に身を隠していた。
そう、第2妃がせざるを得なくしたのは、自分だが。
だが何故か、主はその1年間、全く寵姫と会おうとしなかった。
普通は、寵愛するほど愛しているのなら・・・
無理矢理にでも、会いに行くだろうに・・・
だが、せめて彼女のための復讐はできた・・・
暗殺者の仕業に見せかけて、第2妃と、唯一秘密を知りうる、
侍女のミーナは処分したのだから・・・
そして、変わり果てた第2妃を見て、
主がどう言う反応を見せるのか、とてもワクワクした。
しかし、第2妃の死を確認した主は、何の反応もなかった。
いつものように“片づけを”と、命じるだけ。
どうして・・・それどころか、
残された彼女の皇子すら放ったらかし、
帝国の派閥調整のための妃を、新たに第2妃として受け入れた。
何故・・・
彼女を奪っておいて・・・
主の寵姫と寵愛する皇子を処分したのに・・・
更には、新たな妃まで迎えてしまった・・・
手元に残ったものは、何もなかった。
彼女が残した子は主と同じ顔で、幼き日の主と同じ声で泣き叫ぶ。
強烈に、怒りを感じた。そして、いつか利用してやろうと、
だから、残った邪竜の血を使い続けた。
でも・・・死なない・・・何故・・・死なない・・・!
それがわかっているのに、狂っているようにそれを続けた。
しかし、やがてそれは、
ひとの心を持つようになった。
その先にいたのは、あの第2妃と同じ色、顔をした子ども・・・
その子どもに歩み寄る白銀の王の姿を見て、戦慄した。
あぁ・・・また、この男だと・・・
ディル「ん?何だ?もふからのお知らせ・・・?
今日は更新頻度上昇中なのか・・・なるほど」
メイリィ「・・・まったく関係のない話題だったんですけど!?」
ディル「メイリィ!今日はメイリィ上昇中のようだぞ!」
※ディルの勝手な妄想のため、事実と異なっている場合があります
メイリィ「ディル、どうしたらそんな曲解になるんですか―――っ!!?」




