にゃっふぃ
「にゃっふぃ♡」
あれ・・・?
一番おっきな白もっふぃ・ポチの周りには、
今日もたくさんのもっふぃたち。
ウチのシュガーブラウンの毛並みのもふちゃん、
そしてそのお婿さんで銀色の毛並みのふぃーくん。
赤毛の子・・・べにちゃんや、
黒い毛並みの子・・・くろもふちゃんなども
もふぃもふぃしながらかわいく駆け回っておりますが・・・
その中に・・・
「にゃっふぃ♡」
あれ・・・?
「メイリィ姉上、どうしたの?」
と、ここでもっふぃ好き仲間・義弟のルゼくんがやって参りました。
「ほら、見てください。ポチの白い毛並みに包まれて・・・」
「にゃっふぃ♡」
もっふぃとはちょっと違うにゃんこのようなお耳を持つ、
もふっとスタイルの子がおりました。
「抱っこできるかな」
ルゼくんが手を伸ばすと、
特に警戒した様子もなく、
ルゼくんに抱っこされました。
耳以外はもっふぃと変わらない・・・
あれ・・・しっぽが・・・
「しっぽが・・・これ、にゃんこ・・・ですよね」
「確かに、そうだけど・・・メイリィ姉上・・・
にゃんこって・・・しっぽは二股にわかれていたっけ?」
「そう・・・ですよね・・・?」
そのかわいらしいにゃんこのしっぽは、
不思議なことに二股に分かれていたのです!
いや、かわいい・・・
そんなところもかわいいんですが。
「わぁっ♡♡♡♡♡♡♡にゃっふぃだ!」
「にゃっふぃいたぁ♡♡♡♡♡♡♡」
元気のいい子どもの声と共に、
もっふぃたちの主・神龍キーシャくんと、
その双子の弟を務めるたまがやってきました。
「にゃっふぃ・・・?それは一体・・・」
もっふぃの仲間ですかね?
「あのね、銀龍がね、寝てるうちにね、にゃふっと生み出しちゃったの!」
と、キーシャくん。
え・・・?竜帝陛下が、寝ながら生み出した!?
「あの・・・銀龍のみ使い・・・と言うことでしょうか?」
「うんっ♡♡♡♡♡♡もっふぃたちはぼくの使いだから、
ぼくが生みの親っ♡♡♡♡♡♡♡そして銀龍も特別な竜だから、
にゃっふぃを生み出したの!」
「何で、そんな急に・・・」
ルゼくんは、突然のお父君の行動に首を傾げております。
わかりますよ。ウチの父さまも、突然イミフな行動に移ったりします。
公務で3徹した後なんて、突然母さまの靴の匂いを嗅ぎだしたり、
ユーリィ姉さまが嫁いだ夜には、突然ユーリィ姉さまのドレスを
顔面に押し付けてくんかくんかしておりました。
そしていつの間にかそれに
アレン義兄さまが混ざっていらした時は、戦慄しましたです。
とても息の合った義理の父子だと感じました。
「あのね、聞いてみたの!ずっとずっと、使い作らなかったのに、
ど~して作ったの?って!」
キーシャくんがかわいらしく話してくださいます。
「なんで?気になる」
ルゼくんもにゃっふぃを愛でながら、興味津々のようだ。
「あのね、夢の中で、猫仙人から授けられたんだって!」
『・・・』
私とルゼくんは絶句しました。
まず・・・猫仙人ってなんですかぁ―――――っ!!!
竜帝陛下!!
そして・・・完全にその言動が・・・ディルに遺伝している・・・
やっぱり父子ですね・・・。
「この子、陛下に返した方がいいのでしょうか?」
と、一応確認してみると、
ルゼくんが残念そうな表情を浮かべます。
ぐはっ
わ・・・わかります。その気持ち。
もっふぃもかわいいですが、もっふぃに紛れるこのにゃっふぃの愛らしさ・・・
・・・それとも、お父君の竜帝陛下の使いだから・・・でしょうか。
ルゼくんはブラコンだと思っておりましたが、
割とパパっ子・・・でもあるんでしょうかね?
「さっき、もっふぃたちに混ぜたら馴染んだ~~~っ!」
と、キーシャくん。
「まぁ、キーシャくんたちが?」
なかなかよいチョイスで・・・
「銀龍持って来た~~~っ!」
と、たま。
・・・え・・・?
「竜帝陛下がお持ちに?」
「うん!」
と、たま。
「竜帝陛下がお持ちになられたら・・・
このままここに置いてあげてよいのでしょうか?」
『ぼくたちは大歓迎っ♡♡♡♡♡♡♡』
「ぐはっ」
そんなふたりのかわいらしさに、ルゼくんがぐはっと来てしまいました。
そして、いい子いい子とふたりの頭を交互になでなでしております。
しかし、竜帝陛下・・・何故、この子をここに・・・?
竜帝陛下も、割とルゼくんを気にしていらっしゃるのでしょうか?
・・・何だかそんな不思議行動は、普段のディルを見ていれば、
妙に納得できてしまうのですよね。
「にゃっふぃ♡♡♡♡♡♡♡」
ぐはっ、猫耳しっぽも・・・パネェっす。




