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【完結】くじ引きで竜帝国の皇太子妃に選ばれてしまった  作者: 夕凪 瓊紗.com
閑話集 その3

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にゃっふぃ


「にゃっふぃ♡」


あれ・・・?


一番おっきな白もっふぃ・ポチの周りには、

今日もたくさんのもっふぃたち。


ウチのシュガーブラウンの毛並みのもふちゃん、

そしてそのお婿さんで銀色の毛並みのふぃーくん。

赤毛の子・・・べにちゃんや、

黒い毛並みの子・・・くろもふちゃんなども

もふぃもふぃしながらかわいく駆け回っておりますが・・・


その中に・・・


「にゃっふぃ♡」


あれ・・・?


「メイリィ姉上、どうしたの?」

と、ここでもっふぃ好き仲間・義弟のルゼくんがやって参りました。


「ほら、見てください。ポチの白い毛並みに包まれて・・・」


「にゃっふぃ♡」


もっふぃとはちょっと違うにゃんこのようなお耳を持つ、

もふっとスタイルの子がおりました。


「抱っこできるかな」

ルゼくんが手を伸ばすと、

特に警戒した様子もなく、

ルゼくんに抱っこされました。


耳以外はもっふぃと変わらない・・・

あれ・・・しっぽが・・・


「しっぽが・・・これ、にゃんこ・・・ですよね」


「確かに、そうだけど・・・メイリィ姉上・・・

にゃんこって・・・しっぽは二股にわかれていたっけ?」


「そう・・・ですよね・・・?」


そのかわいらしいにゃんこのしっぽは、

不思議なことに二股に分かれていたのです!

いや、かわいい・・・

そんなところもかわいいんですが。


「わぁっ♡♡♡♡♡♡♡にゃっふぃだ!」

「にゃっふぃいたぁ♡♡♡♡♡♡♡」


元気のいい子どもの声と共に、

もっふぃたちのあるじ・神龍キーシャくんと、

その双子の弟を務めるたまがやってきました。


「にゃっふぃ・・・?それは一体・・・」

もっふぃの仲間ですかね?


「あのね、銀龍がね、寝てるうちにね、にゃふっと生み出しちゃったの!」

と、キーシャくん。

え・・・?竜帝陛下が、寝ながら生み出した!?


「あの・・・銀龍のみ使い・・・と言うことでしょうか?」


「うんっ♡♡♡♡♡♡もっふぃたちはぼくの使いだから、

ぼくが生みの親っ♡♡♡♡♡♡♡そして銀龍も特別な竜だから、

にゃっふぃを生み出したの!」


「何で、そんな急に・・・」

ルゼくんは、突然のお父君の行動に首を傾げております。

わかりますよ。ウチの父さまも、突然イミフな行動に移ったりします。

公務で3徹した後なんて、突然母さまの靴の匂いを嗅ぎだしたり、

ユーリィ姉さまが嫁いだ夜には、突然ユーリィ姉さまのドレスを

顔面に押し付けてくんかくんかしておりました。

そしていつの間にかそれに

アレン義兄さまが混ざっていらした時は、戦慄しましたです。

とても息の合った義理の父子おやこだと感じました。


「あのね、聞いてみたの!ずっとずっと、使い作らなかったのに、

ど~して作ったの?って!」

キーシャくんがかわいらしく話してくださいます。


「なんで?気になる」

ルゼくんもにゃっふぃをでながら、興味津々のようだ。


「あのね、夢の中で、猫仙人から授けられたんだって!」


『・・・』

私とルゼくんは絶句しました。


まず・・・猫仙人ってなんですかぁ―――――っ!!!

竜帝陛下!!


そして・・・完全にその言動が・・・ディルに遺伝している・・・

やっぱり父子おやこですね・・・。



「この子、陛下に返した方がいいのでしょうか?」

と、一応確認してみると、

ルゼくんが残念そうな表情を浮かべます。


ぐはっ


わ・・・わかります。その気持ち。

もっふぃもかわいいですが、もっふぃに紛れるこのにゃっふぃの愛らしさ・・・


・・・それとも、お父君の竜帝陛下の使いだから・・・でしょうか。

ルゼくんはブラコンだと思っておりましたが、

割とパパっ子・・・でもあるんでしょうかね?


「さっき、もっふぃたちに混ぜたら馴染んだ~~~っ!」

と、キーシャくん。


「まぁ、キーシャくんたちが?」

なかなかよいチョイスで・・・


「銀龍持って来た~~~っ!」

と、たま。

・・・え・・・?


「竜帝陛下がお持ちに?」


「うん!」

と、たま。


「竜帝陛下がお持ちになられたら・・・

このままここに置いてあげてよいのでしょうか?」


『ぼくたちは大歓迎っ♡♡♡♡♡♡♡』


「ぐはっ」

そんなふたりのかわいらしさに、ルゼくんがぐはっと来てしまいました。

そして、いい子いい子とふたりの頭を交互になでなでしております。


しかし、竜帝陛下・・・何故、この子をここに・・・?


竜帝陛下も、割とルゼくんを気にしていらっしゃるのでしょうか?

・・・何だかそんな不思議行動は、普段のディルを見ていれば、

妙に納得できてしまうのですよね。


「にゃっふぃ♡♡♡♡♡♡♡」


ぐはっ、猫耳しっぽも・・・パネェっす。



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